まだ整理ができてませんよ。
LINK Thomas O. Staggs – The Walt Disney Company
衝撃的なニュースです。現在ウォルト・ディズニー・カンパニーのCOO(最高執行責任者)として、名実ともにボブ・アイガーCEOを次ぐディズニーナンバー2とされていたトム・スタッグス氏が、2016年5月6日をもって退任することが発表されました。トム・スタッグス氏はCOOを退任した後もウォルト・ディズニー社に残り、特別顧問として運営のアドバイスをする予定です。
各種記事を。
米ディズニーCOOが退任 CEO後継人事混迷 https://t.co/oZ88GzfJe2
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) April 5, 2016
BREAKING: Thomas Staggs, Disney's heir apparent to CEO Bob Iger, is stepping down https://t.co/ipBfuMRosb pic.twitter.com/8nP8ABrY0h
— Variety (@Variety) April 4, 2016
Disney’s No. 2 executive is said to be stepping down next month, throwing succession into doubt https://t.co/o8u3LklNsb
— The New York Times (@nytimes) April 4, 2016
Bob Iger's heir apparent Thomas Staggs to step down from Disney https://t.co/iVl9h17mI1 pic.twitter.com/CljXsOLknQ
— Hollywood Reporter (@THR) April 4, 2016
Correction: Disney's Staggs to leave COO role on May 6, but will remain employed by Disney as "special advisor" to CEO Iger until early Oct.
— CNBC Now (@CNBCnow) April 4, 2016
Disney Succession in Disarray: What COO Tom Staggs' Sudden Exit Means https://t.co/cXmXnZzjZX pic.twitter.com/m2wt9GFWcD
— TheWrap (@TheWrap) April 4, 2016
もともとパーク&リゾート部門のトップだったトム・スタッグス氏は、経理部門にいたジェイ・ラズロ氏とのナンバー2争いをしており、結果として2015年にスタッグス氏がCOOに就任することで、次期ディズニーを率いることが約束されていました。なお、ジェイ・ラズロ氏はその後CFOを退任、特別顧問として働いていました。



しかし、日経新聞によると、
取締役会の一部からコンテンツへの理解やクリエーティブな資質が求められるディズニーのトップとして適任ではないとの声が出ていたという。
という話も出ているようです。さらにロイターでは一歩踏み込んだコメントも。
LINK 米ディズニーのスタッグスCOO辞任へ、次期CEO最有力候補 | ロイター
アイガー氏の後継者候補としては、ディズニーの社外取締役を務めるフェイスブック(FB.O)のサンドバーグCOOの名前も上がっている。
確かにトム・スタッグス氏がパーク&リゾート部門にいたときに行った2つの大事業「ウォルト・ディズニー・ワールドにおけるMyMagic+」、そして「上海ディズニーリゾート」は当初予定から延期をしたり、予算を大幅に超過したりという点が目立ってはいました。特に上海ディズニーリゾートにおいてはいまもその影響が出ており、独自運営をしている東京ディズニーリゾートを除くパークはそのコストカットのあおりから、現在進行形で縮小営業を強いられている事実があります。
@dpostjp_1topi #ディズニー
【噂】WDWNTが、上海ディズニーランドの予算超過の影響でUSパークにコストカットの波が来ていると報じています。具体的にはファンタズミック2回目の開催中止やキャラグリ削減など。
B! https://t.co/0MfHRD9oqB— dpost.jp / ディーポスト・ジェイピー (@dpostjp) February 17, 2016
@dpostjp_1topi #ディズニー
MiceChatに上海の影響でコストカットが続くUSパークを伝える記事が。7月までいくつかのショー、パレード、アトラクションが縮小し、SNSではこれを揶揄したハッシュタグも。
B! https://t.co/xJ4gjuvqrc— dpost.jp / ディーポスト・ジェイピー (@dpostjp) March 30, 2016
しかしトム・スタッグス氏は海外のファンからもかなり愛されている方。今回の報道はちょっとどころじゃなく本当にショックです。日経報道では「社外から後継者を選ぶ可能性」も出てきたというコメントがあり、無敵を誇る現在のウォルト・ディズニー社の向かう先が若干曇ってきたという印象です。
なお、現在CEO職にあるボブ・アイガー氏の任期は、いまのところ2018年6月30日までと、あと2年ほど残している状況です。ただし、これまで5年近くを予定して後進育成を考えていたボブ・アイガー氏にとって、2年は大変短いです。

今後ナンバー2人事をどうするのか、そしてトム・スタッグス氏本人がどこに向かうのかも、不安であり、期待するところです。
#個人的にはイマジニアのブルース・ヴォーン氏がいなくなったのもとてもつらいんですよねえ。何かおかしなことになってなきゃいいけれど。
