「ディズニープリンセス」とは何か——刷新されつつあるプリンセス像を追いかける

長いです。やっと宿題をまとめました。

TL;DR(長すぎて読まなかった人向けまとめ)

Dream big, and Live your story.

Dream Big, Princess – I am Moana | Disney

「信じれば夢はかなう」の嘘

これは個人的なお話なのですが、ディズニーとは「夢」を追うものに惜しみない称賛を送ることを社是としているのではないかと思っています。「夢」をきっかけに動き始め、それを追い求めることで、結果として「魔法」だったり「冒険」だったり、「体験」だったりを売っている企業ともいえましょう。簡単にいうと、世界に存在しうるあらゆる夢をかなえるための努力を行っています。以前紹介した、Stuntronicsなどはそんな感じのプロジェクトでしたね。

ディズニー・イマジニアリング、ロボットによるスタント代替「Stuntronics」プロジェクトを発表

ただ、これを日本語にすると「夢は必ずかなう」というような表現になりがちです。もうちょっと付け加えて「信じれば夢はかなう」「星に願えば夢はかなう」。これ、なぜか日本語になるととたんに嘘っぽく見えるんですよね。

かつてウォルトはこう言いました。「すべての夢はかなう」。しかしその後ろには重要な一文があります。

All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them.
(すべての夢はかなう、もしそれを追い続ける勇気があれば。)

これ、後ろの一文があるとないとでは大きな違いがありますよね。日本的な考え方だと、夢見さえつづければ、開いた口にその成果が降ってくる的な印象がどうしてもあります。しかし、アメリカの(ディズニーの)夢叶うというのはあくまで「努力した結果」。そういう意味では、夢ではなく「目標」の意味合いだと私は考えています。

「幸せに暮らしましたとさ」の意味

もう1つ誤解されているディズニーワードの代表格は「ディズニープリンセス」だと思ってます。これは昨今、ディズニー自身がこれまで積み上げてきたディズニープリンセスの定義そのものを変え、新たな意味づけをしている最中であるからということもあります。

いま、ディズニーはプリンセスストーリーの意味合いを大きく変えようとしています。これまでのプリンセス像をもう少しブレイクダウンすると、白雪姫からシンデレラあたりまでのディズニー・ルネッサンス期におけるプリンセス像が一つ。ぐっと最近になって(とはいえ約30年前)、リトル・マーメイドからムーランあたりまでの行動するプリンセス像が一つ。それ以降のプリンセス像と、映画以外で表現される新プリンセス像あたりに分けられるでしょう。

まずは白雪姫やシンデレラといったプリンセスたち。彼女らは基本的に自分自身の力というよりは、気が付いたら王子が登場し、「幸せに暮らしましたとさ」(They lived Happily Ever After.)という言葉とともに、ディズニー映画のエンディングみたいなエンディングを迎えます。ここについては映画「魔法にかけられて」ですでにセルフパロディされていますし、最新のディズニー作品「Ralph Breaks the Internet」で最大限に揶揄されているポイントです。もはやこれは、ディズニーによって否定されている姿ですし、多くのディズニーファンも「今は違うから!」みたいな受け取り方をしていると思います。

Ralph Breaks the Internet: Wreck-It Ralph 2 Official Trailer

では、「今は違う!」のいま。おそらく多くのディズニーファンも「自ら行動するプリンセス」が最新像だと考えているのではないでしょうか。アリエルは自らの声を犠牲にしてでもエリックに会いに行きましたし、ベルは野獣の姿に恐怖しつつも、唇をかみしめ父親の代わりを申し出ます。そして大変象徴的なのは、自らのやるべきことを考え、思いを込めて断髪するムーランの姿。王子を待つことなく、自らが考え、行動するプリンセス像です。これはディズニープリンセスの姿を大きく変え、ディズニー自体をも大きく変える力がありました。これをもって、ディズニーが考える“女性の姿”は進化したという評価もあるのではないかと思います。

いまだプリンセスにあらず——注目すべき3人の“ディズニープリンセス”

