ピクサー、2020年作品1本目の初週末興行成績です。(確定値が出たため改題)
全米でピクサー最新作「Onward」(邦題:2分の1の魔法 公開日未定)が公開されました。初週末興行成績は3912万ドルで1位。1位ではあるのですが、この3912万ドルというのはピクサー作品としてはやや低調なレベルであり、boxofficemojoは当初5000万ドルを想定していたものの、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響などがあったのではないかとしています。(なお、記事公開当初の推定値は4000万ドルでしたが、確定値はさらに下回る結果に。)
LINK: Domestic 2020 Weekend 10 – Box Office Mojo
Opinion: From the “D”post
初週末興行成績はずっと追いかけているものの、公開時期によってその差が大きく、例えばThe Good Dinosaurなどは3919万ドルではあるものの、Cocoだって5080万ドルでそれほど大きく変化はしておらず、これだけで判断しにくくなったというのが印象。
そしてこの作品、日本でも新型コロナウイルスの影響で公開が“未定”となっている状況です。
公開日が先のムーランは決まっていることに関しては、直近すぎて劇場の調整が難しかったのかとも思いますが、漏れ聞く話によると前売りチケットの売れ行きが芳しくないという話もあり、ちょっと心配です。テーマとしてはかなりピクサーらしいエモさで、特にピクサーにとって続編ではないオリジナル作品は必ずやらなければならないチャレンジと言うことも考えると、まずはこの作品を見てから判断したいところ。早く見たいです。
「続編1本に対して、オリジナル2本の割合で作品を制作するようにしています」とキャットムルは言う。「続編は金銭的なリスクは低いけれど、それしかやらなかったら創造性が枯渇してしまうのです。『カールじいさんの空飛ぶ家』や『レミーのおいしいレストラン』、恋に落ちたゴミ処理ロボットはリスクの高いアイデアでした。こうしたスタジオにとって重要となるリスクを冒すためには、低リスクの作品もやる必要がある。ビジネスとしても成立させていく必要があるのです」
『アーロと少年』と「失敗」からはじまるピクサー式イノヴェイション | WIRED.j