ピクサー2017年作品、謎に包まれていた「COCO」のヴェールが。
A “Love Letter to Mexico” https://t.co/0OPuUr74xc
— Lee Unkrich (@leeunkrich) December 6, 2016
2017年11月22日公開作品「COCO」の情報がとうとう出てきました。これはトイ・ストーリー3を監督したリー・アンクリッチによるオリジナル作品で、メキシコの「死者の日」をテーマにした「ミュージカル」? という点だけしか分からなかった作品です。今回、このあらすじとイメージアート、そしてキャストの一部が発表されました。
今回のストーリーの主役は「ミゲル」(Miguel)という名の少年。ひいひいおじいちゃんの時代から音楽を嫌う家庭に生まれたミゲル。どうやらその音楽嫌いは「音楽は家族を呪う」という教えがあったようなのですが、ミゲルがファンである歌手、アーネスト・デ・ラ・クルズ(Ernesto de la Cruz)を知ると、そこに何か不思議な接点を見つけます。ふとしたことからとうとうカラフルな「死者の国」に迷い込んでしまい、そこで出会ったガイコツのへクター(Hector)と一緒に、生者の世界に戻るために奔走する……というもののようです。
今回、1枚のイメージアートが公開されています。主人公のミゲルと、ひいひいおばあちゃんのイメルダのようですね。
This #PixarCoco concept art was posed by Kristoff Vergne and painted by Sharon Calahan. pic.twitter.com/42acH8ecWf
— Lee Unkrich (@leeunkrich) December 6, 2016
そしてキャストも発表されました。まずミゲル役は新人、Anthony Gonzalez。
Oops! I've stupidly been spelling Anthony's name wrong all morning. It's actually Anthony Gonzalez. Lo siento! #PixarCoco pic.twitter.com/dSTBFbMtsT
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歌手、アーネスト・デ・ラ・クルズ役はBenjamin Bratt。
Miguel’s idol, Ernesto de la Cruz, will be voiced by Benjamin Bratt! #PixarCoco pic.twitter.com/hADx0SZf9v
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スケルトンの精霊、トリックスターのへクター役はGael García Bernal。
Miguel’s companion on his journey, Hector, will be voiced by Gael García Bernal! @GaelGarciaB #PixarCoco pic.twitter.com/JvXhGVvoEP
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そしてミゲルのひいひいおばあちゃんのイメルダ役、Renée Victor。
Also happy to announce the voice of Miguel’s Abuelita, Renée Victor! #PixarCoco pic.twitter.com/JwEGbCyLHh
— Lee Unkrich (@leeunkrich) December 6, 2016
詳しくは下記記事をどうぞ。
LINK: Disney•Pixar Coco Cast Details, Plot, and Concept Art | Oh My Disney
LINK: Pixar Coco plot details revealed | EW.com
そして気になるのは、本作が「ミュージカル」なのかという点。ew.comの記事によると、「EW took a recent trip to Pixar and can now reveal a few additional details about the music-packed-but-not-quite-“musical” film.」ということで、音楽は多数含まれているのですがミュージカルというわけではない、という表現になっています。過去作曲家が本作を「ミュージカル」と表現したことや、D23 Expo 2015でほんのちょっと流れたのが音楽とダンスのシーンだったので、とうとうピクサーも!?と思いましたけれど、これはやっぱりピクサー作品のようです。
続編ではないオリジナル作品は、ピクサーにとってはリスクを取ってでも作り続けなければいけないもの。日本公開は2017年12月とされています。期待したいと思います。

ピクサーとミュージカルの関係については、下記の記事の追記部分をどうぞ。

「続編1本に対して、オリジナル2本の割合で作品を制作するようにしています」とキャットムルは言う。「続編は金銭的なリスクは低いけれど、それしかやらなかったら創造性が枯渇してしまうのです。『カールじいさんの空飛ぶ家』や『レミーのおいしいレストラン』、恋に落ちたゴミ処理ロボットはリスクの高いアイデアでした。こうしたスタジオにとって重要となるリスクを冒すためには、低リスクの作品もやる必要がある。ビジネスとしても成立させていく必要があるのです」