ボブ・アイガーが再びディズニー社CEOに就任 現CEOのボブ・チェイペックは降板(update)

ウォルト・ディズニー・カンパニー

ボブ・アイガーが再びディズニー社CEOに就任。 現CEOのボブ・チェイペックは降板。ディズニーがリリースを公開しています。リリースによるとボブ・アイガーのCEO就任は即時有効、任期は2年となり、取締役会によりボブ・チェイペックは退任となるとのことです。

LINK: The Walt Disney Company Board Of Directors Appoints Robert A. Iger As Chief Executive Officer – The Walt Disney Company

国内記事を含め関連するものを。

LINK: 米ディズニー、前CEOのアイガー氏が復帰 中興の祖: 日本経済新聞

LINK: Bob Iger Returning as Disney CEO, Bob Chapek Fired by Board – The Hollywood Reporter

LINK: Disney’s Robert Iger Loomed Over Bob Chapek After Ceding CEO Role, Creating Tensions – WSJ

Opinion: From the “D”post

ディズニー史においても記録に残る1日。ボブ・アイガーといえばディズニーを建て直したといっても過言ではない、ディズニー(のテレビ部門)出身の方。すでに自叙伝が出ており、こちらもディズニーウォッチャー必携の書です。この人がいなければディズニーにおけるオズワルドの復活はなかったし、ピクサーマーベルルーカスフィルム買収も(たぶん)なかった。結果的にCNBC大正解

が、この本の感想でも書いている通り、あれだけ紆余曲折した後継者選びに関して、および後継者として自らが任命したボブ・チェイペックのことがほとんど書かれてません。きっと次の本で……とおもったらこんなことになってしまいました。

上記の自叙伝でも、端々から政界入りの匂いがしていましたが、ご存知の通りアメリカ大統領選にかんしてはほぼ話を聞かなくなり、メタバース系に出資したなどのニュースくらいしか聞かなくなっていたところでした。

そして、ボブ・チェイペックは本当に厳しいタイミングでの交代であったことはちゃんと理解しておく必要があると思います。正式発表は2020年2月26日。USパークの閉鎖が2020年3月15日で直後からcovid-19対策となりました。その後も中国の地政学的な難題が降りかかったり、戦略的に注力していたDisney+に関してはかなりよい推移をした裏で多額の費用計上で赤字。その結果のコストカッターとしての悪名を一手に引き受けることになりました。一言で言えば運が悪い。イマジニアリングのフロリダへの移転もどうなるか。

一方、ボブ・チェイペックとボブ・アイガーの仲に関しては非常に悪い、というのがさまざまなところから報道されています。

つい最近3年の契約を延長したばかりのボブ・チェイペックが、このタイミングで取締役会からnoを突きつけられたのは、株価も下がり求心力も落ちたという状況からすると仕方がないことです。その後継があのボブ・アイガーというのは、短期的にはこれ以上ないプラスだと思いますが、長期的には後継者選びのやり直しとその難しさから、なんともいえない気持ちになるというのが正直なところです。もうAI化したボブ・アイガーをオーディオアニマトロニクスで作るしか。メタバースで。

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