うーん、カーズ第1作目よりも低いとは思わなかった……。
Weekend #BoxOffice estimates: @pixarcars Cars 3 $53.5m; @WonderWomanFilm $40.77m; @alleyezmovie $27mhttps://t.co/pC9maKkUnD pic.twitter.com/NmiWclKECe
— Box Office Mojo (@boxofficemojo) June 18, 2017
LINK: Weekend Box Office Results for June 16-18, 2017 – Box Office Mojo
2017年6月16日公開、シリーズ第3作目となる「Cars 3」(邦題カーズ/クロスロード、2017年7月15日公開)の初週末興行成績がでました。結果として1位を飾ったものの、3週目のワンダーウーマン(2017年8月25日公開)が大変強かったようです。
LINK: ‘Cars 3’ Speeds to Weekend #1 as ‘Wonder Woman’ Tops $570M Worldwide – Box Office Mojo
で、この5334万ドルという成績ですが、額こそ「Moana」初週を上回り、立派な成績ながら、これが「ピクサー内」で考えると若干どころかかなり弱い結果であることが分かります。
LINK: Pixar Movies at the Box Office – Box Office Mojo
上記がboxofficemojoによる、ピクサースタジオの初週末興行成績順リスト。第1位は2016年6月(つまり昨年同時期)に公開された「ファインディング・ドリー」で、1億3506万ドルを計上しています。カーズシリーズだけでも前作2(2011年6月公開)6613万ドルで、最初の作品は知名度ゼロのところから6011万ドルの成績だったにもかかわらず、本作はそれを下回る結果しか出せなかったことが分かります。
興行成績と映画の評価は別です。が、この初速が遅いのは大変気になるところ。確かに前作はピクサー史上でもかなり異色の内容で、正直退屈な作品でした。さらにカーズシリーズはディズニートゥーンスタジオによる「プレーンズ」なども登場しており、ブランドがかなり毀損(きそん)されたというか、酷使された結果という考え方もできるかもしれません。とはいえ既にディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは1つのテーマランド化まで至った優秀なIPであり、それなのにこの結果というのは一体なぜなんだろう……という疑問が残ります。ワンダーウーマンが強かっただけだったとすると、来週以降「売上が落ちない」ということが期待できますけれど、どうなるんだろう……。
こういうときに、アメリカと公開が1カ月差というのはもどかしいですね。しかしパイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊も超えられないとは思わなかった。大丈夫かピクサー。頑張れピクサー、今年はCocoもあるぞ。
LINK: 上映劇場・チケット|カーズ/クロスロード|ディズニー公式
