[ディズニー・ポストへようこそ!]
    
    .

◆ウォルト・ディズニー・ワールドレポート

第3回「ディズニー・アニマル・キングダム」

〜ディズニーの新しいテーマパークの意義


 フロリダの朝は早い。
 今日は眠い目をこすりながら、4月にできたばかりの新しいテーマパーク「ディズニー・アニマル・キングダム」のレポートを。
 で、まず書いておきたいことがあるので余談だと思って読んでください。
 時は、ロスのディズニーランドを作るときの時代までさかのぼります。舞台はみなさんもよくご存じのアトラクション「ジャングル・クルーズ」です。当時、ウォルトはジャングルに旅行したときの感動を、なんとかロスに持ち込めないか、と考えていました。ウォルトは最初、本物の動物たちを使ったアトラクションを考えていたのですが、動物たちは毎回同じアクションをするとは考えられないし(ウォルト曰く、「すべてのアトラクションはゲストに対し平等でなければならない」)、動物たちの環境を保つためには尋常ではないほど手間がかかる、ということで、オーディオアニマトロニクスを使った、現在の様なアトラクションに変更した、という話があります。
 
 ここまで読んでぴんとくる方もいらっしゃると思いますが、ウォルトの思想に反したテーマパークともいえるのです。実は私も、ディズニー・アニマルキングダム(以下、DAK)には否定的です(オープン時に動物保護団体の反対があったのも有名)。さて、その辺がどうなっていたのかを考えながら読んでいただけると幸いです。

■エントランスエリア&オアシス
 エントランスをくぐると、すぐにオアシスと呼ばれるエリアになります。なんとここではキャストがサソリなどを持って現れたりします。また、オアシスには動物たちがふらふらと歩いていてびっくりします。動物がいて初めてそこが檻(しかも、自然にとけ込んだ)だということがわかるという、非常に動物よりに考えられたアトモスフィアで感心しました。

■アフリカ・エリアは目玉が多いぞ
 朝一番で行くべき、とどの本にも書いてあるのが、アフリカエリア一番奥のアトラクション(?)、「Kilimanjaro Safaris」。これはジープでサファリを回るものです。DAKは他のテーマパークより早く始まり、早く終わる(10月は8時〜6時)のは、動物たちの行動する時間を考えてのことだそうです。ですので、このサファリツアーはできるだけ活発に動いている朝が狙い目でしょう。
 まず驚くのが、ジープは本当に自走式で、下にレールがあったりするものではないこと(なぜこんなことで驚くかって?TDLにはそういうアトラクションはありますか?)。そして本物の動物たちが本当に活動していること。これはディズニーのアトラクションその他をコントロールする能力がそこまで上がったから、と考えるしかありません(そして、それが完全にかつ安全に機能している)。今、ウォルトが本当に目指していたジャングルクルーズ・サファリ版が完成したと言えます。
 肝心の動物たち、というと、しっかり優雅に暮らしているようで、安心しました。当然ながら自然と同一ではありませんが、普通の動物園やサファリパークに比べたら行き届いた管理をされているのではないでしょうか。このKilimanjaro Safarisに関しても単なるアトラクションと言うより、教育的要素の非常に強いもの(DAKすべてのものに共通)ですので、これで自然保護に関心を持ってくれれば大成功なのではないでしょうか?

 次に向かったのは「Pangani Forest Exploration Trail」。これは様々な動物たちを観察できるコーナーなのですが、圧巻はゴリラ、よりもカバですね。でかい。ホントに。で、その後、DAKのバックステージと、そのバックボーンを紹介する「Conservation Station」へ汽車に乗って向かいます。ここでは動物の保護活動の重要さを教えてくれる大変教育的なパビリオンです。DAKにいったら、絶対に見なくてはダメ。

■DAKのシンボル「ツリー・オブ・ライフ」は神聖な場所だ
 さて、中心部サファリ・ビレッジに戻り、シンボル「ツリー・オブ・ライフ」へ。この木は近くに行くとよくわかるのですが、木の幹や枝がそれぞれ様々な動物をかたどって作られています。このデザインが圧巻。言葉で表せないのでぜひ見ていただきたいです。
 で、このツリー、実はアトラクション「It's tough to be a bug」という3D(+α)映画シアターとなっています。これが・・うう、書いてしまうとネタばれになってしまうのでかけませんが、すごいです(笑)。様々な虫たちが自己紹介しにくるのですが、まーそれらが予想どうりの行動をしてくれるのですよ。カメムシとか(笑)。また、プレショーを行う部屋ではさまざまな映画のポスターを張ってあるのですが、これがまた秀逸。たとえば"Beauty and the Bee"とか(笑)。おまけにここのBGM、ちゃんとあの曲のハチの羽音版がながれるんでやんの(笑)。いやあ、気に入りましたよ、これ。

■そして目玉「ディノランドUSA」
 アニマルキングダムなのになぜに恐竜?と思ってしまうのですが、気にしないことにしてディノランドUSAです。
 ここでの目玉は「Countdown to Extinction(絶滅へのカウントダウン)」。彗星の衝突する前にタイムマシンに乗って鍵となる恐竜を助け出す、というストーリーです。何でその恐竜が鍵となっているのか、さらにタイムマシンだったら何故にもうちょっと余裕を持ってタイムスリップしないのか(笑)、ということは聞き取れなかったのですが、ロスのディズニーランド「インディジョーンズ・アドベンチャー」の様な激しいライド型アトラクションです。
 乗ってみたら本当に激しかった(笑)。くらい中を相当なスピードでとばすジープ型タイムマシン。ティラノサウルスやコンピーがいっぱいいました。最後にティラノサウルスのでかいのがにらむのですが、なんとそのときのゲストのおそれおののいている姿はしっかり写真で撮られ、売ってるんでやんの(笑)。TDLでもスプラッシュマウンテンでやってますが、ここでも撮られるとは・・・
 余談ですが、このアトラクション向けのTシャツも多くあり、その中でも秀逸なのがミッキーが恐竜の足跡を見て、「ドナルド、この足跡、君のかい?」と聞いているもの(笑)。もちろん、買いました。

