当初高い目標を掲げていたMovieNEXが……。
LINK: 【重要】「niconicoデジタルコピー」2018年7月以降の新発売商品におけるサービスの停止に関するお知らせ|ニュース|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式
ウォルト・ディズニー・ジャパンが提供するサービス「MovieNEX」にまた変化です。2018年7月以降に発売するMovieNEX商品において、ドワンゴが提供する「niconicoデジタルコピー」の取り扱いを終了するという発表がありました。2018年7月までに発売された商品のデジタルコピーは引き続き利用が可能とのこと。
LINK: 「niconicoデジタルコピー」からのお知らせ-nicoDRMからのお知らせ
2018年7月以降ということで、具体的には「リメンバー・ミー」「ブラックパンサー」以降の商品が該当します。これらのMovieNEXについては、Google Play“のみ”が利用可能です(アナと雪の女王/家族の思い出はMovieNEXではありません)。
LINK: 2018年 全世界No.1大ヒット!!『ブラックパンサー』MovieNEX、7/4(水) 発売!6/6(水)先行デジタル配信開始!|ニュース|ブラックパンサー|マーベル公式
LINK: アカデミー賞(R) W受賞!『リメンバー・ミー』MovieNEX、7/18(水)発売!7/4(水)先行デジタル配信開始!|ニュース|リメンバー・ミー|ディズニー公式|
LINK: アナとエルサにまた会える!『アナと雪の女王/家族の思い出』7/18(水)ブルーレイ+DVD発売!7/4(水)先行デジタル配信開始!|ニュース|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式
From the “D” post
当初の思いに関してはこの辺をどうぞ。

そもそもこのMovieNEX、「モンスターズ・ユニバーシティ」を皮切りに、Blu-ray、DVD、デジタルコピー、そして専用のWebサイトが利用できるというパッケージを売るというスタイルで登場。当初は「単なるBlu-rayディスクではない」という名目で、かつ「1SKUで単一の商品価格で販売する」というのがMovieNEXとされていました。
しかし、その後MovieNEXにも「特別限定版」が登場し、複数のSKUが登場。デジタル配信サービスもGoogle Play(吹き替えのみ)とniconico DRM(吹き替え、字幕)、後にbonoboが登場しましたが、2017年にはそれもサービス停止、MovieNEXから外れています(一番使い勝手が良かったのに……)。

かくいう私も基本的には吹き替え/字幕両対応のniconicoを使っており、一切アップデートがされない状況にあーやっぱりね、という印象です(もはや使っておらずアプリも消してます)。となるとデジタル配信中心で利用していることが多いので、もう私はiTunesストアからデジタルのみを購入するようになりました。Blu-rayを入れ替える手間がもう考えられない。
アメリカでは当初ディズニーが作った「Disney Movies Anywhere」がスタジオ横断のしくみとなり、どのデジタル配信ベンダーから購入しても1つのアプリで見ることが可能です。もうアメリカでは媒体で売ることもほとんどないようで、最終形はこれだと思っています。


MovieNEXはDisney Movies Anywhereよりも先に動いていたこともあるんで統合は難しいかもしれませんが、今回のniconico撤退を見るに、MovieNEX構想自体が傾いている気がしてなりません。そのうち昔のようにBlu-ray単体売りになるのかもしれませんねえ。もうDVDしか再生できないという家庭も少なくなってきたでしょうに(メルカリでDVDとコードが分売されてるという実情もあるし)。