この件、とうとうディズニーも動きました。
We’re making a global commitment to minimize single-use plastic waste by eliminating plastic straws, stirrers and polystyrene cups, reducing plastic shopping bags, and cutting in-room plastics by 80%: https://t.co/pd0AGZeCUs pic.twitter.com/X2DP40spRe
— Disney Parks (@DisneyParks) July 26, 2018
LINK: Disney Expands Environmental Commitment By Reducing Plastic Waste | Disney Parks Blog
LINK: Disney Expands Environmental Commitment By Reducing Plastic Waste – Disneyland Paris News
ディズニー社は世界の直営拠点、運営拠点において、2019年半ばをめどに、使い捨てのプラスチックストロー、およびプラスチックマドラーを廃止することを発表しました。環境保護の流れで多くの企業が同様の展開をしている中、とうとうディズニーも。これにより年間で1億7500万本のストローと1300万本のマドラーが削減されます。
それに加えて、ディズニーホテルのアメニティとして使われているプラスチックのコップや、ショップなどで配布されるプラスチックバックを含めたプラスチック製品を、今後数年をかけ80%削減を目標とすることも発表しました。対象となるのは直営パーク/運営パーク、そしてクルーズライン船で、ショッピングバックに関しては再利用可能なバッグを販売する予定です。最終的にはポリスチレンのカップをすべてのビジネスから排除し、使い捨てのプラスチック製品を削減、リサイクルを行うことで持続可能な環境維持を狙います。

みんな大好きミントジュレップとストロー
この点に関しては、チェアマンのボブ・チャペックからのコメントも出ています。
“Eliminating plastic straws and other plastic items are meaningful steps in our long-standing commitment to environmental stewardship,” said Bob Chapek, Chairman, Disney Parks, Experiences, and Consumer Products. “These new global efforts help reduce our environmental footprint, and advance our long-term sustainability goals.
今回の件ですが、主語としては「The Walt Disney Company’s commitment to」となっており、パークス&リゾーツだけではなく、ウォルト・ディズニー社全体が対象となっています。ボブ・チャペックがコメントしてはいますが、すでにパークス&リゾーツ部門が消滅し、「 Chairman, Disney Parks, Experiences, and Consumer Products」としてのコメントとなっていることからも分かるように、ディズニーストアなども含め、企業としての大きな取り組みであることが分かります。ちなみにウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニー・アニマルキングダムにおいては環境保護の観点から、当初からストローなどは利用しない方向で運営が進んでいたはず。
LINK: Environment – Enviromental Impact, News, Conservation Fund – The Walt Disney Company
で、これが果たしてライセンス運営の東京ディズニーリゾートに来るのかというと、正直「他人事でいられるわけがない」と思っています。むしろ本社がこういうリリースを出す前に宣言しててもおかしくないくらい。表現としては「at all owned and operated locations across the globe」で、厳密にはこの中には入ってないとは思いますが、環境問題というのが大きな主語なので、無視はできないでしょう。
グローバルにおいてはスターバックスがストロー廃止を明言していますし、ホテルに関してもマリオット、ヒルトン、ハイアットがコメントしています。
LINK: マリオットもプラスチック製ストローを中止 | ロイター | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
国内においてはこういう話もあるようですが。
LINK: プラ製ストローは「日本では廃止されない」? 国内トップメーカーが主張する理由 (1/2) – ITmedia ビジネスオンライン
ともあれ、日本でもこの流れはさまざまな企業が続くと思います(ストロー削減だけで環境が保護できるのかはともかくとして)。ちょっと注視が必要ですね。
なんとねとらぼで記事になってました。
オリエンタルランドに取材しました
米ディズニーがプラスチック製ストローの廃止を発表 東京ディズニーリゾートは「対象外」とオリエンタルランドhttps://t.co/pA7WuHYFGQ pic.twitter.com/iyxiwOzYSd
— ねとらぼ (@itm_nlab) July 27, 2018
LINK: 米ディズニーがプラスチック製ストローの廃止を発表 東京ディズニーリゾートは「対象外」とオリエンタルランド – ねとらぼ
これによると、オリエンタルランド社運営の東京ディズニーリゾートは、今回の声名は対象外であることが確認できました。とはいえ、オリエンタルランドとしても「今回の声明および社会状況を踏まえまして弊社も同様の形で実施していくかどうかはわかりませんが、プラスチック廃棄物を減らす方向で検討していきます」というコメントが出ています。
香港ディズニーランドが2018年9月からプラスチックストローを廃止すると発表しました。紙のストローはリクエストベースで配布するとのこと。
LINK: 香港迪士尼樂園 | Hong Kong Disneyland – 投稿
なお、USパークはプラスチックストローをリクエストベースでのみの配布に切り替えています。
東京ディズニーリゾートのショッピングバッグが変更されます。上記との関係は不明ですが。
LINK: 【公式】3月26日からの、商品店舗でのお買い物袋についてのお知らせ | 東京ディズニーリゾート
USパークでの取り組みは下記も合わせて。