ディズニーはプリンセスをさらに現代的にアップデートします。上記自立した、行動するプリンセスの姿の影には、必ず「プリンス的存在」がありました。自律しつつ、行動するその目的がプリンセスだった、と判断されても仕方がないでしょう。確かにアラジンの作品内で、ジャスミンは「I’m not the Prize to be won!」と語らせてはいるものの、プリンセスとはプリンスの付帯物……とまではいかなくても、それに限りなく近い存在であると描かれています。それが変わるのは、あの「アナと雪の女王」を待つことになります。

しかし、それ以上に注目すべきプリンセス像のアップデート劇が、テレビ向け作品、それも子供向けの作品で行われることになります。その作品こそ、「Sofia the First」(邦題:ちいさなプリンセス ソフィア)です。

【Music】「ちいさなプリンセス ソフィア」-オープニングテーマ(歌詞つき)-

LINK: ちいさなプリンセス ソフィア|ディズニージュニア|ディズニー

この作品は、母親の再婚によりある日突然プリンセスとなったソフィアが、魔法を含むさまざまなことを学ぶことで、本物のプリンセスになるというストーリーです。当初こそストーリー内にシンデレラをはじめとする、既存のディズニープリンセスが登場することが話題になりましたが、これ、とんでもない展開を見せています。

「ちいさなプリンセス ソフィア/ひみつのとしょしつ」予告編

そもそもこのソフィアというお話、当初はプリンセスの作法を学ぶなどのストーリーの中で、ソフィアが困るとペンダントの力により、ディズニープリンセスがソフィアを助けに来るという展開でした。白雪姫やジャスミン、アリエルなどがやってきて、ソフィアの力になるというのがクロスオーバー的な盛り上がりを見せていました。が、「ひみつのとしょしつ」にて未完のお話の存在を知り、それらをハッピーエンドに導いていくという役割をソフィアが担うと、アバロー王国のプリンセスの、未完のお話を見つけます。それこそが「Elena of Avalor」(邦題:アバローのプリンセス エレナ)でした。この一大クロスオーバー(エレナのパイロット的ストーリー)はソフィアのお話における、いったんのクライマックスといえる内容。これまでプリンセスに助けられ続けてきたソフィアが、プリンセスとして他のプリンセスを助けに行くのです。

Cast – Elena of Avalor – My Time (From "Elena of Avalor")

(ソフィア関連は舞浜横町が詳しく述べています。こちらもぜひ。)
LINK: エレナ“第0話” ソフィア特別エピソード「アバローのプリンセス エレナ/エレナとアバローの秘密」あらすじと解説 | 舞浜横丁

ソフィアが象徴的なのは、母親の再婚により、血筋ではないものの、名目上のプリンセスに最初からなっているという点にあります。しかし、ソフィアはそれではいけないことを直感的に知るのです。0話ともいうべき「Once Upon a Princess」(邦題:ちいさなプリンセス ソフィア/はじまりのものがたり)において、父親であり国王のローランド2世にソフィアは「なぜお父さんは“Second”(二世)なの?」と聞くと、父親も同じローランドという名前だったからだと答えます。それに対し、ソフィアは「じゃあ、私はソフィア一世だね!」と答えるのです。ここにこそ、ソフィアのストーリーのタイトル「Sofia the First」の意味があり、ソフィアは決して付属物ではなく、1人の人間としての立ち位置を探し続けるという「目標」を建てます。そしてエレナを救うことで、ひとまずの目標をクリアする——そんなストーリーなのです。

そしてそのエレナも、血筋、名目上のプリンセスであるにもかかわらず、空白の在位期間を埋めるように、本当のプリンセスのあるべき姿を探し続けるという、ソフィアのストーリーをなぞるような展開が続きます。この2つのストーリーは、ディズニーのプリンセスを大きくアップデートする、大事な大事なピースだといえるでしょう。それを子供向けのストーリーとして展開していることは、その世代の女性に大きな影響を与えるはずです。

