新たな駐車場とハブでディズニーランドの動線が変わる——「Eastern Gateway Project」が明らかに(Update)

シェアする

今日は大ニュースが多い!その中でも最注目はこれ。Paint the Night復活とかの話題がすっ飛びました。

OC Registerの特報を。アナハイムのカリフォルニア・ディズニーランド・リゾートの姿を大きく変える計画が明らかになりました。ディズニーがアナハイム市に提出した資料にて、現在「プンバァ駐車場」として利用しているエリアに7階建ての駐車場を建設、さらに隣接するエリアに新たなトランスポーテーションファシリティ(バスターミナル)を新設し、新たな「イーストゲートウェイ」を作るプロジェクトが明らかになりました。着工は2017年で、2018年末には完成する予定です。

LINKVideo: Disney Resort to build new 7-story parking structure, elevated walkway ahead of 'Star Wars' land – The Orange County Register

こちらがその建設概要。この図の左端がパーク群、中央が直営じゃないホテル群があるエリアです。これを見るといろんなことが分かります。

位置関係はこちらの全体図のほうが分かりやすいかも。この図の右下部分を拡大すると上図になるわけです。

今回のEastern Gateway Projectのポイントはいくつもあります。ディズニーが最初に打った手は下記記事にも書いた、カルーセル・イン。

カルーセル・インは上記の図における、Pedestrian Connectorと書かれたエリアにあります。カルーセル・インは2015年4月にディズニーが3200万ドルで買収。その後、2016年10月をもって営業を終了することが明らかになりました。

今回提出された書類では、このカルーセル・インがパークとイースタン・ゲートウェイをつなぐ重要な役割になっていることが分かるだけでなく、その立ち位置まではっきりと示しています。重要なのは「Security Facility」。バスターミナルの隣にセキュリティエリアが用意されているということは、こちら側から入るゲストはすべてイースタン・ゲートウェイから入る必要があります。

これまで割安なホテルが並んでいたハーバー・ブルバードのホテル群は、横断歩道を渡ってもパークへ入る入り口はなく、ぐるりと1ブロック分回ってディズニー・ウェイ通りからイースタン・ゲートウェイの入り口にまで行かなくてはならないことになるのです。つまり、ハーバー・ブルバードのホテルの順列ががらりと変わり、これまで最もパークに近かったパーク・ビュー・インよりも、イースタン・ゲートウェイに近いディズニー・ウェイ通り近辺のホテルのほうが便利になります。というより、この近辺すべてのホテルが一様に「不便」になり、相対的に反対側の直営ホテル群の価値がグンと上がるわけです。(→こちらについてはハワード・ジョンソン・アナハイムホテルによるコメントがありました。追記も参照)

5段階評価で表されるAAAダイアモンドの「4」クラスのホテルが登場します。

なお、よーく見るとハーバー・ブルバード側に階段らしきものがありますが、おそらくそれはキャスト専用ではないかと考えられます。こちら側にセキュリティ施設がないことから、直営ホテルのゲスト以外の動線を、ハーバー・ブルバードからハイウェイ沿いのサウス・マンチェスター・アベニューに変えるということになるようですね。

さらに、現バスターミナルのエリアが完全に空くわけで、これはおそらくディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの現ハリウッドランドエリア(Mad T Partyをやってたあたり)がバックステージ含めて再構築できるだけの広さを持っています。ここに関してはまだ何も発表がないですが、おそらく以前発表のあったものに関連する何かが出てくるのでしょう。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」テーマになるという噂は本当でした。 LINKGuardians of the Galaxy – ...

また、これにあわせ変化が出ると思われるのは「モノレール」。現在のモノレール線はかなり低く、歩道橋の高さをさらに上げることは考えにくいです。そのため、ルートを変えるのでは?と予想されています。これは情報待ち。

しかしカルーセル・イン買収がここまで大きなプロジェクトになると思いませんでした。任天堂の宮本氏がいうところの「アイデアというのは 複数の問題を一気に解決するものである」を地で行くような……。カルーセル・インを買収したことで、スター・ウォーズ関連エリアのオープンで需要が増すであろう駐車場問題を解決し、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに新たな拡張用地を作るだけでなく、セキュリティチェックのエリアもふやし、さらには自分が持つホテルの価値を相対的に上げるという、ディズニーにとってはいいことずくめ。これ、カルーセル・インの周りのホテルにも買収を持ちかけていたとしたら、いまごろ本気で悔やんでいるのではないかと想像します。いままで3分くらいでパークに入れたホテルがむちゃくちゃ遠くなってる……。恐ろしい。本当に恐ろしい手。

ウォルトはディズニーランドで安モーテルが乱立したために、次は「ホテルを含めたリゾートを作る」として、本物のリゾートであるウォルト・ディズニー・ワールドを作りました。自分はそのあたりのことも含め、世界で最高の“リゾート”はウォルト・ディズニー・ワールドであると信じてます。しかしこの一手により、カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートも新たな形の都市型リゾートとして生まれ変わるほどのインパクトを感じます。そうなると反対側にもう1つくらいバリュークラスのホテルが欲しいところですねえ。そして大多数のゲストにとって、ダウンタウン・ディズニーの価値が下がっているのもちょっと気になります(ハウス・オブ・ブルースが撤退して、むしろイースタン・ゲートウェイ側に近いガーデンウォークに移転することもありますし)。

しかし大変興味深い内容でした。D23 Expo 2017が楽しみになってきたぜ!

追記:2016年8月12日

公式パークブログにて正式な発表がありました。

LINKNew Disneyland Resort Eastern Gateway Coming in 2018 | Disney Parks Blog

追記:2016年8月12日

興味深い情報が。ハーバー・ブルバード沿い、カルーセル・インのならびにあるホテル「Howard Johnson Anaheim Hotel」のFacebookページで興味深い記述があります。

これによると、どうやらハーバー・ブルバード沿いの現エントランス部分には別途セキュリティエリアが用意され、ゲストはそこから歩道橋を通ることなくエントランスに向かえる、という情報をディズニーから聞いているということです。

Howard Johnson Anaheim Hotel and Water Playground
Disney met with us and said that the Harbor foot traffic would not be affected at all. There will be a second security area on Harbor (street-level) which will feed into the already-security-checked bridge pedestrians into the main entrance plaza. Same crosswalk across Harbor and everything. Win win!

となるとこれまでのホテルは、多少混雑はあると思いますがほとんど影響がないことになりますね(注:さらなる続報に続きます)。

追記:2016年12月11日

さらに追記です。上記のHoward Johnson Anaheim Hotelの話を若干覆す内容。

ディズニーとアナハイム市との打ち合わせが2016年12月12日開催予定のようです。。OC Registerの図によると、ハーバーブルバードのホテル群が、宿泊者の歩く距離が長くなることを懸念しているという表現があり、「ハーバーブルバードのホテルに対し裏口を用意するかもしれない」(Disney may add access points behind the hotels that would give visitors quicker access to the security entrance.)としています。つまり現時点の計画ではやはり、ハーバーブルバードの宿泊者もぐるりと回ってイースタンゲートウェイに行かなくてはならないというのが原則のようです。ひゃー。

続報は下記記事でまとめました。

以前お伝えした内容の続報です。 LINK: Anaheim business owners air issues with Disneyl...