『ディズニー・ウィッシュ』命名式を開催。とうとう初航海に向け、大きなマイルストーンをクリアしました。
命名式では1回限りの本格的なステージショーが行われ、大変豪華なイベントとなりました。CEOのボブ・チェイペック、DPEPトップのジョシュ・ダマロも登場し、メッセージを送りました。
今回はゴッドチルドレンとしてMake-A-Wishの子どもたちが立ち会い、キャプテン・ミニーマウスとミッキーマウス、そしてディズニー・レジェンドであるアニカ・ノニ・ローズともに命名式を行いました。
ディズニー社CEOのボブ・チェイペックはセレモニーで「ディズニー・ウィッシュは、ディズニーならではの素晴らしい魔法を具現化したものです。ディズニー・ウィッシュは、100年近くにわたるディズニーの卓越した物語を称え、革新的なテクノロジーと新しいアプローチによって、これまでにない素晴らしい世界と愛されるキャラクターたちに生命を吹き込みます。ディズニー・ウィッシュのすべての要素は、私たちのゲストへの絶え間ないフォーカス、そして彼らがディズニーを愛するすべてのものを反映しています」と述べています。
また、 Disney Parks, Experiences and Productsのチェアマン、ジョシュ・ダマロは「私たちは常に革新を続け、ゲストのために大きく大胆な体験を創造し、驚くべき新しい方法で私たちの物語とゲストを結びつけています。Disney Wishでは、素晴らしくて新しいエンターテイメントと体験で可能性の限界を押し広げ、ディズニー・クルーズラインのファンに人気のある商品と組み合わせています。この新しい船は、私たちの信じられないほど明るい未来を象徴するものであり、私たちが進むべき方向性の始まりに過ぎません」と述べました。
では、これまで発表されていた要素を含め、もう一度この船の概要をおさらいします。
- ディズニー・クルーズライン第5の船、『ディズニー・ウィッシュ』
- クルーズシップ初のアトラクション『AquaMouse』登場
- グランドホールにはシンデレラの像が
- アナ女王とクリストフの婚約パーティーを開催『Arendelle: A Frozen Dining Adventure』
- ピム粒子でクルーズ船が豆粒サイズに?ダイニング『Avengers: Quantum Encounter』
- スター・ウォーズをテーマにした大人向けラウンジ
- 甲板には6つのプールが登場
- ステージショーは『Little Mermaid』『Disney Seas the Adventure』を開催
- キッズ向けクラブ『Disney’s Oceaneer Club』にも新要素
- キッズ向けのエンターテイメントも
- 落ち着いた雰囲気のダイニングレストラン
- レストラン『1923』『Marceline Market』
- 映画『Inside Out』をテーマにしたスイーツショップ、ミッキー&ミニーたちのレストランも登場
- 船内にはキャプテン・ミニーになれる『ビビディ・バビディ・ブティック』も
- 限定ジュエリーやバッグも、ショップ『Treasures Untold』
- スイートルームは“煙突”
- そしてこの船のキャプテンはミニーマウス!
ディズニー・クルーズライン第5の船、『ディズニー・ウィッシュ』
本船はディズニー・クルーズラインが発表した新造船3隻の最初の船となるもので、船尾にはラプンツェルが船の名前を描いていることが、D23 Expo 2019にて最初に発表されました。
本船では“キャプテン・ミニーマウス”が大々的にフィーチャーされており、関連するグッズなども多数登場。これまでにない“アトラクション”や、テーマダイニングが用意されています。




クルーズシップ初のアトラクション『AquaMouse』登場

ディズニー・ウィッシュには洋上の“アトラクション”である、『AquaMouse』がはじめて設置されます。これは短編シリーズ『The Wonderful World of Mickey Mouse』シリーズをベースにしたミッキーマウスたちが主役の、全長760フィート(約230メートル)のウォータースライダーライドです。
このアトラクションは、Mickey & Minnie’s Runaway Railwayと同様に短編シリーズのミッキーが主役のもの。今回は新作短編『Scuba Scramble』、そして『Swiss Meltdown』をもとにした2つのストーリーが展開されます。音楽はエミー賞を受賞した作曲家、クリストファー・ウィリアムス(The Wonderful World of Mickey Mouseほか)が引き続き担当します。