新プリンセス「Elena of Avalor」マジック・キングダムにて初登場セレモニー開催(Update)

そしてもう1人の重要なプリンセスも付け加えておきましょう。「Star vs. the Forces of Evil」(悪魔バスター★スター・バタフライ)です。

【Promo】「悪魔バスター★スター・バタフライ」

LINK: 悪魔バスター★スター・バタフライ|ディズニー・チャンネル|ディズニー

こちらも現在ではシーズン3が日本で放映されており、徐々に重く苦しい展開がされているシリーズです。主人公のスターはミューニ王国のプリンセス。しかし、プリンセスとしての品格を持たず、ミューニから見て異次元の地球にホームステイをさせられ、ドタバタコメディを展開していたのが第1、2シーズン。第3シーズンでは、プリンセスとして成すべきことをおぼろげながらに知り、それを追究した結果、思わぬバタフライ家の秘密に突き当たってしまいます。ここでも、ディズニープリンセス像が血筋でも名目でもない、「目指すべき姿を追究すること」として描かれているのが、大変象徴的です。

(同様にスタバさんも舞浜横町が詳しいです)
LINK: スター・バタフライが見せるこれからのプリンセスの姿 | 舞浜横丁

既存作品の代表的プリンセスですら

このように新たに登場したプリンセスだけがアップデートの対象ではありません。既存のプリンセスですら、その波にのまれつつあります。それこそが、昨今ディズニーが進めている「実写化」の狙いでもあるのでしょう。

例えば「マレフィセント」。この実写化プロジェクトは主人公を大胆に変更し、ヴィランズ視点でストーリーを語ります。が、その裏にいるオーロラの芯の強さを描き、かつ「もうストーリーに王子は不要」と言わんばかりの展開を行いました。

そして「シンデレラ」。待つだけの旧来型プリンセスの代表格として考えられていたシンデレラの置かれた立場をさらに深掘りし、最後には自らの意志を持って力強く「許す」と述べるシーン、あれこそが最大のアップデートであり、見せ場でした。

Sonna Rele – Strong (From "Cinderella")

そして日本でも大ヒットした「美女と野獣」。私がこの実写版を見たときにもっとも衝撃を受けたのは、ベルが父親モリースの代わりを受け入れるのではなく、自らの行動により牢に入るというのを象徴的に描いていた点です。この時点で、この作品は単なるアニメの実写化ではない、と感じました。

さらに象徴的なのは、現在テレビシリーズとして再度ストーリーをアップデートしつつある「Tangled the Series」(邦題:ラプンツェル・ザ・シリーズ)です。

LINK: ラプンツェル ザ・シリーズ|ディズニー・チャンネル|ディズニー

この作品のすさまじさは、最初にかかる曲にも象徴的に含まれています。そのタイトルは「Life After Happily Ever After」。もともとの映画作品に関しては、実はプリンセス像の描き方としてはかなり後退したと言わざるを得ない、ディズニーらしい「Happily Ever After」の終わり方でした。が、実はそこからが、ラプンツェルの冒険だと言わんばかりに「幸せに暮らしましたとさ」のその後を描くという、驚きのアップデートだと思いました。本編における印象的なセリフ「次の夢を見つける」に呼応した形ですね。

しかもその曲を作っているのは、これまでアップデート版のプリンセス像を音楽面からバックアップしていた、アラン・メンケンだというから痛快です。

Life After Happily Ever After Music Video | Tangled Before Ever After

名目上も血縁上もはっきりとしたプリンセスであるラプンツェルですら、本物のプリンセスとなるために努力し、その結果として、(短編で表現されていた)本当のHappily Ever Afterをつかむという構造に、映画を公開した後にアップデートしているのです。これは本当に、すごい手腕だと思っています。

