「コスチュームを着た14歳以上のゲストを入園禁止に」の続報です。

先に取り上げた、パークの入園ルール改正の続報です。2015年12月17日より、ディズニーランドおよびウォルト・ディズニー・ワールドだけでなく、カリフォルニアのユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、オーランドのユニバーサル・スタジオ・フロリダおよびシーワールドなど、主要なテーマパークのほとんどでセキュリティチェックが厳密化され、大手パークにおいてはランダムで金属探知機によるチェックも行われるという変化が現れました。これに関しては、多くのメディアがその変化を取り上げています。
実際にウォルト・ディズニー・ワールドやディズニーランドではすでに金属探知ゲートが設置され、空港と同じようなレベルのセキュリティチェックが行われているのが分かります。
Visual of private security and metal detectors at Disneyland this morning. pic.twitter.com/1SSlbt3vlU
— TouringPlans (@TouringPlans) December 17, 2015
こちらはユニバーサル・スタジオ・フロリダ。
Bag check has moved. Scanners implemented. Was questioned for taking photos. Bad show. pic.twitter.com/RueFjNFEDL
— Magic City Mayhem (@MagicCityMayhem) December 17, 2015
そして、日本語での記事もあるように、この施策はUSパークだけでなく、どうやら世界のパーク(香港、日本)にも影響がありそうな話が出てきています。
#Disney’s international sites will also enhance security procedures appropriate for that location i.e. not all will have metal detectors
— OC Disney (@ocdisney) December 17, 2015
さらに、このセキュリティ対策の一環である「コスチュームを着ての入園を禁止」というルールは、今後変更になる可能性もあるとした上で「ハロウィーンパーティーイベントでも適用される可能性がある」というコメントがあるようです。
As of now teens & adults will not be allowed to wear mask or other costumes for the Halloween party. This could change later, Disney said
— OC Disney (@ocdisney) December 17, 2015
これは東京ディズニーリゾートにおいての影響が気になる経過となっていますが、いまのところ公式サイトの文言に大きな変化はなく、「ご着用の衣服についても確認させて頂くことがありますので」と記述がある程度。ただし、アメリカにおいてはディズニーだけでなく大手テーマパークが同様の施策を行っていることから、日本においてもユニバーサル・スタジオ・ジャパン含め何らかの動きがあってもおかしくはないと思います。
そして最大の懸念はハロウィーン時期の仮装かとは思いますが、こちらについて参考になるのはおそらくコミケ。次回のコミックマーケット89においては、警察からの非常に強い警備強化要請があったことが話題になっています。
テロ対策強化の政府の方針から、先日警察からの非常に強い警備強化要請があり、コミックマーケット89当日は、警備強化を行った上での開催となります。参加者の皆さんのご協力をお願いします。詳細は→https://t.co/c0kEojpTVC #C89 (続く)
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) December 15, 2015
つきましては、この公式サイト掲載の警備強化の告知(https://t.co/c0kEojpTVC)につきまして、当日来場される参加者の皆さんに事前に情報が伝わって欲しいと思っておりますので、皆さんのご協力をお願いします。#C89
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) December 15, 2015
このような国内の情勢を考えると、2016年のハロウィーンの仮装は「安全性確保のため……」となっても致し方ない状況にあるとも考えられます。おそらくオリエンタルランドとしてはなんとかして実現したい、という方向で動くとは思うものの、万が一の時はあわてず騒がず従うべきかなあ、と思います。