@disneyparks 🚨SQUEAK PEEK!🚨POV: You are riding the AquaMouse on the Disney Wish ✨#Disney #DisneyCruiseLine #DisneyWish #AquaMouse #RidePOV #POV #MickeyMouse #MinnieMouse #Cruise #CruiseShip #CruiseTok ♬ original sound – Disney Parks
また、船内アクティビティとしてインタラクティブイベント『Disney Uncharted Adventure』が用意されています。
グランドホールにはシンデレラの像が
フェアリー・ゴッドマザーがかけた魔法をイメージしたグランドホールが登場します。

このグランドホールは海に浮かぶキャッスルそのものであり、今回はWishの象徴であるシンデレラの彫像が置かれています。グランドホールを構成する要素はカボチャの馬車のイメージで作られており、中央にあるシャンデリアはフェアリー・ゴッドマザーがシンデレラにかけた魔法をインスピレーションの源泉として、下には願いをイメージしたきらめく星が設置されています。




LINK: Onboard the Disney Wish: A Fairytale-Inspired Castle Floating on the Seas | Disney Parks Blog
グランドホール以外にもエンターテイメントエリアが用意されます。『Luna』と呼ばれるエンターテイメントハブとなる場所で、グランドホールがパークのキャッスルだとしたら、Lunaはタウンスクウェア的な位置付けです。ここでのショー、グリーティングなどが予定されています。Lunaはピクサー短編『La Luna』をイメージしたデザインが施されています。その他にも、『Hero Zone』と呼ばれるエリアが用意されています。

アナ女王とクリストフの婚約パーティーを開催『Arendelle: A Frozen Dining Adventure』
そして、テーマダイニングは大変豪華な、独自のものが用意されています。

まずは『Arendelle: A Frozen Dining Adventure』。アナと雪の女王のアレンデールをイメージした初めてのレストランが登場します。アナ、エルサ、オラフ、クリストフたちも登場し、中央のステージを取り囲むようにテーブルが設置され、イマーシブなライブエンターテイメントを楽しめます。
このダイニングでは、アナ女王とクリストフの婚約パーティーに招待されるというストーリーで、エルサとオラフがホストとなり、友人であるオーケンの“Hearty Party Planning Service… and Sauna”が提供するケータリングと、アレンデールのミュージシャンによる北欧風アレンジのライブ・エンターテイメントが楽しめます。食事中はこのライブ演奏だけでなく、テーブルクラフトや歌、そして思わずスタンディングしてしまうグランド・フィナーレが用意されます。

ピム粒子でクルーズ船が豆粒サイズに?ダイニング『Avengers: Quantum Encounter』
『Worlds of Marvel』はマーベルシネマティックなダイニングを楽しめる場所。ゲストもインタラクティブに役割を演じ、マーベル・シネマティック・ユニバースをイメージしたメニューが登場します。


このレストランでは従来のディナー&ショーのコンセプトをさらに進化させた、テクノロジーと融合したレストラン。最先端のピム・テクノロジー社の技術を使った特徴的なスタイルの会場は、さまざまなサプライズが隠されています。
『Avengers: Quantum Encounter』には、アントマン&ワスプ(ポール・ラッド&エヴァンジェリン・リリー)、キャプテン・アメリカ(アンソニー・マッキー)、キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)、そしてカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)が登場し、ウルトロン(ロス・マーカンド)の最新ミッションを阻止すべく、ヒーローと乗船したゲストが戦うというストーリーラインが発表されています。このレストランでは、ワカンダやソコヴィア、ニューヨークなどの場所をイメージした料理を提供します。


