【新プロジェクト、anchorで地味にスタート】

リー・アンクリッチがピクサーを去る

ピクサー関連の人の動きをまとめて。

ちょっと衝撃的なお話が舞い込んできました。2019年1月18日、ピクサーのリー・アンクリッチ監督がTwitterにて、25年務めたピクサーを離れる決断をしたという投稿を行いました。リー・アンクリッチ氏はご存じのように、「トイ・ストーリー3」「リメンバー・ミー」(Coco)など、エモーショナルな作品を作る方です。Twitterでは「The time has come for new adventures.」というメッセージとともに、トイ・ストーリー3でもっともエモいシーンが引用されています。

また、リー・アンクリッチ氏による、ピクサーへの書簡も公開されています。最終出社日は2019年2月15日、その後は他のスタジオに移るわけではなく、まずは家族との時間を増やすことに当てるとのことです。

ジョン・ラセター、スカイダンス・メディアへ

そしてもう1つの動きも。2018年末でピクサー/ディズニーを完全に退任したジョン・ラセター氏が、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」や「ターミネーター:新起動/ジェニシス」などを制作するスカイダンスのアニメーション部門のトップとして就任したという報が入りました。

全く知らなかったんですが、日本でも放映されていた「ソードアート・オンライン」のハリウッド版リメイク(実写)がこのスカイダンス制作なんですね。

LINK: 電撃文庫『ソードアート・オンライン』 ハリウッドにて全世界向け実写映像企画進行中 米国の多角的メディア企業 スカイダンス・メディアによる製作

ジョン・ラセター氏の退任に関する、私見含めた記事は下記をどうぞ。

ジョン・ラセター、半年間の休職を経て2018年末にディズニー/ピクサーを退任(update)
ABC、出演女優のヘイトスピーチ投稿で人気コメディ番組を打ち切り
ジョン・ラセター氏の跡を継ぐもの、ウォルト・ディズニー・アニメーション/ピクサー・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー決定

From the “D” post

リー・アンクリッチの書簡、back-burnedという表現がとても気になります。ピクサーのスタート時は、ジョン・ラセター、スティーブ・ジョブズ、エド・キャットムルが中心メンバーだったわけですが、キャットムルも2019年に退任を予定してるんですよね……。

LINK: Pixar Co-Founder Ed Catmull to Retire | Hollywood Reporter

ディズニー社が他のビジョナリーカンパニーと大きく異なる点は、やはり創始者のビジョンが創始者亡きいまも(それっぽく)継続しているということ。アップルもジョブズ亡きいま、ことあるごとに迷走と表現されファンからは「ジョブズが生きていたらこんなプロダクトはでなかった」といわれ続けています(あ、ディズニーパークもか……)。ピクサーもジョン・ラセターが退任し、ピクサーではない場所での活動拠点を得たいま、本当の転換点に来たと感じました。個人的にはディズニー買収がなかった世界線だったら、本当の意味での「新しいディズニー」になり得る企業で、ジョン・ラセター氏こそが「ウォルトの次世代」だったかもしれないと考えると、いまのピクサーがディズニーになれるのかというのはとても不安。求心力を失ったことが原因だとしたら、本気で対策を行わないといつまでも辞められないですよ。ボブ・アイガーCEO……。

ちなみに似たような一件があった、ジェームズ・ガン監督もDCユニバースにて活躍が予定されているので、ボクとしては別にディズニー、ピクサー、マーベルじゃなくても「驚かせてくれる作品があればいい」というスタンスです(レミーのラストシーンのアレで)。

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