40年近い歴史を持つ年間パスポートに大きな変化。ステートメントは一時販売停止でも休止でもなく、“終了”と読めます。
LINK: Temporary Closure of Disneyland Resort | Disneyland Resort
臨時休園からまもなく1年がたとうとしている、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートで大きな動きです。ウォルト・ディズニー・ワールドも入園できるDisney Premier Passportを含め、現在提供されている各種年間パスポートプログラムをすべて終了し、返金処理を行うと発表がありました。これはCOVID-19の影響による再開園の見通しが付かないため。なお、今後は改めて年間パスポートのプログラムを見直し、ファンに向け選択肢を提供するとしています。
返金処理などの詳細は下記ページをどうぞ。
LINK: Annual Passholder Refund Information | Disneyland Resort
Opinion: From the “D”post
ちょっと面白い話が出ていました。裏事情に詳しいWDWNT。
WDWNTがもつ情報源から伝えられた話によると、今回の判断はコロナ以前から検討されていたもので、そもそも数年内に年間パスポートプログラムの変更が計画されていたのではないかというもの。ディズニーランド・リゾートはStar Wars: Galaxy’s Edgeオープン以降(正確には2019年のホリデーシーズンあたりから)慢性的なキャパシティ不足になっていたこともあり、この説もさもありなんという気がしました。
そして我らが東京ディズニーリゾート。年間パスポートプログラムは全員に返金処理/一時販売停止と、そのプログラム自体は残っているというのが前提ではあります。が、個人的には上記のディズニーランド・リゾート同様、同じ形での再開はないと思っています(もちろん理由はSCSEの“S”)。
そうなると、アフターコロナの定額入り放題プログラムはどうなるのでしょうか。多分、その答えは2019年5月に登場していた(そして今回終了となった)、「Flex Passport」だと思います。
これは下記のような特徴があります。
- 基本的には平日のみ
- ホリデーなどブロックアウトデー設定あり
- 週末およびハイシーズンは事前予約が必須
- 30日間に2パーク分のみ予約可能
- 予約後パークに入園しないなどノーショウのペナルティあり
- 各種特典はほぼそのまま
- 価格は通常パスポートよりも200ドル安い
上記WDWNTの噂も、地元向け年間パスポートやブロックアウト日ありの通常パスポートは廃止し、Flexと最上位Signature Plusのみが残るという計画だったとのこと。なんとなく、日米ともにこのflexをベースとしたプログラムを当初は運用し、COVID-19のリスクが下がり始めたときに初めて従来型の年間パスポートプログラムを検討するような予感がします。