スター・ウォーズをテーマにした大人向けラウンジ
船内には大人向けラウンジ『Star Wars: Hyperspace Lounge』も登場。

ディズニー・クルーズラインでは初のスター・ウォーズテーマのラウンジ。ハイエンドなバースタイルのラウンジで、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場したドライデンの宇宙船をイメージした内装で、このラウンジは共和国、帝国、ファースト・オーダーの各時代の象徴的な場所に移動します。窓の向こうにはバトゥーやタトゥーイン、ムスタファ、コルサントなど、ファンに人気のある場所が登場。サラウンド・オーディオが設置され、ホログラフィック・モデルを表示するホロチューブも用意されます。
甲板には6つのプールが登場
甲板にはミッキーと仲間たちをテーマにした広大なエリアとなり、6つのプールやラウンジが用意されています。キッズ向けにはピクサー、トイ・ストーリーをテーマにした『Toy Story Splash Zone』を用意しています。ここにはファミリー向けのスライダー『Slide-a-saurus Rex』や、キッズ向けの『Trixie’s Falls』、『Wheezy’s Freezies』も用意されます。




また、大人向けにはラウンジ『Quiet Cove』を用意しています。






ステージショーは『Little Mermaid』『Disney Seas the Adventure』を開催
船内に用意されたステージショーとして、『Little Mermaid』、『Disney Seas the Adventure』を開催します。




また、ミニー船長の登場するオリジナルのショー『Disney Seas the Adventure』、およびディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーで開催されていたショーをベースとした『Disney’s Aladdin – A Musical Spectacular』を上演します(Aladdinに関しては遅れが生じているようで、初航海時には休演となるようです)。
キッズ向けクラブ『Disney’s Oceaneer Club』にも新要素
3〜12歳向けのエリア『Disney’s Oceaneer Club』にもさまざまな趣向が凝らされています。入り口は秘密のスライダーになっており、デッキ3のグランドホールで子どもを預けると、そこからdown the rabbit holeよろしく曲がりくねったスライダーをおり、デッキ2のクラブに降りるという仕掛けになっています。

キッズに向けてはスーパーヒーローたちのスーツを着たり、ヒーローからレクチャーを受けられる『Marvel Super Hero Academy』、ディズニーのプリンセスやプリンスたちとのアクティビティが楽しめる『Fairytale Hall』、そしてイマジニアからハンズオンでインタラクティブに学べる『Walt Disney Imagineering Lab』が用意されています。





さらに小さい、6カ月〜3歳までのゲストには『It’s a Small World Nursery』のサービスが用意されています。11〜14歳向けの『Edge』、14〜17歳向けの『Vibe』、Mr.インクレディブルをテーマにしたプレイエリア『Hero Zone』も用意され、ティーンにもぴったりなエリアとなります。



キッズ向けのエンターテイメントも
さらに、3〜12歳の子どもと家族のためのエンターテイメントとして、事前に予約が必要な、有料エンターテイメント『Olaf’s Royal Picnic』が用意されます。
新たに発表されたプレミアム・エンターテイメントは、映画『アナと雪の女王』の世界を表現したピクニックです。オラフ、アナ、エルサ、クリストフと一緒に、”Let It Go”、”Fixer Upper”、”In Summer “などの人気曲を生演奏で楽しむことができる、これまでにない体験ができます。
アナ女王の侍女であるダグマール・ビルギル男爵夫人の指揮のもと、お城のスタッフがおいしい夏のお菓子やピクニック料理を提供し、家族みんなで楽しむことができます。子どもたちには、リバーシブルのトロールのぬいぐるみ、テーマ別のピクニックブランケット、特注の北欧風マンドリンなど、さまざまなプレゼントや記念品が贈られます。さらに、王室からのお達しや、思いがけない訪問者など、ショーにはとろけるようなサプライズが満載です。
落ち着いた雰囲気のダイニングレストラン
これまでも人気のPaloをさらに進化させたイタリアンダイニング『Palo Steakhouse』に加え、ミシュランの3つ星を獲得しているシェフ、アルノー・ラルマン氏によるメニューを用意した『Enchanté by Chef Arnaud Lallement』、この2つのレストランのエントランスにはラウンジ『The Rose』が用意されます。
この他、スパ『Senses Spa』、『Senses Fitness』などの大人向けスポットが用意されています。



