D23 Expo 2015において、2015年8月15日午後に開催された「Walt Disney Parks & Resorts」講演についてレポートします。こちらは写真を中心にしています。あまりに長いので上海ディズニーリゾート関連はその2に分けました。
スター・ウォーズエリアの発表(ディズニーランド/ディズニー・ハリウッドスタジオ)
こちらについては、engadgetに初寄稿した記事がありますので、そちらにて詳しくお伝えしています。
D23 Expo 2015詳報:ディズニー・ランドに待望の「スター・ウォーズ」エリア、何ができる? – http://t.co/SCYCm2zKtv pic.twitter.com/bDwPIlp3l6
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D23 Expo 2015詳報:どうなるスター・ウォーズエリア、東京にもできるの? – http://t.co/qm3cW5UkpL pic.twitter.com/0YKW42Tp16
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トイ・ストーリー・ランドの新設(ディズニー・ハリウッドスタジオ)
次に、スター・ウォーズエリアが登場することが確定した、ディズニー・ハリウッドスタジオのさらなる拡張について発表がありました。香港ディズニーランド、ディズニーランド・パリに続き、フロリダにも11エーカーの広さの「トイ・ストーリー・ランド」が登場します。登壇したのは、Portofolio Creative ExectiveのKathy Mangum氏。
トイ・ストーリー・ランドは、ウォルト・ディズニー・ワールドのディズニー・ハリウッドスタジオに作られます。具体的な場所は、現在トイ・ストーリー・マニア!が存在するピクサープレイス付近で、この裏手に当たるバックステージエリア(旧アニメーションスタジオ)一帯を使うと予想されます。なお、既にトイ・ストーリー・マニア!については、現在の2トラックから3トラックへ増設することが発表されています。

また、あらたにスリンキーのローラーコースターも追加されることが発表されました。現時点では名称未定です。ファミリーフレンドリーな、スリル度は低めのものだとしています。他にもリトル・グリーンメンをフィーチャーしたフライングソーサーのアトラクションも作られるとのこと。
トイ・ストーリー・ランドはウォルト・ディズニー・ワールドのディズニー・ハリウッドスタジオにオープンします。現時点においてはまだオープン時期(および近隣アトラクションのクローズ時期)などは明言されていません。
ちなみに上記の公式アート、左側にある四角いビルがおそらく現トイ・ストーリー・マニア!なので、エントランスを裏手(トイ・ストーリー・ランド側)に移すのではないかと想像されます。さらにいうと、このエリアのエントランスに当たる場所にあるのは「Voyage of the Little Mermaid」および「One Man’s Dream」で、これらのアトラクションの去就も気になるところです。
アナと雪の女王をテーマにした新アトラクション「Frozen Ever After」(エプコット)
既発表ですが、エプコット、ノルウェー館近辺において、現在アナと雪の女王をベースにしたアトラクション「Frozen Ever After」が建設中です。
このアトラクションについては、下記の記事も参照してください。2016年中にオープンの予定です。

アバターの世界を再現した「Pandora: The World of AVATAR」(ディズニー・アニマルキングダム)
そして発表から長らくまたされた、「アバター」に関連するエリアの最新情報が公開されました。登壇したのは、Portofolio Creative ExectiveのJoe Rohde氏。
その前に、ディズニー・アニマルキングダムに訪れる変化について。このテーマパークは生きている動物たちを主人公としているため、これまでかなり早い時間にクローズする必要がありました。が、今後このパークでも「夜」を楽しむことができるようになります。中央にあるツリー・オブ・ライフに特殊効果によるライトアップが行われるほか、新たな夜のショー「Rivers of Light」がスタートする予定です。さらに、メインアトラクションである「Kilimanjaro Safari」にナイトサファリが登場、ハイエナたちのエリアが新設される予定です。

そして、アバターに関連するエリア。このエリアは「PANDROA: The World of AVATAR」と名付けられ、映画内に登場する星、パンドラが舞台です。ここにはパンドラへの観光を請け負う「ACE」(Alpha Centauri Expeditions)がストーリーの中心にあり、パンドラへの旅のための事前学習を行う――といった体裁の場所になります。そのため、実際にパンドラに行くのではなく、パンドラの生活や冒険を、ディズニー・アニマルキングダムで疑似体験するといった立ち位置になるようです(スミマセン、私のヒアリングが正しければ、という前提ですが)(←やっぱり間違ってました:こちらをどうぞ)。
また、空を飛ぶアトラクションと船に乗るアトラクションが存在するというのは既報でしたが、そのうちメインになると思われる、バンシーに乗りパンドラの世界を飛ぶアトラクションの名称が「AVATAR Flight of Passage」になるとの正式発表がありました。
これについては、D23 Expo 2015のパーク&リゾートパビリオンにおいてもかなり大々的に取りあげられておりました。実際のモデルを展示していましたので、これについては別記事にてお送りしたいと思います。
香港ディズニーランド10周年、新たなホテルと「アイアンマン」そして…
10周年を迎える香港ディズニーランドに関しては、(上海以外の)海外パークとしてはかなり長い時間が割かれました。主に、新たに作られるアトラクション「Iron Man Experience」。登壇したのはCreative DirectorのTed Robled氏。
まずは現在建設中の第3のホテル、「Disney Explorers Lodge」について簡単に説明がありました。

メインのお話は「Iron Man Experience」。トゥモローランド内にて、「スタークエキスポ」が開催され、各種展示がされていると同時に、このアトラクションがお披露目される、というストーリー。アトラクションは香港に作られた「香港スタークタワー」を舞台にしたもので、屋上にある巨大なアークリアクターを狙うハイドラのロボットと、トニー・スターク/アイアンマンが香港を舞台に戦う、といったシナリオです。大型のモーションライドに乗り込んで、リアルな体験ができるというもの。
そしてこの発表の直後、このアトラクションをはじめパークの体験を来場した1名にプレゼントするというサプライズな発表がありました。ボブ・チェイペック氏がランダムに選んだ席の番号をアナウンスすると、ラッキーな方が!
そこに登場したのは、何とマーベルヒーローの生みの親、スタン・リー御大じゃありませんか!「お名前は」「(溜めて)…スタン・リーだ」「誰?」「俺を知らないのか!世界でも有名な俳優だぞ!」というやりとりのあと、流されるのはマーベル・シネマティック・ユニバースに登場しまくっている御大の姿。会場は大爆笑です。
香港ディズニーランドの「Iron Man Experience」は2016年にオープン予定です。
その2、上海ディズニーリゾート編に続きます。
