アメリカ入国時の要件、および日本帰国時の要件が変わりました。本記事はほぼ全編に渡り古くなっております。
準備をしてみます。自分メモであり備忘録。なので責任は取れません。
私の周りでも、徐々に海外出張が増え始めてきています。早い人は今回の大型連休で渡航するという方もいるかと思いますが、これまでのメモをまとめてみました。とはいえエア渡航(わかりにくい)なので、実際に渡航準備をした方の指摘などあれば逐次追記したいと思います。はやくこのノウハウが不要になるといいのですが。
LINK: GWハワイ好調、JALは予約大幅増 国内線も各社回復傾向に
アメリカ入国のための準備書類・アプリ
やや小康状態を保っている現時点では、北米地域はひとまず帰国時の隔離免除(ワクチン3回接種者のみ)です。それを前提とし下記のアプリを入れて準備を行います。
追記:2022年6月11日
2022年6月12日よりアメリカ入国において、搭乗前の陰性証明の提出が不要となりました。Veriflyおよび陰性証明取得に関しては参考情報としてくださいませ。
ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明は一応紙で、加えてアプリでも持っておきます。アプリで証明書を表示するためにはマイナンバーカードが必要です。
LINK: 新型コロナワクチン接種証明書アプリ|デジタル庁
Verifly:アメリカ入国のためのデジタル証明書アプリ
JALやAmerican航空などはVeriflyを利用。対応するアメリカ入国において、ワクチン接種状況や飛行機の搭乗1日以内に行った陰性証明などを事前に登録し、入国できるかをチェックするためのもの。ひとまずこれを入れておきましょう。
LINK: 新型コロナウイルス感染症関連デジタル証明書アプリ「VeriFLY」について – JAL国際線
ANAは『ANA Travel Ready』があります。
LINK: 日本・海外の出入国情報について | ANA Care Promise | ANA
Veriflyアプリには搭乗日時、便名、時間などを入力(予約番号なども入れる)。アメリカ入国における宣誓書や接種証明書、陰性証明となるCovidー19テストレビューを入力することができます。宣誓書は搭乗の3日前から入力が可能。問題はテストレビューこと陰性証明。
陰性証明はどう取ればいいか?
出入国において、ほとんどの国でCovid-19に感染していないことを証明する検査を受ける必要があります。いわゆるPCR検査なのですが、搭乗の24時間前(前日0時以降で良いっぽい)の検査が必要であるため、いわゆる普通のPCR検査で、英文の証明書がでてアメリカ入国に対応することをうたう検査をすると、たいてい2万円〜3万円の金額が必要とされます。特に24時間前というのがキモで、たいていの検査は通常は翌日夜とかに検査結果を発行するとしていることが多く、特急料金的なものがほぼ必須だったりします。
が、先人の知恵と経験から、街中にある抗原検査(定性/定量)でも問題なくアメリカ入国に使え、実際に入国できているという報告が多数上がっています。例えば街中にある木下グループの新型コロナPCR検査センターの証明書でも問題はなく、足りない情報はパスポート番号と検査時間くらいしかなく、これを手書き、もしくはPDFに書き込むことで必要十分となるとされています。ただし、木下グループ自身はアメリカ入国を保証するわけではなくあくまで自己責任で対応となるため、問い合わせても対応できないと答えられるだけだと思います。
ということで、ひとまず今回は木下グループの近所のPCR検査センターで、1900円で検査証明書も発行される抗原検査(定性検査)でチャレンジしてみたいと思います。結果は30分でわかり、それを上記Veriflyに登録することで、出国前にアメリカに入国可能かどうか判別することができ、かなり安心です(最後に記したTraicyのレポートも木下グループの陰性証明書のようです)。
なお、木下グループの検査センターは羽田空港/成田空港(成田空港は別組織でした)にもあるため、遅い時間のフライトならば空港で検査しVeriflyに提出することも可能かと思います。空港の検査センターは抗原検査の定量検査もやってるはず。
LINK: 木下グループ新型コロナPCR検査センター
実際にやってみた(ただしあくまで自己責任で)
ということで実際に試してきました。以下、あくまで私の体験談としてですので、責任は取れませんし木下グループコロナPCR検査センターにも問い合わせないでくださいね。
検査場所は近所の(空港ではない)木下グループ新型コロナPCR検査センターで、抗原定性検査を受信します。事前に予約を行って検査場に行ったら、すぐに対応してくれました。30分ほどするとメールがとどき、結果は陰性。通知書はPDFでダウンロードが可能です。
ここに、足りない情報である「パスポート番号」「誕生日」「検査時間」を追記します(注:現在はオプションで追記が可能です)。追記するのは手書きでもよいですし、PDFなので上からテキスト打ち込んでも問題ないみたいです。下記を作成しました。

