香港は“日本のファン”を熟知済み——2018年春の香港ディズニーランドレポートを寄稿しました

暑くて熱い香港ディズニーランド。

LINK: 春の香港ディズニーランドの見どころは!? あの国王や社長とも会える! (1/4) – ねとらぼ

2018年3月末、ディズニー・ディスティネーション・インターナショナルさんの取材協力にて、3泊4日間の日程で春の香港ディズニーランドを取材してまいりました。まずは上記、ねとらぼでのレポートをどうぞ!

滞在タイミングでは春イベント「Carnival of Stars」がスタートしただけでなく、3月30日には新施設「Karibuni Marketplace」のオープン、そしてディズニーホテルにて「Easter Magicarnival」がスタートし、いいタイミングで見せていただけたなーと思いました。また、香港ディズニーランドのプロモーション担当の方とも短い時間ながらお話を聞け、日本のファンがどう見えているのかもお伺いできたのは本当に貴重でした。

迪士尼巨星嘉年華

新施設「Karibuni Marketplace」オープン

では、一般向けな情報だけを書いたねとらぼで取り上げられなかったややディープな話を。香港ディスニーランドのアドベンチャーランドにて、Karibuni Marketplaceがオープンしました。これは東京ディズニーリゾートにもあるようなゲームができて、フードが売ってて、ちょこっとグッズがあって、そしてキャラクターグリーティングが開催されるという場所。香港運営の小回り効き具合が大変よく分かる施設です。

新施設「Karibuni Marketplace」

オープン直後にキャラクターの紹介も

こちらはボールを投げるゲームなんですが意外と力加減が難しい

ポットに入れるという大変単純なゲームなのですが、欲が出ると失敗する

6つのゲームでもらえるピン

5回分の権利を買うと1回おまけ

なお、登場するキャラクターはカール&ラッセル、キングルイ&バルー、ティモン&ラフィキ、ジーニー&ジャスミン、リロ&スティッチのいずれか。初日の午前中はカール&ラッセル、リロ&スティッチがわりと短時間で切り替わっていました。

場所的にはこれまでライオンキングシアターのキューだった場所で、さほど広さはありません。しかし「キャラクター重視の運営」をしているように見える香港ディズニーランドとしては大変うまい展開だなーと思いました。発表からオープンまでもそんなになかったですし、キャパシティ不足になる前に手を打ってる感がありました。

同様の印象は、既に2018年1月にオープン済みのここでも感じます。

新施設「Royal Princess Garden」

それはRoyal Princess Garden。メインストリートU.S.A.の隅っこにできた新施設というか、これまで多目的エリアになっていた場所を整備したところ。おそらく本来は新キャッスル内に作るであろう施設を、前もってここで展開しているという印象です。これもうまい運用といえるでしょう。

中にはビビディ・バビディ・ブティックが

建物自体は簡素ながら、それを感じさせない内装に

当日はソフィアさんがいました

キャラクター重視の運営を、小回りの利いた形ですぐに展開するという印象を強くしました。それは下記の突然発表されたイベントにも現れていますね。

プリンスミッキーたちに会える 香港ディズニーランドの特別チケット「Disney Star Pass」発売

ディズニーホテルの「ステイフィケーション」

もう1つ、面白いと思ったのは、4月8日に終了してしまいましたがディズニーホテル群で運営していた春のイベント「Easter Magicarnival」です。大きなお友だち的には突発キャラグリという印象を与えてしまいましたけれど、あくまでこれは子どもたち向けのアクティビティです。

本当にびっくりしたのは、各ホテルで用意されているミニゲーム、例えばミッキーたちが旅に出るにあたり、パッキングをしましょうというものを、どうやら現地ホテルキャストが考えて、いろんな小物を自作して展開しているようなのです。すごくほのぼのとしたアクティビティが多く、子どもたちが喜んで遊んでいました。

