米Netflixのディズニー関連作品配信、2016年9月から本格的にスタート

2012年12月に結ばれたディズニー関連作品のネット配信について、とうとう2016年9月から本格的にスタートします。

LINKGet Ready for Summer on Netflix US

Netflixはブログにて、ディズニーとの契約に基づく新作映画の配信を2016年9月ごろからスタートすることを発表しました。これには2016年に公開された作品が含まれ、ディズニー作品(実写/アニメ)だけでなく、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルムの作品が含まれることも明らかになりました。デジタルダウンロードおよびBlu-rayソフト化よりもあとに、アメリカのNetflixにおいて配信される予定です。なお、6月から米Netflixでは「ヘラクレス」「ムーラン」「ノートルダムの鐘」などが見られるようになる予定。

What's Coming To Netflix US This Summer

この契約自体は、下記記事でも取り上げましたが2012年に結ばれていたもの。その当時も「2016年以降の作品が2016年以降に配信」という話でしたので、やっとその時期が来た、ということになります。なお、2015年12月に公開された「フォースの覚醒」に関しては、Varietyによると別契約が進んでいたカナダ地域では配信可能となるようです。

Netflixが2015年秋に日本上陸、ところでディズニー見られるの?

LINKNetflix、ディズニー新作映画の配信で画期的契約–2016年開始へ – CNET Japan

むしろ今回の話は、「マーベル作品」および「ルーカスフィルム作品」も対象になっているということの方が大きいと思っています。以前、イギリスで独自の配信システムを構築し提供している「DisneyLife」が展開したときに、米ディズニーは自前でマーベル、ルーカスフィルム(要するにスター・ウォーズシリーズ)の配信チャネルを作るのでは、とされていました。が、米国ではNetflixにおいて、これらのレーベル作品についても独占契約を結ぶという戦略に出たということになります。下記は2015年2月の記事。

LINKディズニー、マーベルとスターウォーズの専用購読サービスを検討中 | TechCrunch Japan

これまでディズニーを含む映画スタジオは、ケーブルテレビを主戦場として契約を結ぶことが多かった中、米ディズニーは「ネット配信」に舵を切り始めたということで画期的な契約だとされてきました。折しも自社が持つスポーツ専門チャンネル「ESPN」の低迷が続く中、起死回生の一歩がどういった受け入れられ方をするのか、とても楽しみです。

なお、この契約はあくまで国ごとに行われているため、当面は日本のNetflixとは無関係ではないかと考えられます。また、日本独自で展開しているデジタルダウンロード権を含むパッケージビジネス&デジタルライツロッカーサービス「MovieNEX」とも異なるものだと思いますので、ぽっかり空いた「ネット配信サービスでディズニー作品を見る」という部分が、日本でどのように埋められるのかはとても楽しみです。

見た感じ、Netflixはグローバル展開がうまく、例えば「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」などのNetflix制作、限定配信ドラマが日米同時に配信開始するなど、とても努力していると思いますので、日本でもいろんな作品が見られるようになるといいなあと。期待しています。

「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」を見たぜ!——Netflixで展開するもう1つのマーベル・シネマティック・ユニバース