The Science Behind PIXAR日本上陸——「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」2019年4月13日スタート

スタジオ/カンパニー(〜2020年5月)ピクサー・スタジオ

待っておりました。

LINK: 【東京シティビュー】『PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス』が2019年4月から六本木ヒルズで開催決定! | ニュースリリース|プレスルーム|森ビル株式会社 – MORI Building

待望のイベントが日本上陸決定です。六本木ヒルズ展望台 東京シティービューにて、2019年4月13日〜9月16日の期間、ピクサー・アニメーション・スタジオの映画の「科学と技法」に注目した展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス」が開催されます。

これはアメリカにおいては2015年より巡回中の「The Science Behind PIXAR」のアジア初巡回で、これまでアメリカおよびカナダで8箇所、140万人を動員した企画展です。

ピクサーのひみつ展 (c)Disney/Pixar

この企画展では、これまで日本でさまざまに開催された美術展とは若干異なる視点でのもので、ピクサーによるCGアニメーション制作の鍵となる8つの工程を通し、ピクサーアニメーションを支える科学について学べるハンズオン展示です。

ピクサーのひみつ展(ボストンサイエンスミュージアムでの様子) (c)Disney/Pixar

ピクサーのひみつ展(ボストンサイエンスミュージアムでの様子) (c)Disney/Pixar

その8つの工程とは…

  • Story & Art
    Writers and artists create the story and concept art

  • Modeling
    Digital sculpting creates virtual 3D models

  • Rigging
    Digital rigs make movement possible

  • Surfaces
    Surface appearance is controlled separately from shape

  • Sets & Cameras
    Virtual cameras view virtual 3D worlds

  • Animation
    Animation is acting

  • Simulation
    Computer programs create automated motion

  • Lighting
    Virtual lights enhance mood and believability

  • Rendering
    Rendering turns a virtual 3D scene into a 2D image

となっています。ストーリーを作ったあとの工程をメインにしており、モデリングやリギング、アニメーションといった専門的な知識や技術を、「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」など、ピクサー作品を通じて体験できるという内容。時期的に夏休みの自由研究としてもいいですね。

2019年7月12日には日本でも「トイ・ストーリー4」が公開されるタイミングで、この展示会が日本巡回決定したのは本当にうれしいです。開催概要はこちら。

「PIXAR のひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」 開催概要

会期:2019年4月13日(土)~9月16日(月・祝)
開場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
開催 :東京シティビュー、NHK プロモーション
企画制作:ドリームスタジオ
特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン
入場料:一般 1800円
   高校生・大学生 1200円、
   4歳~中学生 600円
   シニア(65歳以上) 1500 円

LINK: PIXARのひみつ展いのちを生みだすサイエンス | 東京シティビュー – TOKYO CITY VIEW

メインビジュアル

『PIXARのひみつ展』はボストンサイエンスミュージアムがPIXARとの協力により開発したものです。
The Science Behind Pixar was developed by the Museum of Science, Boston in collaboration with Pixar Animation Studios.
© 2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved. Used Under Authorization.

From the “D” post

本当に待っていました、という話は2016年にしています。

「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」を見てきた(ネタばれ注意)

海外ではかなり評価の高い企画展で、アートというよりCGの技術面からピクサーを見るという点はとても興味深いです。シカゴでスタートしたときにジムヒルさんがperiscopeで実況紹介してて、なんとかして海外巡回のを見に行きたいと思ったほど。それが六本木ヒルズで見られるのはありがたいです。

こちらはシカゴのMuseum of Science and Industryによる紹介動画。

LINK: The Science Behind Pixar – Museum of Science and Industry

US版に関しては公式サイト、およびピクサーによる紹介ページもあります。

LINK: The Science Behind Pixar | The Science Behind Pixar

LINK: Pixar Animation Studios

日本のディズニー関連アートイベントが単なる物販イベントになっている今、久しぶりに骨太な(というか私が大好きな方向の)展覧会になることをとても期待しています。超楽しみ!!!