その名前を知らなくても、作品を知らない人はいないと思います。
The ARL says Goodbye to Disney Legend, Blaine Gibson (seen here with Floyd Norman). https://t.co/VuNmFSoh6B pic.twitter.com/kbdrO5lk1n
— Disney ARL (@DisneyARL) July 6, 2015
アニメーターで彫刻家、1993年にディズニー・レジェンドを受賞したブレイン・ギブソン氏が亡くなられたようです。上記の写真はアニメーターのフロイド・ノーマンとのもの。D23によるブレイン・ギブソン氏の紹介はこちらです。
ブレイン・ギブソン氏は1939年にディズニーに入社し、その後Fantasia, Bambi, Song of the South, Alice in Wonderland, Peter Pan, Sleeping Beauty, One Hundred and One Dalmatiansなどのアニメーターとして参加。1961年にはテーマパーク部門であるWED Enterprisesに移籍し、多くのオーディオアニマトロニクスのスカルプチャ制作に携わりました。その後、1983年に同氏は引退し、その後はコンサルタントとして活動されていました。
そして1993年、ブレイン・ギブソン氏は等身大のウォルトと、ミッキーをパークに作り出します。「Partners」と呼ばれるこの彫像はディズニーランド、マジック・キングダム、東京ディズニーランド、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークに作られ、世界のパークを見守る存在となりました。
さらに1999年、マジック・キングダムにロイ・ディズニーとミニーが談笑する「Sharing the Magic」を作り上げます。これはのちに東京ディズニーランドにも作られ、ロイの存在を象徴するように、静かにパークを見守っています。
これらの功績をたたえ、ディズニーランドのメインストリートUSAには彼の名前が掲げられています。
そのほか、マジック・キングダムの「The Hall of Presidents」の大統領たちも彼の作品でした。
特にパートナーズ像はその制作者は知らなくとも、東京ディズニーリゾートのファンであれば誰もが知る作品で、ディズニーをかたち作っていた方がまた1人逝去されたのは悲しいことです。次にパークに行かれる方は、ぜひその作品の裏で活動していた方のことをほんの少し思ってみてください。
なお、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに作られ、後に東京ディズニーシーにも設置された、若き日のウォルトとミッキーを描いた「Storytellers」像については、リック・テリー氏が手掛けたものです。
