オリエンタルランド2022年3月期決算/中期経営計画発表 増収増益で黒字転換へ

オリエンタルランド2022年3月期決算発表 増収増益で黒字転換へ。

2022年3月期決算は売上高61.6%増

2022年3月期通期の実績は、コロナの影響を色濃く受けた2021年3月期に比べ、入園者数が増加したことにより61.6%増の2757億2800万円の売上高を計上。営業利益も77億3300万円と黒字転換しています。

http://www.olc.co.jp/ja/news/news_olc/20220427_17/main/0/link/20220427_06.pdf

テーマパーク事業に関しては、ゲスト1人当たりの売上高は2021年3月期の1万3642円から1万4834円に上昇。チケット収入は価格変動制による高価格帯チケット構成比の増が影響していると述べています。配当は15円です。

また、2023年3月期の業績予想は、入園者数の急激な回復は見込まず、段階的に上限を引き上げることをふくめ売上高を4079億2200万円(前期比47.9%増)、営業利益は502億5100万円(前期比549.8%増)としました。

中期経営計画および2030年の目標を設定

あわせて中期経営計画『オリエンタルランドグループが 2030 年に目指す姿について』が発表されています。

LINK: オリエンタルランドグループが 2030 年に目指す姿について

2030年に目指す姿として「あなたと社会に、もっとハピネスを。」を掲げ、サステナブルな事業構造へ転換し、持続的な発展が重要と述べています。

ここでは事業の持続的な発展と8つの ESGマテリアリティへの取り組みを推進します。また、ESGマテリアリティへの取り組みを通じて、SDGs (持続可能な開発目標)にも貢献します。

そしてより直近の中期経営計画も発表されました。

LINK: オリエンタルランドグループ「2024 中期経営計画」について

この中では、目標として2024年に2600万人レベルと、1日当たりの入園者数上限を新型コロナウイルス感染症流行前より引き下げることで、快適なパーク環境を目指す『ゲストの体験価値向上』、来園回帰を確実に測りながら『財務数値の回復』を狙い、2024年度に1000億円以上の連結営業利益、過去最高の連結営業キャッシュフロー、そしてROE8%以上を達成すると掲げられています。

ちなみに2600万人レベルの入園者数は、2004〜2013年あたり(30周年の直前まで)が該当します

LINK: 入園者数と単価 | 初めてのOLCグループ | 株主・投資家の皆様へ | 株式会社オリエンタルランド

Opinion: From the “D”post

細かな財務諸表のチェックは経営や経理に詳しい人に任せるとして、やっぱり気になるのは2024中期経営計画で3回も登場する、この文言ですよね。この文言がある以上、オリエンタルランドは年間パスポートを再開させるモチベーションはゼロとなりますので、まあ復活はないだろうなと……。

1 日当たりの入園者数上限を新型コロナウイルス感染症流行前よりも引き下げるこ とで、

http://www.olc.co.jp/ja/news/news_olc/20220427_13/main/0/link/20220427_08.pdf

海外に目を向けると、年間パスポートプログラムの代わりとして華々しく発表されたMagic Keyが早々に完売し再開がないどころか、どうもいま現在購入済みの人も更新ができないという状況にあるらしいです。コロナの一過性のもののような気がしていたものの、今回みたいに今後も上限を明示的に引き下げると強くメッセージが出たことはちょっと驚きです。しゃーない。あとはこの前発売されてその後の状況があんまり見えない複数日来園パスポートの結果次第ですよねえ。なんとなくこういった回数券的なものも不要と判断している予感もする。

ただ、個人的に気になるのは、来園者数上限を厳しくしてみたものの、コロナの影響でショー制作のノウハウが消失し、古いコンテンツを焼き直すどころか単に昔のコスチュームを出してみました的なエンターテイメントをいつまで続けられるか、という点じゃないでしょうか。

舞浜によく行くマニア向けに特化したショー作りしかできなくなった結果、クオリティが何か分かりませんみたいなものが既に現実のものとして作られているわけで、そのあたりのクオリティチェックの機構を考えないと一見さんにも飽きられてしまうんじゃないかなーとか思ってます。

まあどっちかというと今はショーは無視してアトラクションに力入れてるから、それはそれで正しいのかな……。

タイトルとURLをコピーしました