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◆定期刊行物No.005 〜映画見てきた。〜

さて、従来の定期刊行物のスタイル、実は更新するのが大変なことに気づいたので、あえて方向を変えた言葉遣いとか気に入ってはいたんだけど戻します。混乱せぬよう。

ということで、8月の頭に本業の関係でアメリカに行って来たときに見た「現代のおとぎ話」と「反おとぎ話を掲げたおとぎ話」の映画2本の感想コラムを。

ミニレポートの最終日ちょっと書きましたが結局「Princess Diaries」を見てまいりました。感想行く前にちょこっと予告ネタを。当日予告が流れたのはディズニー系ではMax Keeble's Big Move(よくわからんけど引っ越しが決まったいじめられっこが引っ越し前に復讐して逃げようと思ったら引っ越しが中止になったみたいなお話)、そしてMonster's Inc.ですね。Monster's inc.は劇場内大爆笑。ん、つかんだ、と思ったらその直後の20世紀Fox製フルCGの作品「Ice Age」の方が笑いは大きかった。しかしフルCGもふつうになってきましたね。ニッケルオデオンの新作「Jimmiy Neutron Boy Genius」もフルCGでしたがこっちはつまらなそう(どう見てもコスト削減のためのCGでした。絵的にはごはんがススム君)。

おお、前置きがながくなった。Princess Diariesですがかなり良かったです。初週の成績はアメリカン・パイ2、ラッシュアワー2に次ぐ第3位。CNNでもかなり好意的に取り上げられてます。ストーリー的には牛乳瓶の底のようなメガネかけたボサボサ髪のダサい女の子が実は小国のプリンセスでした!しかもめがねを外すと別人!という今時同人誌でも流行らない内容なのですが、主人公の女の子アン・ハサウェイのかわいいことかわいいこと。そのコロコロ変わる表情に拍手。ファンになりましたわ。まさに現代のヘイリー・ミルズ(罠にかかったパパとママね)でしょう。そして一番のお目当てだったジュリー・アンドリュース。ああ、もう、どこからどう聞いてもメリー・ポピンズ!すごくうれしくなりました。んで今回の役が女王なのでしゃべり方がもうそのまんま。いい感じのおばあちゃんになってます。
日本公開の情報が全くないんでアレなんですが、決してつまらない作品ではないので、ちょっと気になる人はチェックしておいた方がいいですね。ちなみに現地の新聞の評としてはパイ2よりも上でした(猿星と同じ星3つ)。

で、先にもちょっとだけお伝えしたドリームワークスのフルCG映画「Shrek」。すでに日本公開は12月ということで決定しているようです。で、これの映画を見て思ったことを少々。

まずこの映画、「おとぎ話(neary equal ディズニー)」への対抗心がありありと現れているところが非常におもしろいです。まあ制作にカッツェンバーグが絡んでいるってこともあると思うんですけど、鑑賞のターゲットを「おとぎ話?けっ」と思っている人に向けていることがポイント。この映画には覚えているだけでもピノキオ、白雪姫と7人のこびと+マジックミラー、3人のフェアリー(from眠れる森の美女)、3びきの子ぶた、ティンカーベル、ロビンフッド・・・とおとぎ話の主人公、それもディズニー映画として有名なものばかりが登場するんですが、基本的に元の性格とはことなってます。当然ながら表向きディズニーの名前など出しておりません(当たり前だ)。でも一部せりふ回しまで同じなので(爆笑)自然と見ている人は「あ、ディズニー」と思うわけです。これはうまい。そして根底に流れるのは「姿が醜い=心は清い」「プリンセス=守られるべき存在、おしとやか、プリンスと結ばれる」「モンスター=悪者」といった、ディズニーが不可侵としているものをぶっ壊してやろうという心意気。これがディズニーファンにとっては痛快でしょうがない(笑)。そしてまあお気づきかと思いますがこのお話全体が「美女と野獣」に非常によく似たテーマを持っているわけですので、もうこれはカッツェンバーグの復讐といえるでしょう(ライオンキングだけでてないのもポイントか(笑))。

そして個人的にむちゃくちゃおもしろかったのが、おとぎ話アニメ=ミュージカル(これもneary equal ディズニー)への徹底的な皮肉り方。すでに見た方はどの辺のこと指してるかはおわかりかと思いますが。たとえばドンキー(エディ・マーフィで日本語版はあの山ちゃん)など冒頭からミュージカル風に歌い出すんですがシュレックに止められます(笑)。確かトイ・ストーリーのスタッフもミュージカル形式はあまり好きではなかったらしいんですよね(ラストのウィージーのあの歌は精一杯の皮肉だったそうで)。

で、先に美女と野獣を引き合いに出しましたが、この映画における最大のオチはその美女と野獣に対するアンチテーゼになっていて、私は爆笑するとともに思わずうなってしまいました。まあそんなに考え込む映画ではないんですけど。まあとにかくこの作品はディズニー映画のファン層でも、ディズニー映画に「けっ」と思っていた人でも楽しめる作品となっているのです。これはヒットするわけですよ。

日本における公開は12月。奇しくもディズニーが一番の力を入れている長編「アトランティス」にぶつかってきます(ちなみに本国公開時にぶつかったのは「パール・ハーバー」)。これは本気でブエナ・ビスタまずいと思いますよ。ちなみに11月にはリージョン1でDVD2枚組が発売予定。当然買うッス。

(Written by postmaster, 2001/08/13)

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