売上高95%減、211億円の特損を計上——オリエンタルランド2021年FY01決算発表

COVID-19の影響が非常に大きいことが分かります。

LINK: 決算説明会 | IR資料室 | 株主・投資家の皆様へ | 株式会社オリエンタルランド

オリエンタルランドは2020年7月30日、同社会計年度の2021年第1四半期決算を発表しました。2020年4〜6月期に相当するため、全期で休園となった期間の決算で、売上高は61億円と前年同期比94.9%の減となりました。これにあわせ、特別損失を約211億円計上しています。

LINK: 特別損失の計上に関するお知らせ

From the “D” post

会計的な解析は専門家におまかせするとして、個人的に気になったところを。COVID-19の影響は当然ながらOLCに限らずすべての業種で存在するのでそれはおいといて、今後の業績についてのOLCの見解が注目されます。

2021年3月期 第1四半期決算説明会 資料より

この内容を見ると、通常時の50%以下のキャパシティで運営することによる売上の減が予想されており、ディズニーホテルに関しても宿泊者数がパークチケット販売数にあわせ減少が予想されています。ゲスト一人あたりの売上高は臨時休園中のグッズを販売したことによる“一時的な”増があるものの、現状の高需要も一時的と認識しており、これも予断を許さない状況です(このタイミングでのオル・メル追加の理由がよく分かる。売上に貢献という意味ではなく、この1枚に東京ディズニーリゾートらしい要素を入れられるという意味で)。

これに加え、変動要素として現時点では計上されていない「年間パスポート所有者の入園による(売上高の)減」が挙げられているのも非常に興味深いです。これも文字通りの話ですが、キャパシティが限られている以上、年間パスポート所有者を入場させることはチケット売上の減につながるわけで、年間パスポートの処遇をどうするかは非常に悩ましいところでしょう。もしかしたらアフターコロナの東京ディズニーリゾートでは年間パスポートの販売数を絞る/廃止するまでも想定しなければならないかも。その意味でも、現状の保持者に対する返金/延長のさじ加減を測っている最中なのかもしれません(ここまで引っ張るとは思わなかったですけれど)。個人的にはアメリカ本国に比べてかなり異色の客層ということもあり、全部返金扱いにして立て直すのがいいような気もしています。

気になっていた「トイ・ストーリー」シリーズをテーマにしたホテルは現時点では予定通りの開業計画を立てているようです。また、東京ディズニーランドの大規模開発エリアに関しては未定という状況。数年単位でウォッチしていく必要があると思っています。しゃーない。

この記事を書いた人

IT系メディアの編集者を経て、現在は独立しエンタープライズ系ITのライターとして活動する傍ら、広義の“ディズニー”を追いかけるディズニージャーナリストとして、個人でできる範囲の活動を行う

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