オリエンタルランド2022年3月期 第1四半期決算発表 最終利益は60億の赤字。4〜6月期は4月1〜18日までは2万人規模で入園者数をコントロールしていたものの、その後6月末まで5000人+チケット販売分のみのキャパシティとして運営をしていました。売上はグループ全体で498億円と700%増だったものの、ひきつづき厳しい状況にあります。

LINK: 2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
LINK: 2022年3月期 第1四半期決算 補足資料
LINK: 2022年3月期 第1四半期決算説明会
LINK: 2022年3月期 第1四半期決算説明会 解説付き
オリエンタルランドが29日発表した先月までの3か月間の決算は、グループ全体で売り上げが498億円と、テーマパークの臨時休業が続いていた前の年の同じ時期と比べて8倍余りに増加しました。
ただ、テーマパークのある千葉県浦安市が「まん延防止等重点措置」の対象地域となり、営業時間を短縮したほか、それぞれのパークで1日の入場者数を5000人以下に制限した影響で、最終的な損益は60億円の赤字となりました。
最終的な損益が赤字となるのは第1四半期としては2年連続となります。
LINK: 東京ディズニー運営オリエンタルランド 決算 60億円の赤字 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
昨年は、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを2月末から約4か月間、臨時休園したが、今年は入園者数を制限して営業し、赤字幅が縮小した。売上高は前年同期比8倍の498億円。19年4~6月期は1205億円だった。
LINK: オリエンタルランド、4~6月期は最終赤字60億円…売上高は前年比8倍 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン
追記
毎度おなじみ、電話説明会での質疑応答資料が出ました。
LINK: 質疑応答
売上高の水準を保てた理由に関しては
2021 年 3 月期通期と比較して、当四半期のゲスト 1 人当たり売上高が上回った要因は、各収入 ともに入園者数の制限影響が大きい。加えて、チケット販売収入は 2021 年 3 月に導入した 価格変動制、商品販売収入はダッフィー関連やレギュラーの新商品を販売したこと、飲食 販売収入はフードスーベニアが好調であったことに加え、入園者数制限で待ち時間が減 少したことにより喫食機会が増加したことで上回った。
としています。加えて気になるのはこちら。
Q5) 当期、ハロウィーンやクリスマスなどのスペシャルイベントを実施する予定はあるのか。
A5) コロナの状況を踏まえて、イベントの実施可否を判断せざるを得ない。ワクチン接種の進展による感染者数の推移などを視野に入れながら、準備を進めている。Q6) 東京ディズニーシー20 周年関連費用の見通しを教えてほしい。
A6) コスト効率化を図るべく、適正なコスト水準について精査を続けている。ただし、ゲストの体験価値や売上向上に繋がるコストであるため、今後の状況を見ながら効率的な投下を検討 する。