映画好調、ESPN低迷 米ディズニー2016年1~3月期決算発表

利益と売上高がともに市場予想を下回りました。

米ディズニーの2016年1〜3月期決算が発表されました。

LINKThe Walt Disney Company Reports Second Quarter and Six Months Earnings for Fiscal 2016 – The Walt Disney Company

今回の発表では、純利益は21億ドル(前年同期比2%増)、売上高は129億6900万ドルで前年同期比4%増でした。内訳は「ズートピア」、「フォースの覚醒」などのヒットにより、映画部門が好調だったこと。しかしテレビ部門、特にESPNの広告収入が落ち込み、個別の部門では前年同期比を上回る結果ながら、市場予想を超えなかったために株価は下落しました。

ESPN同様、減益した部門がインタラクティブ関連。この結果、同部門のかつての柱だった「Disney Infinity」は開発終了を発表、特別費用として1億4700万ドルが計上されています。今後は自社開発ではなく、「Disney Crossy Road」のようにライセンス提供に注力するという方針変更を行ったようです。こちらは別の記事としてアップしました。

「Disney Infinity」開発終了を発表

さらにもう1つ、ボブ・アイガーCEOの任期についても話題になっていました。こちらは現在2018年6月30日までが任期であることが明らかになっていましたが、これを超えて継続することはない、とコメントしています。

ボブ・アイガーCEO、任期を2018年6月30日まで再度延長

もう1つは上海ディズニーランド。ロイターによると「ディズニーは来月オープンする上海ディズニーランドの関連費用が予想よりかかったとしている」と記載しています。これは“Thanks Shanghai”で揶揄されていたことがある程度真実味があった、ということでしょうね。ディズニーによる発表でも以下のような記載があります。

Lower operating income at our international operations was due to higher pre-opening expenses at Shanghai Disney Resort, increased operating costs at Disneyland Paris and lower volume at Hong Kong Disneyland Resort, partially offset by higher guest spending at Disneyland Paris.

上海はオープニングコストがかさみ、パリは運営費用がかさみ、香港は入園者数が減るというある意味ヤバい状況。オリエンタルランド運営でライセンスのみ提供の東京についてはここに入ってこないものの、気になる話ですね。なお、アメリカ国内の状況については、ディズニーランド・リゾートは入園者数増加、しかしウォルト・ディズニー・ワールドは減少で、全体としては予想を下回る状況でした。