4つのティアに分けられ、2021年8月25日に発売されます。
Magic Keyとは?
ディズニーパークス公式ブログは2021年8月3日、米ディズニーランド・リゾートにおいて廃止になっていた年間パスポートに変わる新たなプログラム『Magic Key』を発表しました。これは予約をベースにした入園が可能な1年間有効のパスで、カリフォルニア州在住者向けを含む4つのティアに分けられたもの。価格は399ドルから1399ドルです。
ディズニーランド、およびディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーそれぞれに予約が必要(予約保持数を消費)で、同日に両パークに入るにはどちらのパークに先に入園するかを指定した上で、二つ目のパークは13時以降の入園となります(同日に両パークに入る場合でも消費する予約権は1つのみ、ただしパーク予約が可能な場合に限ります)。なお、これまで発売されていたFlex Passport同様、予約したパークに入園した翌日から予約保持数は復活し、新たな予約を取ることが可能です。
LINK: Magic Key
Dream Key:1399ドルで6予約保持可能
最上位のDream Keyは予約ベースの入園システムで、ブロックアウト日なしのプラン。一度に6つの予約を保持することができます。
一部の物販は20%、一部のダイニングは15%のディスカウントを受けることができます。駐車場代金も含まれます(ブロックアウト日除く)。
Believe Key:949ドルで6予約保持可能
2番目のBelieve Keyは予約ベースの入園システムで、ブロックアウト日が設定されているプラン。一度に6つの予約を保持することができます。
一部の物販は10%、一部のダイニングは10%のディスカウントを受けることができます。駐車場代金は50%ディスカウントです(ブロックアウト日除く)。
Enchant Key:649ドルで4予約保持可能
3番目のEnchant Keyは予約ベースの入園システムで、ブロックアウト日が設定されているプラン。一度に4つの予約を保持することができます。
一部の物販は10%、一部のダイニングは10%のディスカウントを受けることができます。
Imagine Key:399ドルで2予約保持可能
最後のImagine Keyはカリフォルニア州在住者向けのもの。予約ベースの入園システムで、ブロックアウト日が設定されているプラン。一度に2つの予約を保持することができます。
一部の物販は10%、一部のダイニングは10%のディスカウントを受けることができます。

ノーショウにはペナルティあり
なお、すべてのティアにおいて、ノーショウポリシーが設定されています。90日以内に3回の予約においてキャンセルなしに来訪しなかった場合、30日間新たな予約ができないペナルティが科せられます。30日の期間は3回目のノーショウの翌日からスタート、アップグレードした場合でも継続します。これを回避するためには、予約日の閉園前に入園するか、予約日の前日23時59分までにキャンセルする必要があります。
なお、両方のパークを予約している場合、ノーショウを回避するためには片方のパークに入園する必要があります。
期間限定でMagic Key“チャーターメンバー”ギフトも
発売から最初の66日間でMagic Keyホルダーになった方を、パーク66周年を祝うチャーターメンバーとして認定します。プレミアムブランドのピンバッジ、ボタン、マグネットなどのウェルカムパッケージがプレゼントされます。
さらに、Magic Keyホルダーが入園した際、トゥモローランドのスターケードで充電ステーションを利用可能(9月1日から)、特別なフォトオポチュニティなど、期間限定の体験も可能です。
Magic Keyは2021年8月25日10時PT以降に発売。その日からパーク予約が可能です。Magic Keyパスはdisneyland.comおよび公式アプリで購入、管理が可能で、Webおよびアプリで予約が可能です。
なお、ウォルト・ディズニー・ワールドでも50周年に合わせ新たに年間パスポートの販売を開始予定です。8月末までに追加情報を公開予定。
Opinion: From the “D”post
だいたい予想の範囲内でした。まさにサーベイに沿った形(というかほぼFlex Passport)。少なくとも、日本の旅行者が物販ディスカウント目的でMagic Keyを買うというメリットはないですね。SNSアカウントもいつの間にか新仕様に(しかもTwitter運用やめてる)。
LINK: Disneyland Magic Key | Facebook
LINK: Disneyland Magic Key(@disneylandmagickey) • Instagram写真と動画
実は昨日は、ディズニーランド・パリの有料ファストパス『Disney Premier Access』がソフトオープンし、その値段に全世界のディズニーマニアが驚愕したという日でもありました(アメリカでは今回の発表と同日)。バズ・ライトイヤーのアトラクションに15ユーロ(約2000円)は払えないなー。Premier Accessを買わせない(Standby Passに流す)施策なのかな。
となると、そこまで大混雑していない上海、パリのようなところはPremier Accessで、そしてキャパシティの問題を抱えるところは今回のMagic Keyで対応する予感がします(滞在型リゾートのウォルト・ディズニー・ワールドは別として)。
おそらくPremier AccessとMagic Keyのうち、東京ディズニーリゾートがどっちを参考にするかといったらまずMagic Key側でしょう。年間パスポートにしても入園回数の上限を決めないことにはあらゆることが回らないので、個人的な予想(希望的観測)は本Magic Keyをベースとし、販売する総量を制限(例えば4月1日から1年間として数量限定販売とか)、追加予約回数を有料で販売するタイプの新プログラムが東京でも行われるのではないかと思っています。値段は倍くらいで。
余談ですが、あのWDWNTは年間パスポート廃止時に面白い記事を掲載しています。
今回の年間パスポート廃止→Magic Keyの流れはCOVID-19の影響が非常に大きいことは否めませんが、噂としてそれ以前から今回のような新しい仕組みに移行する予定があったと述べています。確かにFlex Passportはかなり早い段階で出ていたので、おそらくStar Wars: Galaxsy’s Edge建設時のキャパシティ減少のあたりから大なたを振るう準備をしていたんだろうなあ。