あーーー、やっぱり…。

Guests will be able to enjoy “Mickey and the Magician”, a brand new show at Disneyland Paris specially created for Walt Disney Studios Park, starring the mouse who started it all. (c)Disney
ディズニーランド・パリにて新ショー「Mickey and the Magician」(Mickey et le Magicien)が2016年7月2日にスタートしました。これは19世紀のパリのアトリエで、魔術師見習いのミッキーがさまざまなディズニー映画の世界へ冒険するというもの。以前より予告動画が公開されており、期待の高まるショーでした。
今回このスタート直後に、公式のプレスリリースが出ています(ただし現時点ではフランス語のみ)。ステージの写真も大量に。ディズニーランド・パリのPRチームは異常に速く濃いリリース出すんですよね……。
LINKPremières images de « Mickey et le Magicien » ! | Disneyland Paris PressNews
このショーはディズニーランド・パリの第2パーク、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークで開催されています。現地のファンからはかなり評判がいい感じが伝わってきますので、アップデートが続くディズニーランド・パリ・リゾートのいい流れができるとうれしいなあ。
以下、ショー内容とは無関係の余談。
上記リリースに大量にアップされた写真を見ていただくとお分かりのように、ウォルト・ディズニー・ワールド、マジック・キングダムで2016年6月17日よりスタートした「Mickey’s Royal Friendship Faire」に続き、“ニュールック”のミッキーマウスがパリに登場したということが最大のニュースです。
Our HD photos at Mickey & the Magician, the new show at @DisneylandParis ! 1/2 pic.twitter.com/YrFJmdGHbq
— ED92 (@ED92live) July 2, 2016

Performed on the grandest stage in the kingdom, the new show “Mickey’s Royal Friendship Faire,” presents Mickey Mouse and his troupe of Merry Makers – Minnie Mouse, Donald Duck, Daisy Duck and Goofy – who invite 10 new friends from different animated worlds to join the celebration. This “timeless fairytale” of a show combines grand dance, fireworks and stunts with memorable music, an original song and special effects. (Ryan Wendler, photographer)

いわゆる「上海顔」「上海ヘッド」「上海ミッキー」などとネット上でも話題になっている件(あまり「新顔」とかいう表現は好きじゃない……)ですが、パリで開催された新ショースタートのタイミングで、口パクヘッド(トーキング/ムービング)として上陸が行われました。
今回の件(&マジック・キングダムのショー)は非常に大きなヒントをくれました。まず、事前に「現行ルック」のミッキーマウスを使ったプロモーションが行われたとしても、そのルックのまま出てくるとは限らないこと。どちらのショーも現行ルックの写真/動画が公開されていましたが、実際に出てきたのはニュールックのミッキーでした。
また、ウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニーランド・パリも「新ショー導入」のタイミングで登場しています。ただし、グリーティングや他のショーなどにおいては変化はありません(しかも、ウォルト・ディズニー・ワールドにおいては口パクヘッドにトラブルがあった場合、現行ルックのミッキーたちが登場することも。パリのショーコスチュームも現行ルックの写真が出ています)。移行は徐々に行われるようですが、きっかけは「新ショー」というのが興味深いです。
これらから推察するに、東京でも導入がされた場合、何らかの「新ショー」(東京の場合はイベント?)と同時に、「一切の事前告知なし」に導入がされると考えられます。
これらの動きを見るに、おそらくディズニーパークスとしては現行ルックもニュールックも、何も変わらずまったく同一の「ミッキー」であるという姿勢は一切崩さない、ということでしょう。要するに「〜からニュールックに替わります」「ニュールックになりました!」というアナウンスは一切期待できません。上海ディズニーランドオープンでも新ショースタートでも、そのような記述を公式が一切していませんし、もちろん事前告知も一切ありませんでした。当たり前ですが、インフォメーションの窓口に問い合わせたところで回答は「ミッキーはミッキーです」だけでしょう。聞くだけ無駄です。
そうなると、よく話に出てくる「フェアリーテイルウェディング」でもその姿勢が変わるとは思えません。キャストもこの辺の話題に詳しい方がいるので、キャスト個人の“想像”でコメントは出てくるとは思いますが、“公式な回答”としてコメントが出ることはないでしょう。SNSなどではごっちゃになりがちですが、この2つは区別して考えるべきです。
顔が変わったとしてもミッキーはミッキーという姿勢は、なんとなく「ミッキーはこの瞬間、世界に1人しかいません」レベルのルールなのではないかと、今回の件を見て思いました。そう考えると、そっちのルールは残したまま、こっちのルールは破れというのは辻褄が合いません。個人的には世界でミッキーの姿形は一致すべきだと思ってる派です。気持ちは分かるつもりだけど。
#どうせなら同時に口パクヘッドも導入すべきだとは思いますが、こちらは東京特有の「登場キャラが多い」ということから、ショー出演者すべてが「口パクヘッド」でないと違和感があるという理由で導入ができないのだろうなあ。そうなると登場するキャラクターが口パクヘッド対応済みの「ビッグバンドビート」が最も導入しやすいのだけれど……。
(現在、ディズニーランド・パリフランス語版リリースへのアクセス権を要求しているところで、無事承認が下りたら公式写真をアップします)