突然の発表でした。
LINK: DisneylandForward – Approvals for Investment, Theme Park
ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック社長は、今後ディズニーランド・リゾートにおいて計画している拡張プランを公開しました。これはアナハイム市に対しての土地使用目的の変更承認、および近隣への調整を目的とした内容で、既にその内容については専用サイト「disneylandforward.com」にて情報が公開されています。

今回拡張の対象となるエリアは、パーク西側にあるディズニーランドホテル/ディズニー・パラダイスピア・ホテル周辺で、現在は駐車場として活用されている場所です。これらホテル、およびダウンタウン・ディズニーはほぼそのままに、周辺のエリアを既存のディズニーランド、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーと接続し、拡張エリアとして活用するというプランです。なお現時点ではアトラクションの内容などは明らかにしていません。活用IPも未定。上記DisneylandForwardのWebサイトでは、例として現在建設中の東京ディズニーシー『ファンタジー・スプリングス』および上海ディズニーランドのズートピアテーマのエリアを挙げ、このようなプロジェクトが拡張エリアでも展開可能であることをアピールしています(ファンタジー・スプリングスおよびズートピアエリアのコピーではない)。
すべてのオープン時期は未定で、OC Registerでは今後数十年スパンの計画であるとしています。

さらに、パークの南東部分にて新たなホテルやエンターテイメントエリアの建設もプランの中に含まれています。こちらもコンセプトアートには特定のIPなどは含まれていません。

かつて「Eastern Gateway Project」(プロジェクトは中止)として想定されていたエリアに関しては、今回のプランでは駐車場エリアとして考えられていることがマップから読み取れます。
LINK: DisneylandForward – Limitations to Additional Investment
今回のプラン発表は、市への承認取得と同時に近隣の住民やビジネスパートナーへの理解を求める意味合いもあり、特別サイトにはFAQなども整備されています。
LINK: DisneylandForward – Frequently Asked Questions
OC Registerなどの記事も。
LINK: Disneyland unveils plans for theme park, retail and parking expansion – Orange County Register
Opinion: From the “D”post
注意しておきたいのは、現時点ではあくまでこれらは(主にアナハイム市への)提案段階であり、コンセプトアートみて考察する意味はなさそう。以前のEastern Gateway Project、および第4のホテルの失敗を踏まえ、まずは市にアピールする意味合いが強そうですね。COVID-19を経た今ならいろいろと動きやすいのかもしれません。