「プリンセスになる」というのはこれまで、ハッピーエンドの条件でした。つまり、プリンセスになったら“終わり”でした。ところが最新のディズニープリンセスは、そこからがスタートなのです。そこに至るまでに苦労し、工夫し、そこに向かうためのさまざまな気付きが自分を作る——まさに「ズートピア」において、ジュディが目指した警察官になるという夢、それが実は終着点ではなく、そこからやっと始まったということを示したように。だれもが「途上」にあり、ゴールを目指し歩むことが重要だと伝える存在。ディズニー・プリンセスとは、女性だけでなくすべての存在が手本とすべき姿にほかなりません。

“Find Your Happily Ever After”

ディズニープリンセスを目指すとは、例えばシンデレラのようなストーリーを夢み、それとおなじ姿、同じ体験を重ねることではありません。名目上のプリンセスになることは全くの無意味であり、それぞれの存在の中にある目標を見つけ、それを目指した結果がプリンセスなのです。

最たる例は「モアナ」です。この作品内でも(ズートピア同様)、セリフとしてあからさまに「私はプリンセスではない」と語らせているだけでなく、モアナでは向かうべき道を提示され、向かっていたとしても「自分が自分自身の言葉で理解できなければならない」(I am Moana!)というメッセージを強く打ち出しました。ここまで長々と語ってきましが、下記の動画30秒がすべてです。モアナが行く道を示してくれ、それが多くの子どもたちの手本となったということがストレートに伝わる作品だと思いました。

Dream Big, Princess – I am Moana | Disney

そのことに関しては、下記記事でも触れました。

終わりなきチェインを次世代につなげる——「Moana」に込められた意図とは

これはつまり、お仕着せのプリンセス像ではなく、自分自身のプリンセスを作り出せということにほかなりません。これは「夢」とイコールと考えていいでしょう。他人が作り出した夢ではなく、自分だけの夢を見つけること。これこそが重要だと、ディズニーは述べているように思えて仕方がないのです。

その象徴的なメッセージは、ウォルト・ディズニー・ワールド、マジック・キングダムで開催されている花火「Happily Ever After」にも現れています。

Happily Ever After – Jordan Fisher & Angie Keilhauer | Magic Kingdom

このメインテーマ「Happily Ever After」では、ある意味旧来型プリンセス像の象徴である「幸せに暮らしましたとさ」というワードそのものが使われています。が。そのワードをアレンジし、「Find Your “Happily Ever After”」、あなただけの「幸せに暮らしましたとさ」を見つけよとしたのです。このたった2つの単語が加わっただけで、最新のディズニープリンセス像の最も重要な点を指し示すようになりました。この曲、あなどれないですよ。

“Dream, See, Write, Live Your Story”

そして、いままさにそのストーリーは動きつつあります。それを象徴するのが、これまで展開していたディズニー・プリンセスのキャンペーン「Dream Big, Princess」の新テーマソング、アンセムとして発表された楽曲「Live Your Story」です。

Dream Big, Princess – Live Your Story (Official Lyric Video) | Disney

ディズニーは2018年8月3日「Live Your Story」のアウリィ・クラバーリョ版を公開したところです(ただし、YouTube版はリージョンロックがかかっており、日本から見ることができません)。

Dream Big, Princess: Live Your Story, Performed by Auli'i Cravalho | Disney

Only 1 day to go! 💗🎶 @AuliiCravalho’s cover of #LiveYourStory premieres TOMORROW!

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「大きな夢を持とう」――アナと雪の女王監督、ジェニファー・リーがすべての“プリンセス”にささげる言葉
Dream, See, Write, Live Your Story——ディズニーのプリンセス新テーマソング「Live Your Story」発表

特にこのDream Big, Princessキャンペーンにおいては、初代テーマソングのHall of FameのPVも大変象徴的でしたが、今回発表されたアウリィ版のLive Your Storyも相当キています。単に夢を見るのではなく、夢を見て、それをよく観察し、自らが記すことで自分だけのストーリーを生きろ、というメッセージです。これは冒頭に書いた、夢をより具体的に目標化し、努力することで初めて「かなう」というメッセージと一致しています。その曲を、最新のディズニープリンセスを体現したモアナの声を担当した、アウリィ・クラバーリョに歌わせているというすさまじさ。ディズニーにおける新プリンセス像の具現化は全くぶれていないことが伝わってきます。