■意外に楽しい「キャンプ・ミニー・ミッキー」
 はずれたところにある、キャンプ・ミニー・ミッキーはいわゆるディズニーキャラクターたちがキャンプにやってきた、という場所。4つのキャンプ場があって、それぞれミッキー&ミニー、プルート&グーフィ、ジャングルブック、くまのプーさんファミリーがキャンプにやってきていてグリーティングしています。あ、あれ、チップンデールは???と思ったら、彼らはなんとここでクッキーを作って売っていました。ということでファンは「Chip'n'Dale's Cookie Cabin」はお見のがしなく。

 そして、ここではショー「Festival of Lion King」を行っています。このショーは一応シンバが大人になった後でのお祭り、というものらしいです。円形劇場のように中心部にステージがあり、四方から見られるようになっていまして、キャラクターや動物はパレードのように四隅から現れます。ティモン率いるサーカス団のようなサル(もしかしたらミーアキャットかもしれない)の曲芸は圧巻。真新しいものはないけれども、やはり規模で押してみました、的なショーでした。

■余談。
 とにかくDAKは自然をそのまま利用したようで、日陰が非常に少ないです。ですので、ミネラルウォーターや水の出る扇風機があほみたいに売れていますし、持っていないとかなりまずいです。この辺は注意して下さいね。
 実は私もこの日かなりの頭痛で体調が悪く、ふらふらしていたのですが・・・そこに現れたのはなんとデール!!すぐに近づいて話しかけるとデールは私の来ているチップンデールのTシャツに気がついたらしく、周りのゲストの「ほら、これ、ボクだよ!」と言いたげでした。が、あんまり人は寄りつかず彼はしょげておりました。はしゃいでいるのは私だけ(笑)。
 しかし、それを気に頭痛がぱったりとやんだ。これぞディズニーマジック!と思いながらも、ああ、これでネタが増えてしまった、なんて単純なのか・・・と思い悩むことひとしきり。

■不思議な感覚「レインフォレスト・カフェ」
 帰る直前に選んだレストランが、エントランスの外にある「レインフォレスト・カフェ」。これはどうもディズニー直営ではなく、プラネット・ハリウッドのような一般のお店のようです。内装はまさにレインフォレストで、象やゴリラ、色とりどりの鳥などが飾られ、一定時間おきに動いたり大雨が降る(<実際に降るわけではないが)といったギミックのあるレストランです。
 しかし、疲れていたため私には「青龍門」にしか見えなかった。トイレに行くのがちょっとこわかった。意味のわからない人は新宿の青龍門に行くとよいでしょう(笑)。

■さらに余談
 実は早かったのでバスに乗ってMGMへ移動しようと思いました。バスに乗っているの例の「Tower of Terror」のホテルが見え、意外に近くだったので一回くらいは乗れるかな、と見ていたら・・・どんどん遠くなっていくではありませんか。エントランスが結構遠いのか・・・と思うやいなや、気がついたらそこはEPCOT。そう、乗り間違えてしまったのです(笑)。かくして2日連続でEPCOTに来てしまいました。仕方がないので例のシンボル「Spaceship Earth」に乗ったのですが、これが完全に万博「AT&T館」の雰囲気(笑)。私は結構乗り気味で見ていたのですが、連れは完全に沈没しておりました。

−−−
 全般的に、初め持っていたDAKへの不信感はこの一日で解消してしまいました。当の動物たちにとっては窮屈かもしれません。しかし、こういう場所がなければ、子供たちに本当の現状を教えることはできないのかもしれない、と思えば仕方がないのかもしれません。ですので、是非ここにくるときには動物愛護の精神をわすれずに、さらに言えば「add a Doller」というシステムを使って、買い物をした際に$1を寄付する、という行動をとってあげて下さい。

 やっぱり、ディズニーは偉大だ、と感じた一日でした。明日はMGMだ!

−−−

■今日のチップンデール
・生チップンデール(キャンプ服かと思いきや、普通のかっこでした)
・あんまりかわいくないビーンズの人形
・チップンデールのクッキー屋の看板
・コンサベーションセンタの壁に書いてあるチップンデール(恥ずかしながら狂喜乱舞した)


4. 「ディズニー・MGM・スタジオ」へ


[このコーナーのインデックスへ]

[dpost.jpトップへ]

.

 

◆ディズニー・ポストのコンテンツは・・・

▼過去から学べ。[today@dpost&dprs! Backnumber]には、ディズニーの歴史が詰まっている。
▼局長によるコラム集[column@dpost]。読みもの系はまとめてココで。
▼[park's photo diary]では東京ディズニーランドの写真を海外に向け発信中!
▼ディズニー・ポストの掲示板の足跡、[bluesky meeting room Backnumber ]。FAQ的な質問はこちらを見よう。
▼ディズニー・ポストの過去の更新情報は[what's new at dpost]へ。
▼ところで局長って誰?そんなあなたに[postmaster's profile]。
▼初めておこしの方はこちらもご覧ください。

▼最新の情報はdpost.jpへ!dpost.jpは今日も更新中。