『オビ=ワン・ケノービ』出演のモーゼス・イングラムに対する誹謗中傷に対し、スター・ウォーズ公式が声明を発表

ルーカスフィルム

『オビ=ワン・ケノービ』出演のモーゼス・イングラムに対する誹謗中傷に対し、スター・ウォーズ公式が声明を発表。

新たに登場した尋問官リーヴァ(サード・シスター)を演じるモーゼス・イングラムに対し、SNSなどで多数の誹謗中傷が飛び交っていることに対し、スター・ウォーズ公式アカウントが「私たちは抵抗する(we resist)」と投稿しています。

また、この件に関して主演のユアン・マクレガーもコメント。『オビ=ワン・ケノービ』がDisney+で最も視聴されたシリーズ作品となったことを報告するとともに、本件について「(誹謗中傷を行う人は)スター・ウォーズのファンではない」と明確にコメントしています。

LINK: 「オビ=ワン」女優に多数の誹謗中傷DM…スター・ウォーズ公式が異例の声明発表|シネマトゥデイ

Opinion: From the “D”post

私もやっと第1,2話を見ました。サードシスターに関してはまさかそういう誹謗中傷の的になってしまっているとは全く知らず、今回の報はかなりショックですね。

ディズニー傘下の各スタジオは、ディズニーが掲げるインクルージョンの名のもとに、チャレンジングな配役をしていると思っています。チャレンジングとは思いつつも、ディズニーは間違いなく不適切なリアクションがあることを理解しながら、それでもこの表現により救われる人がいると完全に信じて突き進んでいるという印象があります。その姿勢は評価しています。すごいことですよこれは。

そして、最近公開された予告に対して、皆さんも同様の“誹謗中傷”を、思うだけでなくSNSに投稿してはいませんでしょうか。もしそういうコメントをしているようならば、あなたも立派なレイシストです。自覚するところからスタートのような気がします。パワハラ、セクハラ同様、やってる人は全く気が付かないものですから。

個人的には、あのロバート・ロペス(レリゴー)が参加した『Avenue Q』の“Everyone’s a Little Bit Racist”(みんな少しは差別主義者)が現実的な落とし所じゃないかと思ってよく聞いています。ちなみにこのミュージカルにおいて、日系人(クリスマス・イブ)は差別される側の役です(他の登場人物もだけど)。