このPDFをVeriflyにて、検査結果としてアップロードします。医師名が悩みましたが上記通知書に記載の漢字名で提出。私の環境では一度検査時間が記載していないと跳ねられたのですが、フォントをやや大きくして再提出したところ、1時間ほどで承認した旨のプッシュ通知がありました。これで入国可能になるはずです。


なお、知人に聞いた話ですが、おそらく木下グループの運営マニュアル上、海外渡航での利用は「できない」と回答するように周知されているようです。なので、あくまでたまたまクリアしているくらいの感覚で利用した方が良いでしょう。
(追記)
2022年5月28日により、木下グループPCR検査センターで生年月日、パスポート番号、国籍の記載がオプションとして行えるようになりました(+1000円)。

日本帰国時の準備書類・アプリ
追記
2022年9月7日より、帰国時の陰性検査の代わりとしてワクチン接種完了証明を利用することが可能となります。
MySOS:帰国時にファストトラックを利用するための準備
追記
MySOSの運用が終了し、2022年11月1日より「Visit Japan Web」の運用が始まります。
成田空港、羽田空港などはファストトラックに対応しているため、この準備をします。ワクチン接種証明書、および出国72時間前までにに検査した陰性証明書などを事前に(16時間前までに)登録しておくことで、空港での検疫手続きを省力化するというもの。一時期はそれでもかなり待たされたという報告が多かったですが……。
これは日本出国前にMySOSをスマホに入れて、入力できるものは早めに入れておくとよいでしょう。ワクチン接種記録は証明書を撮影してスキャンし登録。質問票と宣誓書は登録しておき、帰国前にPCR検査結果を登録すればOKのはずです。
LINK: ファストトラック
こちらも実際に体験してみました。まず、アメリカ国内で陰性証明書を取得します(実はこれが一番ハードルの高いものなのですが、今回は用意してもらったため割愛)。陰性証明を受け取ったら、これをスキャンもしくは撮影するなどしてデータとして持ちます。それをMySOSに登録すると、しばらくして緑色の登録完了画面が表示できるようになるはずです。まずは飛行機チェックイン前にこれを行います(逆に、オンラインチェックインはMySOSとひも付けられないため、どうしてもカウンターでのチェックインが必要になる……はず)。

航空会社のチェックインカウンターでは、この緑色を把握して進めていくようです。できれば陰性証明などは紙でも持っていた方がベターですが、私の場合は出す場所がなかったです。
日本に到着したあとも、基本的には上記緑色の画面が表示できれば、ファストトラックに乗ることができます。PCR検査を受けることになりますが、以降は基本的にアプリのみ。2022年5月8日は連休最終日ではあったものの、着陸し空港に入ってから約90分で一般エリアに出ることができました。
(追記)
「青」区分の国からの帰国について、2022年6月1日から空港での検査が免除となります。
LINK: いよいよ海外旅行本格解禁! 6月1日から制限大幅緩和、今知っておきたいこと【コラム】 – TRAICY(トライシー)
アメリカでのPCR検査はどう受ければよい?
これも悩ましいところ。一応各空港には検査場があるようなのですが、検査結果がすぐに出るわけでもないので出国前日には終わらせておかねばなりません。つまり一度、リゾートエリアから出なければならないわけです。また、アメリカとはレギュレーションが異なり、抗原検査は定量検査のみ(定性検査の結果は利用不可能)であったり、特定のフォーマットを要求されるなど、少々面倒臭いというのが実情です。
LINK: 有効な「出国前検査証明」フォーマット|外務省
とはいえ、上記にもあるように原則としては指定のフォーマットを使うとしているながら、
所定のフォーマットを使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、有効な検体や検査方法等、検査証明書へ記載すべき事項が満たされている必要があります
とありますし、先行して海外に渡航している方からの経験では基本的に情報が揃っていれば跳ねられることはないようです(実際、2022年5月帰国時にMySOSに登録したのは日本フォーマット以外のものだったのですが問題なく審査完了しています)。特にJAL、ANAなど日本の航空会社であれば、チェックインカウンターでのチェックになりますので、そこが通ればまず大丈夫のようですね。poohyaくんに以前教えていただきましたが、ANAのブログでロサンゼルス空港でのPCR検査のレポートが掲載されています。ANAが良いといってるんだから良いのだろう。
LINK: COVID-19 TEST(LAX編) LAX空港の検査場でOK -ANA Sales Americas-
じゃあウォルト・ディズニー・ワールドの時はどうするんだ、ということになりますが、どうせ乗り継ぎがあるのならオーランドからロサンゼルス空港まで移動してしまって降りるついでにPCR検査、そのままアナハイムに移動してパークで遊んでPCR結果を待つ、というのが本気で正解のような気がしています。アベンジャーズ・キャンパスも見たいし。
