さあ盛り上がってまいりました。
Disneyland Tested FastPass+ Style Self Scanning at Space Mountain Today https://t.co/AYb7WY62aW pic.twitter.com/ZIjTrN290T
— TouringPlans (@TouringPlans) October 20, 2015
.@Disneyland begins MagicBand tests, using tech from @WaltDisneyWorld for possible rollout https://t.co/453UALgx0q pic.twitter.com/5k3qm0JfLG
— Inside the Magic (@InsideTheMagic) October 19, 2015
TouringPlansやInside the Magicなどを。米ディズニーランドのスペースマウンテンにて、新たなファストパスシステムをテストしているという情報がアップされています。下記Inside the Magicの記事に添付された動画を見ると分かりますが、紙で発券されているバーコード付きのファストパスをかざすことで、有効なファストパスであれば緑のライトと音で判断し、通過できるというもの。ちなみにこの時点で一般のゲストが受け取れるスペースマウンテンのファストパスにはバーコードが印字されていないため、ごく限られた方に向けたテストだった模様です。
海外パークにおいては、ウォルト・ディズニー・ワールドで展開している「MagicBand」および「MyMagic+」「FastPass+」というものがあります。これはWebサイト上で展開しているサービス「MyMagic+」にて、あらかじめ電子的なファストパスである「FastPass+」を予約でき、旅行者の予約情報や決済情報にひも付いたMyMagic+アカウントをウェアラブルデバイス「MagicBand」と組み合わせることで、これまでとは次元の違う体験ができるようになります。この組み合わせをパーク内で実現するため、ウォルト・ディズニー・ワールドは無線LANを無料で提供し、手元にあるスマートフォンで予約状況の確認ができたり、FastPass+を取得できるようになりました。


このシステムはまだウォルト・ディズニー・ワールドでも展開し始めてから日が浅く、さまざまなトラブルも起きています。当時のパーク&リゾート部門のトップだった現COO、トム・スタッグス氏は、この仕組みをウォルト・ディズニー・ワールドだけでなく、世界で展開する予定だ、というコメントをしていました。

それを踏まえて先の新ファストパスの仕組みを見てみましょう。今回のファストパスはあくまで「バーコード」ベースになっており、RFIDを内蔵したMagicBandではない方式を使っていることが分かります。TouringPlansは噂として、ディズニーランド・リゾートではMagicBandを使わないのでは、というコメントをしています。
@mamalinstro @BlaineJacob @FortyUter @utesfan07 @yokester74 @alynn422 Rumor is the DL version will be tickets, and phones. No wristbands.
— TouringPlans (@TouringPlans) October 20, 2015
その代わりに使われるであろうというのが「スマートフォン」。既にディズニーランド・リゾートはチケットの「電子化」が行われており、先にアップデートされたスマートフォンアプリ(Andoroid/iOS)にて、アメリカ/日本在住者のみアプリ内に年間パスポートを格納することが可能です。その場合、画面にバーコードを表示し、それをスキャンしてもらって入園します。
http://dpost.jp/2015/08/05/wp-25705/
(ただし、現時点においても日本のアプリストアに配信されていません)
この方式であれば、上記の新型ファストパススキャナーの「バーコード」というのはとても納得がいきます。今後事前予約型のFastPass+の実装が行われるのかはまた別の話ですが、今後はバーコード印字&スキャンによるファストパスエントリーが一般的になるのかもしれません。
もう一つ面白い話としては、先日アップデートされた「Disneyland Paris」のアプリがほぼディズニーランド・リゾート版アプリと同じ作りをしており、ひょっとしたら同じような時期にディズニーランド・パリも同様のシステムを導入するのかも…ということ。今回の新システムがウォルト・ディズニー・ワールドと同様のMagicBand展開ではなく、スマホを用いて少ないコストで実現できる仕組みになったとしたら、滞在型ではなく都市型向けとしては合っていると思います。
東京ディズニーリゾートもどちらかというと滞在型よりは都市型ですので、MagicBand展開はなさそうだなー、と思いました。
追記:2015年10月23日
なんと、RFID版のテストも行っているというレポートが。
RFID Fastpasses are being issued today at Space Mountain. No barcode to scan! The future is now! pic.twitter.com/YRduGM1PW8
— Imaginat1on (@imaginat1on) October 22, 2015
こちらはウォルト・ディズニー・ワールドのMagicBandテストでも行っていた、単に裏側にRFIDシールを張ったタイプのファストパス。ウォルト・ディズニー・ワールドのテスト後期には、プラスチックのチケット&ルームキーの裏に同様のシールを張っていたこともあるので、これでアナハイム側もRFID=MagicBand導入の可能性がある、とも読めます。面白くなってまいりました。