もはや1位は取って当たり前、どれだけの記録を破れるかという点に注目が集まっています。
本稿執筆時点ではまだ予測段階ですが、ディズニー2015年最大の注目作「Star Wars: The Force Awakens」初週末興行成績が2億3800万ドル、当然ながら1位を獲得しました。アメリカ国外の興行成績も2億7900万ドルと、好調な成績を収めています。
そしてこの成績がどれだけの記録破りだったのかという点はやはりBox Office Mojoが詳しくレポートしています。公開初日に記録した1億2050万ドルはこれまでの金曜日公開興行成績および過去の1日間興行成績においてトップを飾っただけでなく、当然ながら初週末興行成績もトップ。1億ドル突破にかかった日数も「1日」とこれまでの記録を破りました。詳細はBox Office Mojoの記事を。
日本でもほぼ同時刻に公開があり、この記事をご覧の多くの方も既に劇場で見ているはず。これは納得の結果と言えるのではないでしょうか。とはいえ、国内興行成績は驚きの結果に……
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は全国370劇場958スクリーン(字幕480、吹替478)で初日含む3日間の動員104万4330人、興行収入16億1934万円でした。日本歴代興収1位 『千と千尋の神隠し』のオープニング3日間16.14億円を抜きました
— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) December 21, 2015
しかし!週末動員ランキングでは『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』が1位を獲得しています。恐るべし、妖怪ウォッチ!
— 元編集長の映画便り (@moviewalker_bce) December 21, 2015
多くのメディアがスター・ウォーズに関連する記事を公開しています。特に気になったのは下記のWIREDの一連の記事。ぜひ読んでおいてください。
これ、注目すべきは、ディズニーは公開まで手をこまねいていたわけではなく、2015年9月4日の「フォース・フライデー」で物販の波を先行させただけでなく、むしろ注目すべきは後者の記事、Sphero版「BB-8」のお話でしょう。このおもちゃを作り出したSphero、実はディズニーがベンチャー企業を支援するプログラム「Disney Accelerator」に選出されていた企業でした。その前提知識の元に上記WIRED記事を読むととても感慨深いものがあります。


私ももちろん鑑賞しました。これでディズニーは10年戦える! 既に6作品が毎年公開されることが予定されているだけでなく、テーマパーク展開も確定。新たな3部作からもきっとパーク展開が適宜行われることを考えると、スター・ウォーズという強大なコンテンツを持ち、さらにマーベル、ピクサー、ジム・ヘンソンなどの「大量のキャラクター」を適切にハンドリングできる力があるディズニーという企業は本当に恐ろしく感じます。これまでずいぶんとこの企業をウォッチしていましたが、ここまで強力な時代は無かったんじゃないかと。
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