ティアナの(映画の後の)ストーリーが動き出します。
LINK: Disney Reveals New Storyline for Tiana’s Bayou Adventure | Disney Parks Blog
公式パークブログが「Tiana’s Bayou Adventure」のストーリーを公開しました。これはD23 Expo 2022でも展示があったもので、映画「Princess and the Frog」(プリンセスと魔法のキス)と新アトラクションのストーリーをつなぐ内容となっています。
本アトラクションは1927年に設立された「ティアナ・フーズ」(Tiana’s Foods)がフィーチャーされています。これは「Tiana’s Palace」(映画ラストシーンで登場したレストラン)の成功後に作られた組織で、従業員所有の協同組合として「ティアナ・フーズ」が設立されました。ティアナは自分の才能、地域社会の才能を組み合わせ、老巧化した塩山を改築、愛されるブランドを作ります。

ティアナはこの塩山と周辺の地域を購入、母親のユードラ、ナヴィーン、ルイス、そして仲間とともに地域をよみがえらせ、レシピに使うヤサイ、ハーブ、スパイスを栽培しました。これにより老巧化した塩山は生き生きとした空間に生まれ変わります。
ティアナ・フーズはブティックファーム、キッチン、教育用キッチンを完備して、オリジナルホットソースを始めとするさまざまな新商品を生み出しています。マルディグラの季節にはパーティーを開き、地域全体に大きな感謝を伝えたいと考えています。

が、そのパーティーの準備にちょっとした手違いがあることが判明します。ティアナはパーティーに足りない食材を調達するため、ティアナの食材店に私たちを招待してくれるのです。
食材店には、地元のアーティストによる鮮やかなアートが飾られています。パーティーのための食材が準備され、ベニエが箱に積まれています。バイユーに旅立つための準備が進められています。

「Tiana’s Bayou Adventure」はカリフォルニア ディズニーランド・リゾート、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに2024年にオープンします。
Opinion: From the “D”post
今回発表されたのは、旧スプラッシュ・マウンテンのハードウェアを利用した新アトラクションのだいたいの時間軸と方向性。映画「プリンセスと魔法のキス」のその後のティアナのストーリーを、ニューオーリンズに根ざした文化を紹介することをメインとして展開されるものであることがわかります。
つまり、これはアメリカにおけるアメリカ文化の深掘りで、これがこのまま最後に残る東京のスプラッシュ・マウンテンに乗せられるとは考えにくいことが分かるのではないでしょうか(とはいえ南部の歌要素が残るとも思えないので、東京ディズニーランドでは全く異なるなにかが来ると予想しています)。
そして、ストーリーはアトラクション単体だけでなく、どうも周辺エリアにもかなり影響することが読み取れます。既にカリフォルニア ディズニーランド・リゾート側には母親のユードラに関連するショップ「Eudora’s Chic Boutique」がオープン、さらにフレンチ・マーケットもその名もズバリ「Tiana’s Palace」がオープンします。アナハイム側はニューオーリンズスクウェア全体がストーリーに含まれるようですね。まるでディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのブエナ・ビスタ・ストリートみたいだ。
単にティアナが登場する映画をアトラクション化するのではなく、「その後」を描き、かつ地域のストーリーを盛り込んでいます。イマジニア、チャリタ・カーターはかなり初期から「これはニューオーリンズへのラブレター」と表現しているように、本アトラクションは本格的なイマジニアリングが行われています。その意味でめちゃくちゃ楽しみにしています。