米ディズニーランド「Eastern Gateway Project」公聴会開催、ハーバーブルバードのホテルへの影響は

以前お伝えした内容の続報です。

LINK: Anaheim business owners air issues with Disneyland bridge, company vows to collaborate – The Orange County Register

2016年12月12日、アナハイム市のThe Anaheim Planning Commissionがワークショップを開催しました。議題はディズニーランド・リゾートが計画している新たな動線「Eastern Gateway Project」がハーバーブルバードのホテルに与える影響について。

Eastern Gateway Projectについては下記記事をご覧ください。オフィシャルホテル群の反対側、東側のエントランスの位置を変え、これまで横断歩道で渡っていた場所に「歩道橋」を作るというもの。

新たな駐車場とハブでディズニーランドの動線が変わる——「Eastern Gateway Project」が明らかに(Update)

場所は下記のOC Registerによる図を見てください。全体図においては右下の部分に相当します。

以前の記事でも、このEastern Gateway Projectにより、これまではパークまで数分で行けた(オフィシャルよりは)安いホテル群が、ぐるりと遠回りをしないとパークに入れず、実質的にこれらハーバーブルバード沿いのホテル群の価値が下がるという懸念(というかディズニー側の狙い)が見えていました。そのときには、ライブカムでおなじみHoward Johnson Anaheim Hotelが「ショートカットが用意されると聞いている」というコメントをしていましたが、どうやらこれはまだ確定事項ではなかったことが分かります。

今回の公聴会においては、ディズニー側の代理人が「We’re going to keep collaborating, keep working hard in the coming weeks and months」と、現地ホテルの要望を聞き入れる姿勢を見せていますが、ハーバーブルバードのIHOPを経営するMariam El Haj氏は「歩道橋により、私たちのビジネスは文字通り道から外れる」とかなりの懸念を見せています(IHOPはパークに向かう横断歩道のそばに存在します)。

現在のところ、基本的にはどのホテルの宿泊者も、いったん南に降りてDisney Wayをまわり、ハーバーブルバードのホテル裏手の道を通って、セキュリティエリアを通過、歩道橋からパークに向かう必要があります。ディズニーとしては譲歩案として「各ホテルの裏口から通れるようにする」というものを提案しているようですが、そもそもセキュリティエリアを作って安全にすべきという考え方は分かるものの、それが各ホテルの裏手でスクリーニングされるということ自体に懸念を表明しているホテルもあり(Tropicana and Camelot Inn hotelsのGreg Eisenman氏)、この問題が一筋縄ではいかないことを示唆しています。

Eastern Gateway Projectの着工は2017年、完成は2018年末とされているものの、ゲストにとっても大きく影響する内容で、今後どういう方向に向かうのかは注目したいと思います。実に興味深い案件。