あと教えてもらったんですが、まさにディズニーランド・リゾートエリアのアナハイムホテルにてPCR検査をしているようです。日本入国対応可能なのかどうかは不明ですが、Rapid RT-PCR COVID-19 Test Serviceならば多分行ける予感がする。
LINK: Covid Clinic Testing – The Anaheim Hotel
ハワイだといろいろ充実しているみたいなので、こちらはツアーなどで頼むのが楽そう。
LINK: 【日本帰国用】ハワイでPCR検査&陰性証明書発行プラン – ANA Sales Americas
追記:2022年6月11日
上記『有効な「出国前検査証明」フォーマット』に関してですが、必須項目から医師名や印影、パスポート番号、国籍などが不要となりました。サンプルもアップデートされています。これであれば検査方式さえ合っていればほぼ必須項目をカバーできているのではないでしょうか。
必須項目
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
(1)氏名
(2)生年月日
(3)検査法(有効な検査方法を参照)
(4)採取検体(有効な検体を参照)
(5)検体採取日時
(6)検査結果
(7)医療機関名
(8)交付年月日
LINK: 検査証明書の提出について|厚生労働省
旅行保険はどうするか
これも悩ましい。基本的に必ず契約するというのは大前提(私の場合、コロナに関してはクレジットカード付帯の保険に頼らない前提)として、新型コロナウイルスはワクチン3回打っていればまあなんとかなるでしょうとは思うものの、最悪なパターンはそれでも感染し、帰国前のPCR検査で陽性が出てしまい帰国できないというもの。逆に症状がでてアメリカにて治療を受ければ、治療費、旅行延長にかかる費用も保険のカバーが効くのですが、ワクチンのおかげで無症状だとどうも保険支払いの対象外となる模様です。
LINK: 新型コロナウイルスで入国拒否や隔離された場合、追加でか…/損保ジャパン
LINK: 新型コロナウイルスに関する海外旅行保険等の取扱いについて | 【公式】損保ジャパン
調べた限りでは、この辺をカバーする保険が見つからず。どうしたらいいんでしょう。
そのほかメモ
- スマートフォンを前提とした入国・出国になるのでもはやスマホ無しはニントモカントモ。レンタルしましょう。今でこそ隔離期間なしなので考慮しなくていいですが、これ専用のスマホを用意したほうが良いとされていました。
- パスポート、ESTAなどの期限切れにも注意。結婚して苗字が変わった人はESTA取り直しになったはず。お気をつけを。
- 今回ESTAが切れてて、有効期間が延びるようギリギリに再取得したのですが、よく考えるとESTAがリジェクトされる可能性もゼロではないため、ビザを取得する可能性を考え2週間以上前にはESTAを取るべきだと反省しました→参考:せっかくタダでアメリカ旅行に行けたのに…過去の「渡航歴」のために計画破綻した夫婦の悲哀
- 多分ディズニー・クルーズラインに関してはまた全く異なるノウハウが必要な気がします。だれかまとめてください。
- 12歳以下の子どもがいる場合、基本的にはワクチン接種がなくても同行できるという認識。MySOSやVeriflyでは同行者登録が必要。なお出国前/帰国前の陰性検査は必ず必要です。
- 万が一ふたたび日本帰国時の隔離期間が設定された場合、上記MySOSアプリが隔離確認のためのアプリになります。定期的に隔離状況確認のためのビデオ通話がかかってきて、GPSによる場所確認も行われます。
参考
重要情報
LINK: 海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報
LINK: 水際対策に係る新たな措置について|厚生労働省
レポートなど
LINK: ワイキキにあるANAのラウンジを訪問してみた。帰国用PCR検査の割引予約もできておトク! – トラベル Watch
LINK: いよいよ海外旅行本格解禁! 6月1日から制限大幅緩和、今知っておきたいこと【コラム】 – TRAICY(トライシー)
LINK: ANAで3年ぶりのハワイに。コロナ禍のホノルル現地・国際線フライトは何が変わって変わらない? – トラベル Watch
LINK: 待機不要で“自由な海外旅行”が帰ってきた ファストトラックで帰国も意外とスムーズに【レポート】 – TRAICY(トライシー)
LINK: ファストトラックを使ってのフランスから日本入国・帰国の詳細まとめ【2022年4月7日時点】 フランス/パリ特派員ブログ | 地球の歩き方
LINK: ファストトラック対応、MySOSアプリへの情報の事前登録手順 アメリカ/サンフランシスコ2特派員ブログ | 地球の歩き方
LINK: コロナ禍のハワイに行ってきた! 渡航に必要な準備と帰国までの流れを詳しく紹介 – トラベル Watch
LINK: 帰国して空港出るまで3時間超、記者が体験した「海外旅行のハードル」とは?|トラベルボイス(観光産業ニュース)
LINK: 水際対策緩和で、日本への帰国はどう変わった? 1月帰国時の8時間から1時間半へ大幅短縮! – トラベル Watch
LINK: やっと海外旅行!ANAで行くハワイの出入国リアルレポート2022GW | FlyTeam ニュース
(気が向いたら追記します)