Dream Big, Princess – Be A Champion | Disney

誰もがディズニープリンセスになれる——ディズニーが考える「多様性」の帰結点

この流れを裏付けるような施策は、Dream Big,Princessキャンペーン以外にも、さまざまな形で波及しつつあります。まず最初に形となって出てきたのは、意外にもディズニーランド・パリでした。プリンセスと海賊を対等の立ち位置に置きつつ、どちらが好きかをベースにインタラクティブに変化するパレード。ミニーマウスが「海賊側」というのもすさまじい。

ディズニーランド・パリ春イベント「The Festival of Pirates and Princesses」2018年3月31日スタート

夢をかなえるには、まず向かう方向を定め、夢を定義すること。それさえできれば実現できるというのは、既にミッキーマウス本人が述べていることだったりもします。

A magical reminder from #MickeyMouse. ✨🐭✨

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スーツケースと夢――「ディズニーのイマジニアになるには」を考える
【dp!】PotCでびっくりするキャスティング/ラプンツェルの新たな冒険/Happily Ever After雑感 ほか|2017年5月14日

そして、この新プリンセス像を日本で唯一きっちり表現していたのは、意外にも「ディズニー・オン・アイス」。現在日本をツアー中の演目「ミッキーのスペシャルセレブレーション!」では、プリンセスのシーンでまさに上記の「Live Your Story」日本語版が使われています。

LINK: ディズニー・オン・アイス 2018|イベント|ディズニー公式

実は上記のディズニープリンセスにおける推論、それに真っ向から反する施設があります。ディズニープリンセスを手本にならうのではなく、ディズニープリンセスそのものになるための場所「ビビディ・バビディ・ブティック」です。実はこの点においても動きがありました。ハワイ、アウラニ・ディズニー・リゾート&スパに新たに登場したサロンでは、プリンセスになるのではなく、あくまでスタイリッシュに変身するというスタイルが取られています(モアナはありますが)。

誰もがすてきに変身できる——アウラニに子供向けサロン「Painted Sky - HI Style Studio」オープン

海外パークでは女の子向け施設としてビビディ・バビディ・ブティックがあり、男の子向けにも海賊に変身するための、同様の施策は存在しました。しかし今回のアウラニの新サロンは、男の子、女の子の区別がなく、誰もがなにかになれる(自分の選択で)というメッセージを打ち出しているように見えます。これ、そのうち世界のパークに伝搬しそうです。

ただ、少し不安なのは、日本が新プリンセス像を受け入れず(気が付かず)ガラパゴス化しそうなこと。先に書いたテレビ版プリンセスの原題をよく見てみると、実は「Princess」という言葉が入っていません。邦題はそれをくみ取れず、プリンセスであることを強調しているように思えます。

「バレンタイン・ナイト2017」を見てきた(そして長い長い余談)

新プリンセス像の立ち位置を考えると、もはや東京ディズニーリゾートでもプリンセスの戴冠式的なショーはそぐわなくなるはずです。そういう意味では、いつ、どんな形で日本でもこの波を意識し、変化するかは注目すべきポイントです。少なくとも、2018年版ディズニー・オン・アイスにおけるプリンセスの表現は最新になっていましたので、楽観的に考えたいとは思っています。

旧来型の悪しき、非現代的なプリンセス像を造り出したのはディズニーといってもいいでしょう。しかし、それを刷新しつつあるのもディズニーです。プリンセスになるのでも、ディズニープリンセスの格好を真似するだけでもなく、プリンセスを倣いつつ、本当のあるべき姿をそれぞれが見つけ、その目標=夢に向かい努力する。その姿こそが「プリンセス」。その刷新されたスタイルを意識してディズニーの施策を見ると、これまでよりももっと興味深くなるはずです。少なくとも海外パークのショーは、もうそれを基調としているのです。

さあ、次は日本のディズニー、そしてディズニーファンが考える番です。