ウォルト・ディズニー、COVID-19の影響で映画館上映から配信リリースまでの期間短縮を示唆 …

ウォルト・ディズニー、COVID-19の影響で映画館上映から配信リリースまでの期間短縮を示唆。ボブ・チェイペックCEOがモルガン・スタンレーの投資家向けイベント「Technology, Media and Telecommunications Conference」にてコメントしました。

この中でチェイペックCEOは、「消費者は今、欲しい時に欲しいタイトルを自宅で手に入れることができる」とし、COVID-19以前には「戻ることがあるとは思えない」としています。ただし、「劇場公開の切るようなことはしたくない」ともコメントしています。顧客の意向次第と考えているようです。

“I think the consumer is probably more impatient than they’ve ever been before,” said Chapek. “Particularly since now they’ve had the luxury of an entire year of getting titles at home pretty much when they want them. So I’m not sure there’s going back, but we certainly don’t want to do anything like cut the legs off a theatrical exhibition run.”

https://variety.com/2021/tv/news/disney-bob-chapek-disney-plus-subscribers-raya-1234918860/

また、このカンファレンスではDisney+の加入者のうち、50%が子どもがいない家庭だったということはディズニーにとって想定外だった、とコメントしてます。これは興味深い。

Opinion:From the “D” post

劇場公開後一定期間ソフト化/配信化されなかったのはまさに劇場を守るためであり、COVID-19でアメリカではそのパワーバランスが崩れてしまい、特にワーナーメディアのHBO maxに絡んで激しい軋轢を生んでいます。

LINK: ワーナー・ブラザースが2021年の全劇場作品を動画配信サービスHBO Maxで同時公開へ | TechCrunch Japan

LINK: アメリカの映画館「倒産続出」は避けられない訳 | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

そしてこの話は、むしろ日本のほうが大きく影響しています。アメリカはまだ劇場がほとんど再開していないため、配信やむなしといったところですが、日本では劇場がほぼ稼働している状況であるにもかかわらず、ムーラン、ソウルフル・ワールド、そして3月5日公開のラーヤと龍の王国でDisney+配信となっています。特にラーヤと龍の王国においては劇場公開と配信を同日に行うという、劇場にとってはこれ以上ない悪夢の中での船出となります。これが吉と出るか凶と出るか。個人的には短期的には大凶ながら、数年単位で見るとディズニーの圧勝になると思っています。そのため、結局は同時配信、もしくはリリース後短期での配信開始を、大手シネコンも受け入れざるを得なくなるのではないかなあ。

なんにせよ、ボブ・チェイペックCEOがいうように、観客である私たちが選択できる余地があることが重要だと思っています。ラーヤも見にいきますよ、劇場に。

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