パークス&リゾーツ部門改め「Disney Parks, Experiences and Products」新体制が発表されました。
あんまり大々的に取り上げられることのないほうのディズニー。ボブ・チェイペック率いるディズニー・パークス・エクスペリエンス・アンド・プロダクツ部門の再編が行われました。パーク関連でいうと、これまではディズニーランド・リゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニーランド・パリの「Disney Parks Western Region」と、東京ディズニーリゾートを含むそれ以外の「Disney Parks Eastern Region」に分割され、その下に各パークの社長が存在する組織形態だったものを、改めてディズニーランド・リゾート、ウォルト・ディズニー・ワールドの社長をそれぞれ昇格し、ボブ・チェイペックに直接レポートする立場になったことが大きな変化です。これに伴い、ディズニーランド・パリを含むUSパーク以外が「Disney Parks International」としてまとめられています。
LINK: About Us | Disney Parks, Experiences and Products
特にパーク部門に関連する方は下記のとおりです。
Rebecca Campbell(ディズニーランド・リゾート社長)
LINK: Rebecca Campbell | Disney Parks, Experiences and Products
これまでABCの要職にいた方が新たなディズニーランド・リゾート社長に就任しました。22年のキャリアを持ち、直前ではEMEAのDirect-to-Consumer & International segmentを担当しています。
Josh D’Amaro(ウォルト・ディズニー・ワールド社長)
LINK: Josh D’Amaro | Disney Parks, Experiences and Products
これまでディズニーランド・リゾートの社長だった方が、今度は50周年を目前としたウォルト・ディズニー・ワールドに異動。ここ最近は個人的にもInstagramなどでその活動をアピールしていて、ファンも増えている予感がします。今回の異動に関してもこんな投稿を。
Michael Colglazier(その他海外パーク担当)
LINK: Michael Colglazier | Disney Parks, Experiences and Products
ディズニーランド・パリ、香港ディズニーランド、上海ディズニーランド、そして東京ディズニーリゾートを担当する方。これまでもDisney Parks Eastern Regionを担当しており、新たにパリが含められた形。
Bob Weis(ウォルト・ディズニー・イマジニアリング)
LINK: Bob Weis | Disney Parks, Experiences and Products
イマジニア部門のトップはこれまで通りボブ・ウェイスが担当します。
そして、ディズニーランド・パリ、USパーク担当(正確には「Disney Parks West」部門)として大活躍された、キャサリン・パウエル氏が今回退任されています。パリのファンは彼女に親近感を覚えていた方も多く、SNSには嘆きの声も多く見られました。
LINK: Catherine Powell | Disney Parks, Experiences and Products
LINK: Disney Parks West President Catherine Powell to step down | Article [AMP] | Reuters
Catherine Powell connected with Guests like no President had before, exchanging and understanding expectations.
She’s also a diversity champion who changed the landscape of the corporate tree, leading to the nomination of Natacha Rafalski who continues her legacy in that respect. pic.twitter.com/UjgsiXIF8x— ED92 (@ED92live) September 24, 2019
From the “D” post
大枠として、日本にはほぼ影響がないような気がします。ただしウォルト・ディズニー・ジャパン的にどうなるかは全く想像がつかず。もしかしたらこの再編で、日本でもディズニーランド・パリに関するプロモーションが増えたりするのかなー。これまでの体制でもほとんど上海に対してプロモーションなかったですからね。あんまかわらないのだろうなあ。
なんとなくですけれど、ボブ・チェイペックに一番近いのは、新たにウォルト・ディズニー・ワールドの社長に就任したJosh D’Amaroなのかなー、と思っています。
Star Wars: Galaxy’s Edgeのオープンをクリアしたいま、ディズニーのパーク部門(長いのでDPEPって統一したいけど直感的じゃない)の次なる大きな「絶対に負けられない戦い」は間違いなくウォルト・ディズニー・ワールド50周年(2021年)。噂がもりもり出てきていますが、おそらくこれに対してすさまじいほどのプロモーションがアメリカでは展開されることでしょう。きっとエプコットだけじゃないと思うんですよね。ただSNSで盛り上がってる城の装飾などの噂は、なんとなくまたアレな感じだと思ってみていますが(あのWDWNTが無言なところがまた)。

幸いなことにこのJosh D’Amaroさん、パリで人気を誇ったキャサリン・パウエルみたいにファンに近い位置にいてくれるような方なので、そういう意味でもすっごく期待しています。2021年の50周年のウォルト・ディズニー・ワールド、ぜひ1度は訪れてみたいなあ。