入園者数は東京ディズニーリゾートが3、4位変わらず、香港ディズニーランド苦戦——TEA/AECOMレポート2019年版公開

毎年恒例、世界のテーマパーク動向を知るための重要なレポートが公開されました。

LINK: TEA and AECOM’s definitive global attraction attendance report shows moderate performance in 2019

LINK: TEA – Themed Entertainment Association

テーマパーク運営に関する非営利団体、Themed Entertainment Associationと、建築デザインなどを手掛けるAECOMが毎年公開しているレポート「TEA/AECOM 2019 Theme Index and Museum Index」が発表されました。このレポートでは世界のテーマパーク、ウォーターパーク、博物館、美術館の入園者数や動向などを調査し、毎年発表しているものです。通常5月末に公開される資料ですが、今年はCOVID-19の影響なのかやや遅れての公開となりました。

入園者数トップ20を見ると、今回はアメリカエリアを始め停滞しているパークが非常に多いのが特徴的です。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーは3,4位変わらず(なお、TEA/AECOMはオリエンタルランドが個別に発表していない東京ディズニーリゾートの各パーク入園者数を独自の按分値で算出していると思われます)。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも変わらず5位ながら、昨年に比べ入園者数は1.4%増で追い上げていることが分かります。

2019 TEA/AECOM Theme Index and Museum Index

From the “D” post

この中でも注目できるのが、アジア地域の上海ディスニーランド(−5%)や香港ディズニーランド(−15%)の減少。これまでややバブル感があった状況ながら、大きな落ち込みを見せているのが気になります。

そして着実に伸ばしたのは、オーランドの「Islands of Adventure」。6%の伸びはもちろん新アトラクション「Hagrid’s Magical Creatures Motorbike Adventure」。これがアメリカ全体の成長を引っ張った形となります。

そして大きな問題は、2位のディズニーランドの「0%」。2019年はあの「Star Wars: Galaxy’s Edge」がオープンした年であるにもかかわらず、結果として全く入園者数が変化しなかったというのは大変な問題といえるでしょう。2019年の状況は本丸のアトラクション「Star Wars: Rise of the Resistance」が含まれないため、2020年に期待……といいたいところですが。

しかし、今回の集計にはCOVID-19に関する影響がほぼ含まれない内容になっています。2020年版(おそらく2021年5月末発行)は、テーマパーク業界にCOVID-19の影響が色濃く残るものと予想できます。どこまで爪痕が残るのか……こちらも興味深いです。

これまでのレポートはこちらを。

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