本日より春休みモードへ。通常更新はお休みしてinstagramにてフォトレポート予定(2023/03/21)

イマジニアの思考を学べ——無料コンテンツ「Imagineering in a Box」公開(update)

海外パーク(〜2020年5月)

これが無料なのはすごい。

LINK: Walt Disney Imagineering Partners With Khan Academy To Bring You ‘Imagineering in a Box’ | Disney Parks Blog

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングとKhan Academyは、イマジニアたちがどのようにして魔法のような世界を作り上げているのかを動画で学ぶ「Imagineering in a Box」を無料で公開しました。かなりの本数の、本気の教本が無料で見られます。

LINK: Imagineering in a Box | Storytelling | Arts and humanities | Khan Academy

この中には、イマジニアが制作した世界のアトラクションの裏側を紹介する映像も含まれており、全部見るのはかなり大変ですがイマジニアになりたいという方は確実に目を通すべき教本だと思います。英語字幕もあるのでそれなりに見やすかったです。

ちなみにこれは、以前公開されていたピクサーのテクニックを学ぶ教本「Pixar in a Box」に続く試みです。こちらもすさまじい内容なので、アートを志向するかたはぜひ見ておきましょう。

LINK: Pixar in a Box | Partner content | Khan Academy

From the “D” post

普段は絶対に見られない映像や、イマジニアたちが「ストーリーありき」という信条を持っていることがとてもよくわかる内容でした。トラックレスライドの仕組みがあるから、ボートライドの新機軸があるからではなく、ストーリーに最も合った機構はなんなのかを考えるというのが印象的。ディズニーっぽいというのはこういうところだなーと思います。

スーツケースと夢――「ディズニーのイマジニアになるには」を考える
そんな思考実験をしてみたいと思います。

さて、ここから本論。実はこの中に、大変話題になった動画が含まれています。
(とか言いながら見つからなかったんですが、どの動画のどの部分か気づいた方は教えて下さい)

LINK: Imagineering Video Hints at Third Attraction Cut from Star Wars: Galaxy’s Edge – Blog Mickey

Imagineering in a Box内、ライドの構造を紹介する動画の中に、一つこれまで実現されていなかった「なにかクリーチャーに乗って揺れている」ライドの構造が公開されています。その管理コンソールを見ると、ほんとうに恐竜のような背中に椅子が設置され、それで歩いているようなもののようです。

実はこれが、D23 Expo 2015にてボブ・チェイペックが発表した、このアートのものではないかといわれています。

D23 Expo 2015のパークセッションにて

で、これに関してMiceAgeのコラムニストAL Lutz氏が、これが当初Star Wars: Galaxy’s Edgeに登場する予定だった、Cチケットアトラクションだったとコメントしています。これは面白い。

LINK: MiceAge Disneyland Rumor Update – Promising the Moon

実はそのあと、この面白いコラムが全く違う意味で注目を集めるのですが……それはまた改めて時間ができたときに。

【噂】ディズニー史を揺るがすスキャンダルか、それとも単なる怪文書か——AL Lutz騒動の読み方
みんな大好き陰謀論のお時間です。長いけど最後の結論まで読んでから反応してね。LINK: The Influencer - Gary Snyder - Medium

追記

スペイン語、ポルトガル語、フランス語字幕を追加。2020年末には中国語字幕も追加される予定です。

LINK: ‘Imagineering in a Box’ – Now Available in Three Additional Languages | Disney Parks Blog

こちらもあわせて。Disney+「The Imagineering Story」のレビューです。

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