アメリカに先行して公開決定「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」2016年4月29日公開

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ありがとうウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン。ありがとう。

http://www.disney.co.jp/movie/news/20151210_01.html

アメリカでは2016年5月6日公開のキャプテン・アメリカシリーズ第三作目「Captain America: Civil War」が、邦題「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」として、アメリカよりも7日早い2016年4月29日に日本公開されることが正式に発表されました。日本語予告はまだ出ていません(早く出して!!)。

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ああ、とうとうシビル・ウォーが……

なお、この「アメリカに先行して」という表現ですが、実は世界最速と言うよりも「アメリカが遅い」ということになっているようです(imdb調べ)。てっきり中国公開がポイントなのかと思ったら。。。あ、あと前回の予告記事に書かなかったことは、ここにある「divided we fall」はもともと「United we stand, divided we fall.」が一つの文。

2015年11月26日に最初の予告が公開され、マーベルファンならば確実にアガる内容でしたが、なにがこんなに話題になっているのかよく分からないという方も多いでしょう。なので今回は「MCU」とは何かを含め、簡単に解説したいと思います。

マーベル・シネマティック・ユニバースとは?

まず、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)から。これはマーベルの映画作品(の一部)で共有している世界観のことで、2008年に公開された「アイアンマン」から、この「シビル・ウォー」に至るまで、映画は個別の作品ながら、まったく同じ世界で起きている出来事として描かれていることが特長です。そのため、いくつもの重なり、「クロスオーバー」があることが特長。

例えば、2008年に公開されたMCU第1作目「アイアンマン」のスタッフロールの最後には、後に「アベンジャーズ」(2012年)に中心人物として登場するニック・フューリーが「アベンジャーズの話をしたい」とひと言だけ言って映画が終わったり、2作目「インクレディブル・ハルク」ではアイアンマンに登場のトニー・スタークがエンドクレジット後に登場します。ソー、キャプテン・アメリカの公開を経て、大ヒット作品「アベンジャーズ」につながったわけです。

現在はアベンジャーズの第2作目「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、および第2期の最後を飾った「アントマン」まで公開され、2016年より第3期MCUがスタートします。その最初が、「シビル・ウォー」です。

シビル・ウォーの意義

この第3期の最初は、非常に重苦しい状況からスタートします。「アベンジャーズ」1作目ではアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ホークアイたちアベンジャーズがエイリアンの侵攻から世界を救った!というように描かれていた、わりと単純な(みんなの知ってる)アメコミ的ストーリーでした。パンチ!ヒャッハー!ありがとうアベンジャーズ!みたいな。

ところが、その後世界は一変します。実はこのMCUは映画だけではなく、ドラマシリーズでも同じ世界観を共有しているのですが、ドラマ側のMCUは徐々に悲痛な展開を見せます。アベンジャーズにおける「ニューヨーク決戦」を思い出してください。ビルは半壊、ニューヨークの街は大打撃。映画では描かれていませんでしたが、ヒーローたちではない「一般市民」には大きな、大きな爪痕が残されていたわけです。この爪痕は、主にNetflixオリジナルドラマ「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」で明らかになっていきます。

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忘れていたワケではありませんよ!

そして第2期MCU。「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」ではシールドに巣くう、ある大きな組織が問題を引き起こし、アメリカ、世界から見た「シールド」という組織の信頼感が完全に揺らぎます。「アイアンマン3」では、ニューヨーク決戦がトニー・スタークの心の内部に大きな影を落とします。そして、起こるべくして起こってしまった「ウルトロン」騒動——。ある意味、世界を救ったアベンジャーズが、世界を救おうとした結果、自らが世界に危機をもたらしてしまうと言う、大変な悲劇が起きてしまいます。

第3期は、世界を救ったアベンジャーズたちが、自らの行動により、世界から否定されるというところからスタートするのです。

シビル・ウォーの予告から分かること

既に解析班が多くのことを導き出しています。まず、この映画における対立構造のもとになるのは、おそらく「ソコヴィア協定」ではないかと言われています。これは予告で一瞬出てくるもので、おそらくは「スーパーパワーを持つものは政府の管理下に置かれること」という内容。それに署名するかしないか、それがチームを分けることになるのです。

