シンガポールを母港に、ディズニー・クルーズラインがアジアに来る!(2023/03/30)

オリエンタルランド社2016年3月期第2四半期決算、連結営業利益は前年同期比マイナス18億で3.4%減 大規模開発に一部「見直し」(update)

東京ディズニーリゾート

オリエンタルランド社の2016年3月期第2四半期決算発表がありました。

LINK:OLC 平成28年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120150929405131.pdf

LINK:OLC 2016年3月期 第2四半期決算補足資料
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120151029430044.pdf

LINK:OLC 2016年3月期第2四半期決算説明会資料
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120151029430033.pdf

ざっと見た限り、サプライズはなし。パーク入園者が減少したもの客単価が上昇。しかし前年同期がかなり良かったということもあり減収減益になりました。ホテル、その他事業は好調。パークについても入園者が減少したとはいえ、過去3番目の記録です。

2016年中期経営計画、および2023ありたい姿(長期経営計画)についてはすさまじいひと言が書かれています。

2016年3月期第2四半期決算説明会資料より

2016年3月期第2四半期決算説明会資料より

ここには「大規模開発構想の内容について、現在一部見直しを進めている」という文言が。まじで!

プレゼンテーション資料(解説付き)での該当部分には、

投資の方向性については、資料にある通りですが、これまで発表していた大規模開発構想の内容に関しまして、テーマパーク全体の価値の最大化を目的に、現在一部見直しを行っております。そのため、今回の決算発表において新たにお知らせする内容はありません。

現時点では、導入予定の施設やスケジュールなど、見直しを踏まえた計画全体について、2015年中にお知らせする予定です。

と説明があったようで、今回の資料内にある内容はアップデートがない、という前提のものだったようです。2015年中に発表とありますが、このタイミングで発表できなかったものがわずか1週間後のD23 Expo Japan 2015で発表できないと思いますので、これ以上の内容はExpoでは発表されない、と読めます。

英語版の資料を確認したところ、この表現は「Review」となっていました。日本語での表現はどうみても「Reconsider」なんだけど…

ということで、質疑応答の資料まちです。

LINK:決算短信・決算説明会 | IR資料室 | 株主・投資家の皆様へ | オリエンタルランドグループ
決算短信・決算説明会 | IR資料室 | 株主・投資家の皆様へ | オリエンタルランドグループ

追記:2015年10月30日

質疑応答が公開されています。

Q1) 大規模開発構想の一部見直しの背景および内容を教えてほしい。

A1) テーマパーク価値の最大化に加え、工事によるゲスト体験価値への影響度の最小化という目的のため、一部見直しを行っている。現時点で 5,000 億円レベルという投資の規模感には変わりないが、今後、開発内容を具体化していくなかで増減する可能性はある。投資額ありきで開発を進める考え方ではなく、2023 年度およびその先を見据えたテーマパークの価値、すなわちゲストの体験価値を最大化していくことを目標に開発を進める。

Q2) 2015 年中に発表予定の大規模開発構想の内容・イメージを教えてほしい。

A2) 導入予定の施設やスケジュールなど、一部の見直しを踏まえた計画全体についてお知らせする予定である。これまでの内容を見直していることから、リターンについては年内の発表の際ではなく、別の機会でお知らせしていく考えである。

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