D23 Expo Japan 2015において、明示的ではない超重要新情報があったことに皆さんお気づきでしたでしょうか。
Disney and Moreを。同サイトにて、上海ディズニーランドにおける目玉アトラクションの一つ、「Pirates of Caribbean Battle for the Sunken Treasure」の建設中の写真が公開されています。おそらくどこからか流出したものではないかと思われますが、今回の写真はアトラクション内に水が張られ、さらにはボートの上にイマジニアたちが乗っているという、一歩進んだ写真が掲載されています。
このアトラクション、これまでに世界各地に作られた「カリブの海賊」とは設定が大きく異なるだけでなく、技術としてもジャンプアップしたものが使われるのが特徴。そして実は、D23 Expo Japan 2015でやっと、待望の事実が判明しました。
まずは、2015年8月に開催されたD23 Expo 2015において公開された動画を。Inside the Magicから。
上記動画の5分9秒あたりからをどうぞ。この動画は、CGによって作られたもので、上記Disney and Moreで掲載されているまさにそのシーンの再現となります。最後に注目。実は8月の本家D23 Expo 2015では2つのガリオン船の間を通るところでストップしてしまいましたが、D23 Expo Japan 2015においてはさらにこのあとの映像が流れました。
その内容は、右側のガリオン船の中に入る部分(Disney and Moreの3枚目の写真に注目)において、なんとボートの舳先から右に曲がるのではなく、船尾から侵入するというイメージの動画になっていたのです。これはおそらく世界でも初公開の映像でした。
ああっ!ひとつ忘れてた!上海版カリブの海賊のCG動画、本家Expoよりも長い映像でした。二つの海賊船の間を通って、右側の船の舳先の中に、乗っているボートの「船尾から」入り込むという動きだった。ビンゴ!https://t.co/wwh6Cc8FRE
— dpost.jp / ディーポスト・ジェイピー (@dpostjp) November 6, 2015
これはつまり、以前より特許文書だけで存在していた、下記の技術が間違いなく使われているだけでなく、想像よりもはるかに激しい動きをするボートライドが実現されている、と見ることができます。
正直、あの映像を見るまでは乗っているボートの船尾がドリフト的な動きをする程度に考えていました。しかしそれはまだ甘い適用方法で、これはおそらく「ボートライドで実現した“スパイダーマン・ザ・ライド”」と表現するのが一番正しいのではないかと思っています(そう考えると、D23 Expo 2015で公開された冒頭の映像で、映像を中心に沈没船が浮かび上がるというシーンのライド構造も見えてきます)。
表向き、D23 Expo Japan 2015における新情報はアバターエリア第2のアトラクション名のみに見えましたが、実は各所に超重要情報が隠されていたのがD23 Expo Japan 2015でした。いや、本当に楽しかった!