そ、そっかー……
Weekend Box Office Actuals: #BohemianRhapsody $51.06m; @TheNutcracker $20.35m; @NobodysFool $13.7m https://t.co/qoCXDjo4xA pic.twitter.com/VhMcgbgV8V
— Box Office Mojo (@boxofficemojo) November 5, 2018
LINK: ‘Bohemian Rhapsody’ Rocks the Box Office with $50 Million Debut – Box Office Mojo
ディズニーが11月2日にアメリカで公開した実写作品「The Nutcracker and the Four Realms」の初週末興行成績が、2035万2491ドルとなったことがBox Office Mojoにて伝えられています。これは同週公開の「ボヘミアン・ラプソディ」(日本公開11月9日)に次ぐ第2位ながら、批評家などからはかなり厳しい声が飛び交っています。
LINK: Weekend Box Office Results for November 2-4, 2018 – Box Office Mojo
この作品はチャイコフスキーの作曲したバレエ音楽「くるみ割り人形」をベースにした作品で、4つの世界に迷い込んだクララが体験するお話。主役のクララにはマッケンジー・フォイ(インターステラーでの少女役だった方)、そしてキーラ・ナイトレイやモーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンなどが出演しています。むしろこの作品はバレエ界からミスティ・コープランドとセルゲイ・ポルーニンが出演していることの方が話題で、その筋からは注目されていたようです。
が、映画としての出来はどうやら微妙な雰囲気で……。この一連のスレッドをどうぞ。確かにD23 Expo 2017でほんの少し、バレエ方面からの取り上げ方でプレビューが行われていたのですが、あのディズニーファンしかいない空間ですらしらけた空気が流れたのは事実……。
『くるみ割り人形と秘密の王国』オープニング興収2035万2491ドル(想定2500万ドル以上)で1位『ボヘミアン・ラプソディ』に大差をつけられ「失敗作」と言われるなか各サイトがその原因を書き連ねています。一部サイトから抜粋してみました。
— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) November 7, 2018
・公開時期→ハロウィンが終わったばかりでもうクリスマス映画?
・ディズニーならではのハードルの高さ→他の作品ならオープニング興収2000万ドルは万々歳!?
・リメイクの当たり外れ→オリジナル古典の本質を活かした実写化?— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) November 7, 2018
・監督の人選と再撮→ラッセ・ハルストレム監督起用は当初から疑問視されており、そのためかジョー・ジョンストン監督による追加撮影もあって製作費が膨大になった(一説によると1億3000万ドル以上とも)
・ジャンル問題→バレエ映画でヒットなし。クリスマス映画は低予算が鍵!?— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) November 7, 2018
・ストーリーの空虚さ→セットや衣装にしか目が行かない!?
等々、かなり辛辣な意見が並んでいてちょっと衝撃でした。日本は11/30より公開、主演のマッケンジー・フォイが見たいので必ず劇場に見に行きますが、ハードルは低くしておいた方が良さそう?https://t.co/BstI3Y2yyThttps://t.co/tuQZm9WP23— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) November 7, 2018
LINK: Box Office: Why Disney’s ‘Nutcracker’ Failed To Get A Christmas Miracle
LINK: The Nutcracker Movie Proves Disney Is Only Good At Doing Remakes
なお、日本公開は間を空けず、2018年11月30日に公開が予定されています。
LINK: くるみ割り人形と秘密の王国|映画|ディズニー公式
初週末興行成績としては悪くないんですが、おそらく「かけた資金に比べるとダメ」というタイプのコケ方ですね。最近でいうとハン・ソロやWrinkle in Time(日本未公開)がやらかしましたが、まあ映画ビジネスはこんなものでしょうかね。
