これは評価が難しい……。
Weekend #BoxOffice Estimates: @DisneyPirates 5 $62.17m; @Guardians of the Galaxy 2 $19.89m; @BaywatchMovie $18.1m https://t.co/3qvHBfiCCt pic.twitter.com/fYCFLRuN3d
— Box Office Mojo (@boxofficemojo) May 28, 2017
アメリカでは2017年5月26日に待望の作品「Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales」(邦題:パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 2017年7月1日)が公開されました。初週末3日間興行成績は6298万3253ドルで、ドウェイン・ジョンソン/ザック・エフロン出演の「ベイウォッチ」をおさえて1位を飾りました。
この成績は、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズにおいては5作品中4位で、2011年公開の前作「On Stranger Tides」(生命の泉)の9015万ドルにおよばずという結果です。そもそもこのシリーズ、第1作目の「The Curse of the Black Pearl」(呪われた海賊たち)が最も初動が遅く、それでもジワジワとヒットして最終的には3億ドルを突破するという結果を残し、2,3作目はその勢いがそのまま持続。4年空いた4作目でちょっと息切れし、そこから6年空いているのでまあこんなもんだろうな…という感はあります。
LINK: Weekend Box Office Results for May 26-29, 2017 – Box Office Mojo
ただ、日本においては負けられない戦いです。相変わらず世界で最も遅い公開ながら、東京ディズニーシーとのイベントコラボレーションが待っています。

むしろこちらの方が楽しみという方も多いのではないでしょうか。これがどうなるかはちょっと楽しみですねー。これまでの興行成績まとめはこちら。

以下、余談。

以前お伝えした、「新作映画を人質にウォルト・ディズニー社が脅迫を受けた」という件。どの映画が流出したのかは明らかになっていませんが、公開タイミングからこのDead Men Tell No Talesだったのではないかとされていました。ただ、この脅迫は映画が公開されてしまっては意味がないので、おそらくこの流出自体、犯人による狂言だった可能性が指摘されています。
LINK: Was The Disney Movie ‘Hacking Ransom’ a Giant Hoax? – TorrentFreak
個人でやってますセキュリティポッドキャストこと「セキュリティのアレ」でもちょこっと触れていたのですが、大量の情報漏えいを起こしてその一部だけを開示し「もっと開示されたくなかったら金を払え」と企業を脅す手法はこれからもっと出てくるんじゃないかと想定しています。先の「アップルのiCloudが人質になった」(参考:ハッカー集団がアップルを脅迫か–大量の「iCloud」認証情報を盗んだと主張 – CNET Japan)なんかもそんな感じだったのでは?というお話です。確かに未公開映画の一部スクリーンショットを取得する事さえできれば、全編持っているかのように脅すことができますもんね。ITに強いCEOでよかった!