レストラン『1923』『Marceline Market』
また、クルーズの中心となるダイニングに関しては、かなり凝ったテーマレストランが複数登場します。
まずはウォルトが会社を興した年を名前にした『1923』。






そして、ウォルトが暮らした町の名前を冠した『Marceline Market』も。


映画『Inside Out』をテーマにしたスイーツショップ、ミッキー&ミニーたちのレストランも登場
ショップ『Inside Out: Joyful Sweets』が登場します。








ピクサー映画『Inside Out』(インサイド・ヘッド)をテーマに、ヨロコビほか5つの感情たちをテーマにしたスイーツを提供します。約40種類のフレーバーのジェラートとアイスクリームを提供し、ピーナッツバタープレッツェルやホワイトチョコレートラズベリーなどの魅惑的な組み合わせの手作りジェラートスペシャルを毎日用意し、メモリーオーブ形のチョコレートなども登場します。
また、ミッキーたちをテーマにした『Mickey and Friends Festival of Foods』が登場します。ディズニー・クルーズラインの名物であるソフトクリームに加え、新たにバーベキューやメキシコ料理を提供する、専用のクイックサービス施設も設置。『Mickey’s Smokestack Barbecue』『Donald’s Cantina』『Daisy’s Pizza Pies』『Goofy’s Grill』『Sweet Minnie’s Ice Cream』の、5つのユニークなテーマを持った屋台で構成されています。
短編アニメ『ミッキーマウス!』に登場する海辺のボードウォークをイメージしたデザインで、広々とした日陰のシーティングエリアでは家族がリラックスして食事を楽しめる空間になっています。

船内にはキャプテン・ミニーになれる『ビビディ・バビディ・ブティック』も
船内に『Bibbidi Bobbidi Boutique』が登場。3〜12歳の子どもに、ヘアスタイリング、メイクアップ、そしてコスチュームとアクセサリーが提供されます。
公式パークブログの記事では、男の子向けにキャプテンミッキー衣装も提供され、女の子向けにはキャプテン・ミニー、そしてアリエルの衣装も登場するとのことです。
限定ジュエリーやバッグも、ショップ『Treasures Untold』
船内のショップ『Treasures Untold』と限定グッズを公開。 PANDORAジュエリーやDooney & Bourkeのバッグなどが販売されます。
このほか、ラウンジフライのバックパックなどを取り扱う『Mickey’s Mainsail』、水着などを取り扱う『Dory’s Forget-Me-Knots』などが船内ショップとして登場します。公式パークブログにも細かな引用が行われていますが、“Treasures Untold”はパート・オブ・ユア・ワールドの歌詞からの引用ですね。
スイートルームは“煙突”
なんと煙突の中はスイートルームになっています。『Wish Tower Suite』は上層階のロフトを含む2000平方フィート(186平方メートル)のリビングスペースを持つスイートで、2つのベットルーム、キッズルーム、ライブラリー、4.5個のバスルームを備え、最大8名で宿泊できます。2階建ての広大な窓からは、アッパーデッキから水平線まで見渡せます。

このスイートは映画『モアナと伝説の海』をモチーフにしたアートワーク、アイコン、素材が使われており、イメージの中にもテ・フィティの石をモチーフにしたアイテムがあるのが分かります。また、特別な照明と音響効果が部屋の中に広がっているとのことです。
また、ステートルームのイメージも。





そしてこの船のキャプテンはミニーマウス!
もちろん、船内およびクルーズの行程には、ディズニーの仲間たちも登場します。キャプテン・ミニーマウスとその友人であるミッキーマウスももちろん登場します。