ソコヴィアとは、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のクライマックスに登場した(架空の)地域。この作品ではアベンジャーズたちが作り出した要因により、ソコヴィア、韓国ソウル、南アフリカに多大な被害をもたらしており、一般市民の感情も「アベンジャーズは勝手に行動するな」という方向に向かっています。今回、日本語ページにある、この文言はそのような経緯で登場します。

《一般市民を危険に晒してしまった》という自責の念を持つアイアンマンは真っ先に賛成するが、《自らの行動は自らが責任を持つべきだ》という信念を持つキャプテン・アメリカは強く反発。お互いが《平和を守りたい、仲間を守りたい、友情を守りたい》という同じ想いを持ちながら、彼らのすれ違いはエスカレートしていきます。そんな一触即発の緊張感の中、壮絶なテロ事件が発生。そのとき、アイアンマンとキャプテン・アメリカはどのような決断をするのでしょうか?

ここには、マーベル作品だけでなく、多くのアメコミ作品の根底にある「スーパーパワーを持つものの責任」があります。例えばダークナイトシリーズですとか、スパイダーマンにおける「「大いなる力には、大いなる責任が伴う (With great power comes great responsibility)」ですとか。余談ですが、それに真っ正面から取り組んだ作品「ウォッチメン」はオススメです。いったい誰が、監視者を監視するのか――。

登場するキャラクターはもはや「アベンジャーズ」以上

今回、キャプテン・アメリカシリーズではあるものの、登場人物は想像をはるかに超える豪華さです。アベンジャーズ組は行方が分からないハルク、アスガルドで危機を察知したソー以外は登場します(なお、ソー&ハルクは次回作「Thor:Ragnarok」にともに登場するという話が出ています)。そこには単独作が予定されていないアイアンマン=トニー・スターク=ロバート・ダウニーJr.も当然登場します。日本語のニュースでも明記されていますが、最新作「アントマン」もシビル・ウォーに参加することが明らかになりました(D23 Expoでの予告では登場済み)。

さらに、今回大きくクローズアップされているのは、これから単独作が登場するキャラクターが先行してシビル・ウォーに登場すること。2018年2月16日にアメリカで公開予定の「Black Panther」がアイアンマンチーム(ソコヴィア協定署名側)にいることが話題になっています。ブラック・パンサーはTVアニメ「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」を見ていた方はご存じのように、アフリカのワカンダ王国の国王。このシビル・ウォーに参加している理由は明らかではありませんが、「ウィンター・ソルジャー」ことバッキー・バーンズに関連すると噂されています。

さらに、いまだ正式な発表はありませんが、ソニー・ピクチャーズとの提携でMCU入りが可能になった「スパイダーマン」も登場するという噂があります。

シビル・ウォーはMCU地球サイドの総決算か?

さて、このようにシビル・ウォーに至るまでは、かなりの作品が関連しているため、それを見なければ楽しめないのかも…と思われるでしょう。正直、エイジ・オブ・ウルトロンでは過去作への依存どがかなりあったので単独ではあまり楽しめないと思いましたが、さすがにこの作品ではそれは許されないでしょう。

それでも不安な方は、今のうちからぜひ、MCU作品を追いかけましょう。まだ4カ月ありますので、できれば「キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ(1)」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は見ておくといいと思います。

今作は地球に住むものたちの話が中心になり、ある程度の総決算になりそうなもの。それ以後、地球サイドでも「ドクター・ストレンジ」「ブラック・パンサー」「キャプテン・マーベル」などの新キャラクターも登場しますが、最終的には地球規模から宇宙規模に広がり、インフィニティ・ストーンをめぐるストーリーへ展開する予定です。

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生きねば。

ということで、できれば、このマーベル作品たちに追いつけるよう、今からちょっとずつ作品を見直してみてはいかがでしょうか。2015年はスター・ウォーズイヤーでしたが、2016年はきっと「マーベル・イヤー」にセットしているはず。ディズニーの絶対に負けられない闘いは2016年4月に始まります。

その前に日本で大人気になりそうな「ズートピア」もありますけどね。これもあわせて。

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