新作はジャックと豆の木!ディズニー長編アニメ「Gigantic」発表/「Zootopia」「Moana」の新情報も

D23 Expo 2015、8月14日に開催された「Pixar and Walt Disney Animation Studios: The Upcoming Films, Hosted by John Lasseter」のディズニーアニメーションスタジオ部分をレポートします。

Zootopia(2016年3月公開)

アメリカでは2016年3月4日、日本でも2016年4月23日に公開が予定されている、Big Hero 6の次のディズニー長編アニメ作品「Zootopia」についていくつか新情報が発表されました。

Zootopiaは、これまでディズニーが得意としてきた「動物の擬人化」を、今日のストーリーに当てはめたもの。監督は監督はバイロン・ハワード(塔の上のラプンツェル)とリッチ・ムーア(シュガー・ラッシュ)。プロデューサーはクラーク・スペンサー。すでにティーザー予告が公開されています。

2016年公開の長編アニメーション第55作「Zootopia」ティーザー予告第1弾が公開

監督たちはまず、ディズニー映画の伝統にのっとり「リサーチ」から入ったとのことで、まず向かったのはウォルト・ディズニー・ワールドのディズニー・アニマルキングダム(苦笑)。その後ケニアに向かい、さまざまな動物をリサーチしたとのこと。たとえば白熊の毛が白色じゃなく透明だというのを実際に反映させているとか。その他、動物たちの動きの実例として、ラクダの歩き方やトラのダンス(会場爆笑)が披露されました。

次に、動物たちが住む街についての紹介がありました。4つのエリアがあり、ドバイをイメージした「サハラスクエア」、氷に包まれた「ツンドラタウン」、ジャングルの「レインフォレスト・ディストリクト」、そしてウサギたちが住み、住民数が刻一刻と増える(苦笑)「バローズ」があります。主人公の一人はウサギのジュディ・ホップス(Judy Hopps)で、刑事になることが夢で警察に勤める初めてのバニーコップ……になるはずが、担当するのはパーキングメーターをチェックして駐車違反を取り締まる仕事。そこで、詐欺師のキツネ、ニック・ワイルド(Nick Wilde)に出会って…というところまでが明らかになっています。

今回公開されたのは、(おそらく)ニック・ワイルドとジュディ・ホップスが初めて出会うシーン。場所はゾウが経営するアイスクリーム屋。ここではニックの話術でちょっとしたことが起きて…ということが表現されています。それが結果として、二人の間にいがみ合いを生むことになるようです。

もう1つ公開されたのは、この2人がナンバープレートの照会をかけるために役所にいったら……というシーン。これはもうネタばれになるので何も言えませんが、最高のシーン運びでした。

メインテーマ曲はシャキーラの「Try Everything」。ほんのちょっとだけ聞かせてくれました。シャキーラは歌だけでなく、ガゼル役で声も担当します。

Shakiraさん(@shakira) • Instagram写真と動画

Shakiraさん(@shakira) • Instagram写真と動画
ニック・ワイルドとジュディ・ホップス

ニック・ワイルドとジュディ・ホップス

Gigantic(公開時期未定)

https://twitter.com/lopezbobby/status/632371957044916224
Instagram

Instagram

ディズニー長編アニメ新作は、「ジャックと豆の木」をベースにした新作、「Gigantic」です。ジャックと豆の木と同じように、魔法の豆をジャックが植えると、そこから豆の木が高く伸びて、空の上の世界へ…というところは一緒。その空の上の世界が「巨人」たちの世界で、そこを舞台にしたストーリーのようです。監督はネイサン・グレノ(Tangledの助監督)、プロデューサーはDorothy McKim(Get a Horse!)。

これはもともと「Giants」などと呼ばれていた映画プロジェクトで、今回初めて詳細が発表されました。地上世界はスペインをイメージしていて、それはスペインがこれまでさまざまな探検をしていたからとのこと。巨人の世界では、ストームジャイアントと呼ばれる巨人が暴れているということでした。

メインとなるのは、豆の木を使い巨人の国に来たジャックと、その巨人の国のプリンセスで、11歳の「イーマ」。そう、今回のプリンセスは巨人なのです。このストーリーの根幹は、監督によると「Deep Emotion」、監督はダンボがとても好きだということで、それを目指しているようです。

そして音楽。今作の音楽は、くまのプーさんやアナと雪の女王で大きな功績を残した、ロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン・ロペスの2人が続投。デモ版ながら、ストーリーボードレベルの絵にあわせ、ジャックとイーマが初めて出会うシーンの歌を再現してくれました。

公開時期については言及されませんでしたが、後述のMoana以降になるはずなので、最短でも2017年3月以降ではないかと思います。

講演が終わった直後、隠されていた豆の木が登場していました。

講演が終わった直後、隠されていた豆の木が登場していました。

追記:2017年10月11日

Giganticプロジェクトの中止が発表されました。

巨人の姫の物語、ディズニー長編アニメ「Gigantic」プロジェクトが中止に

MOANA(2016年11月23日)

そして、Zootopiaの次に公開される「Moana」に関しても発表がありました。監督はジョン・マスカー&ロン・クレメンツのベテランコンビ、プロデューサーはOsnat Shurerです。

今回発表されたのは音楽。音楽はハワイのアーティストたちが入っており、Opetaia Foai、Lin-Manuel Miranda、そしてMark Mancinaが担当。Opetaia Foaiが所属するグループ「Te Vaka」がメインタイトルを歌うことも発表されました。

ディズニー長編アニメ第56作「Moana」正式発表

今作の主人公は16歳のプリンセスでチーフの娘「モアナ」。モアナの父でチーフの「Tui」、そして全身にタトゥーを入れたヒーロー、「Maui」が登場します。Mauiの声優としては、先に発表のあったドゥウェイン・ジョンソン。講演では本人が登場し、ピープルズ・チャンプらしいパフォーマンスで会場が沸いていました。

“ピープルズ・チャンピオン”ロック様が「Moana」の声優として参加

また、Moanaのお供には、ブタの「Pua」、ニワトリ?の「Heihei」が登場します。この2人のキャラクターは、どうやら監督のジョン・マスカー&ロン・クレメンツがモデルになっているようです。

このストーリーはまだ明らかになっていませんが、大きな怪物との戦いや海底の冒険、さらには溶岩の形をした老婆との会話など、とにかくストーリーが読めない内容です。そして監督が最後に紹介したキャラクター、それは「海」。海とMoanaがまるで対話しているかのようなクリップが公開されました。このシーンはとてもきれいでした。

講演ではTe Vakaによる生演奏でのテーマ曲が披露され、大きな盛り上がりを見せていました。

以上、ディズニー・アニメーション・スタジオ編でした。実はこれで半分で、ピクサー編に続きます。予想されていたBig Hero 6の展開については全く触れられませんでした。

関連記事:

http://dpost.jp/2015/08/15/wp-25837/
http://dpost.jp/2015/08/15/wp-25824/

【噂】黒いベイマックス?「Big Hero 6 Stealth」(仮)D23 Expoで発表か