2025年、シンガポールを母港に ディズニー・クルーズラインにアジア航路が登場

ディズニー・クルーズライン

なんと!

Disney Parks, Experiences and Products Chairman Josh D’Amaro and Singapore Tourism Board Chief Executive Keith Tan celebrate with Captain Mickey Mouse and Captain Minnie Mouse during a joint news conference in Singapore, Wednesday, March 29, 2023. Disney Cruise Line and Singapore Tourism Board announced magical cruise vacations to Southeast Asia for the first time, with plans to homeport a brand-new Disney cruise ship exclusively in Singapore for at least five years beginning in 2025. (Daryl Goh, photographer)

LINK: Disney Cruise Line and Singapore Tourism Board to Bring Magical Cruise Vacations to Southeast Asia – Disney Cruise Line News

ディズニー・クルーズラインとシンガポール政府観光局は2023年3月29日、東南アジアで初めてディズニー・クルーズラインによるバケーションを実施することを発表しました。ディズニー・パークス・エクスペリエンス・アンド・プロダクツのジョシュ・ダマロ会長とシンガポールのS・イスワラン交通大臣兼貿易関係担当大臣が覚え書きを締結し、2025年から少なくとも5年間、新造されるディズニー・クルーズライン船を独占的に寄港させることに合意。初航海および船名を含む詳細については後日発表予定です。

Disney Cruise Line and Singapore Tourism Board announced magical cruise vacations to Southeast Asia for the first time, with plans to homeport a brand-new Disney cruise ship exclusively in Singapore for at least five years beginning in 2025. The ship will feature innovative Disney experiences along with the dazzling entertainment, world-class dining and legendary guest service that set Disney Cruise Line apart. (Disney)

この船は先日電撃的に発表された、香港船籍で一部完成していた「Global Dream」を取得して作られる、ウィッシュトレジャーに続くディズニー・クルーズライン7番目の船となります。当初発表されていたのは全7隻体制でしたが、今回発表された未成船が追加され8隻体制に。現在、ドイツ・パペンブルク市にあるMeyer Werft社にて、ウィッシュ級の船が2隻建造中です。

シンガポールを拠点とする本船は世界最大級の大きさで20万8000トン規模。乗客定員6000人、乗員2300人を見込んでいます。新たなデザインを施したのち、2025年に就航予定です。今回はシンガポールの背景が追加されたアートが公開されています。

Opinion: From the “D”post

今回のアート、ファンネルが3→2に減ってますね。

先日のアメリカ滞在で、ディズニープラスのアメリカのみ配信している作品「Making the Disney Wish: Disney’s Newest Cruise Ship」を見てきました。これがまあ本当に貴重な映像ばかりで、いかにこの巨大な建造物を作るために人類の英知とすごいシステムが投入されているかが分かる、非常によいコンテンツでした。日本でも配信してほしい。

今回の船は、ディズニー・クルーズラインの歴史としては始めて、「ディズニーじゃない」設計になっています。おそらく外装および船内レイアウトはほぼ完成状態でいわゆるディズニー的な作りになっていないものと想像しますが、ソフトウェア的な部分はまだ手が入る余地があるでしょう。もともとのGlobal Dreamの設計もアジア向けで、その点では収まるところに収まったという印象ですが、このシンガポール拠点とした航路がどのくらい日本に絡むかでしょうかねえ。2025年のアジアの“平和”がどうなるか。日本に来てほしいとは思うけど、寄れる港があるのかめちゃくちゃ不安。

多分ベイブリッジもレインボーブリッジも通れないのではと思って調べました。ディズニー・ウィッシュは全長341メートル、高さ67メートル(船底から喫水線まで8.3メートル)あります。調べたらベイブリッジは海面から55メートル、レインボーブリッジは52メートルで通れません(今回の船はこれまで最大だったウィッシュよりも大きい)。ベイブリッジ外の大黒ふ頭なら寄港できそうだけど、最適なのはどうやらお台場、船の科学館近辺の東京国際クルーズターミナルですね。ただなんとなく東京には来ないで福岡にとどまるような予感もする。

いやー、ホントにこれ舞浜の奥に寄港できる施設作った方がよいのでは、と思ったけど、S.S.コロンビアよりも巨大な本物が遠くに見えてしまいマズいことになりそうな気がしなくもない。同じ位置に置くと船首はケープコッドの先ですからねえ。

LINK: ベイブリッジがくぐれないほどの「超大型客船」が横浜港に押し寄せる理由 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン

LINK: 横浜ベイブリッジをくぐれない大型客船の対応策は? – [はまれぽ.com] 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト

追記

日本のディズニーSNSアカウントも報じています。なんと。