人魚に声を、野獣に魂を与えた男の物語——新たなドキュメンタリー「Howard」2020年8月7日配信開始(update)

ハワード・アシュマンの生涯を描くドキュメンタリーがDisney+で配信されます。

待っていました。2019年10月に発表されていたDisney+のドキュメンタリー「Howard」が8月7日よりアメリカのDisney+で配信されることが発表されました。ポスター、および予告が公開されています。

Howard | Official Trailer | Disney+

「Howard」は音楽家、ハワード・アシュマンの生涯を描くドキュメンタリーで、監督はプロデューサーのドン・ハーン(ロジャー・ラビット、美女と野獣など)。もはや最近のファンにとっては名前だけしか知らない存在かも知れませんが、リトル・マーメイド、美女と野獣、アラジンの作詞に携わるだけでなく、作曲家アラン・メンケンとともに制作面でも大きく寄与し、そして去っていった、ディズニー史でも非常に重要な人物です。このタイミングで彼の生涯がまとめられるというのは感慨深いできごとかもしれません(なお、作品そのものは2018年に制作されているものです)。

現時点では日本での配信タイミングは不明ですが、これまでの例を考えると、大きなタイムラグなしに見ることができると思われます。

追記:日本配信が8月14日に決定

From the “D” post

ハワード・アシュマンに関しては、やはりこの1枚絵が非常に印象が強いですね。

これは美女と野獣のエンドクレジットに存在する、彼へ送る言葉です。これを見ても分かるように、彼は1991年、映画「美女と野獣」の公開前に亡くなっています。フランク・ウェルズ副社長やピクサーのジョー・ランフトなど、ディズニーは時代ごとに非常に重要な人物を亡くしておりますが、ハワード・アシュマンの喪失はその後のディズニーに大きな影響を与えました。

実は私自身も、このハワード・アシュマンへ送る言葉からこのディズニーの世界へ入ってきた人間であるので、ハワード・アシュマン、アラン・メンケンこそがディズニーの原体験だったりします。このテキストから彼らがディズニーで最初に作った「リトル・マーメイド」を見てアンダー・ザ・シーで度肝を抜かれ、当時制作中だったアラジンの企画に心を躍らせ、そしてハワード・アシュマンが既に故人であることに、いいようのない悲しみを覚えました(その後シャーマン兄弟の作品群を知り、また度肝を抜かれるわけですが)。

おそらく、映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」をはじめとする、ディズニー以前の彼らの功績も描かれることでしょう。アリエルの声を演じたジョディ・ベンソンは二人が制作した舞台の時からのつながりで、それが後にディズニーランド・リゾート開園60周年版「ワールド・オブ・カラー・セレブレイト!」のポストショーにつながるわけです。

Disney+は「The Imagineering Story」に限らず、本当に上質なドキュメンタリーを数多く取りそろえており、その1つとしてあのハワード・アシュマンが取り上げられるというのは、ディズニーを追いかけてきたものにとって非常にうれしいできごとです。しかもあのドン・ハーン。配信がとても楽しみですね。

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