ティーパーティーの小道具、キャストが手作りしたと言ってました。まじで。

ホワイトラビットを追うというアクティビティ。アクティビティをクリアするとスタンプがもらえて、一定数のスタンプを集めると(わりとちゃんとした)景品がもらえます

かなり大がかりなプールまで

ミッキー&ミニーも登場

記録として残しておきますが、2018年のEaster Magicarnivalは午後0時から午後6時まで、香港ディズニーランドホテル、ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ、ディズニー・ハリウッドホテルの3つのホテルで開催、キャラクターグリーティングはだいたい午後2時からスタートし、おそらく各ホテルで3組のキャラクターが20〜30分ずつ登場し、午後4時前には終了していました。つまり全ホテルの全キャラクターには会えない仕組みになっていたのではないかと……。

この他にもホテルアクティビティが全体的に増えていて、パークだけでなくホテルステイにもかなり力を入れていた印象です。3つのホテルは歩いて移動ができない距離ではないので、次回の香港ステイはオフィシャルホテルで、そして3ホテルを移動しつつ楽しむというのもアリですね。

日本のファンがどう見えているのか

今回の目玉は、香港ディズニーランドのプロモーション担当の方とお話できたことですね。

今回お話をお伺いできたSamさん

プロモーション担当のサムさんからは、2023年に向けて香港ディズニーランドがどのように変化するのかという点と、直近のイベントに関しての狙いなどを聞けました。基本的には下記の記事で触れている内容です。

香港ディズニーランドは「アジアにおけるマーベル展開の中心地」に 2023年にかけてのパーク拡張工事がスタート
ミッキーのプロジェクションショーも 香港ディズニーランド2018年春夏イベント「Carnivale of Stars」スタート

特にいま、香港ディズニーランドでしか体験できないことがいくつかあります。例えば大人気のパレード「Paint the Night」が“常設”なのはここ、香港ディズニーランドだけ。そしてこの春、新たにスタートした香港エクスクルーシブな体験が、夜のショー「We Love Mickey!」。

We Love Mickey!

“We Love Mickey!” 大街投影盛演

正直これにはびっくりしました。折しも東京ディズニーリゾート35周年「Happiest Celebration!」においてもワールドバザールがプロジェクション効果にて演出されることが発表されていますが、このミッキーへのサプライズパーティーというショーは大変な印象を与えていて、花火ができないパークにおいてもここまでできるのかと思いました。あまりに力の入っている内容に、これはまた「世界のパークのテストベッド」としての意味合いが強そうだなーとも。同じ設備と同じような建物は、アナハイムのディズニーランドにもあるわけですし、いまでは東京ディズニーランドにもあるということを考えると、未来が楽しみなショーでした。

そして私から「日本のファンが香港ディズニーランドを目指すのはなぜだと思いますか?」と逆に訊いてみたところ、その回答として「東京では体験できない、キャラクターグリーティングが提供できている」ことを真っ先に挙げていました。特に香港では「ペアで」キャラクターが登場していること、これが日本のファンの心理にマッチしたのではないかと述べていて、香港ディズニーランドは完全に分かってやってるんだなあと感心した次第。そして香港マーケティングチームからは日本のファンのコミュニティ活動の状況や、“ブロガー”的な存在があるのかどうかなどを尋ねられたりして、お互いの情報交換ができたことが個人的にはとてもうれしいことでした。香港ディズニーランドは香港ディズニーブロガーとの距離も近く、すごくうらやましいんですよね。

近くて近い海外パークとして

これまではいい意味でも悪い意味でも「アナハイムの本家ディズニーランドのコピー」という印象だった香港ディズニーランドですが、いまでは大変革の入り口に立っています。アイアンマンやブラックパンサーとのグリーティングは大人の男も虜にしそうな内容ですし、香港エクスクルーシブな体験の代表格「Iron Man Experience」は香港におけるご当地アトラクションとして、多分現地の方には涙が出るほどうれしいプレゼントだったと思います。たった1年半で大きく印象が変わりました。

ディズニーによる世界のパーク展開戦略がチラ見できる場所——香港ディズニーランドに行ってきた

ということで、まずはねとらぼに寄稿した記事も読んでいただけるとありがたいです。試験的に短い動画でグリーティングを表現してみています。マーベルヒーローのグリーティング、アリでしたよ。うん。

LINK: 春の香港ディズニーランドの見どころは!? あの国王や社長とも会える! (1/4) – ねとらぼ

(取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル)