複数のオーランド系ブログメディアが伝えています。
上記各記事を。最初は確かWDW News Todayが噂として取りあげていた内容だったのですが、どうやら裏が取れたようです。ウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニー・ハリウッドスタジオがオープンしたときから存在し、時代とともにかなり変化のあった「マジック・オブ・ディズニー・アニメーション」が2015年7月12日の営業を持ってクローズするとのこと。公式パークブログなどでの正式な発表ではありません。
このアトラクションでは現在、ムーシュが登場する簡単なスタジオ紹介の映画と、ソーサラーミッキー、ミニー、そして最新の映画(現在はヒロ&ベイマックス)のグリーティング、そしてドローイングクラス、ショップがありました。7月12日をもってショップ以外の施設がすべてクローズするようです(ショップも8月以降はどうなるか不明)
なお、各記事をまとめると、グリーティングはパーク内各所に散らばるようで、専用のエリアまであったミニーのグリーティングはパーク中央の広場(これまでソーサラーハットがあった場所)へ移動、ミッキーはスタジオケータリングエリア(これまでスタジオバックロットツアーがあった場所、トラムの降りたあとのエリア?)へ、そしてヒロ&ベイマックスはこのタイミングでグリーティングが終了するのではないか、と見られています。
はい、ここから昔話です。
おそらく若い方々はこの場所を「グリーティング施設」として認識しているかと思いますが、もともと「ディズニー・MGMスタジオ」という名前だった時代、この場所はディズニーの本物のスタジオとして稼働しており、「ムーラン」や「リロ&スティッチ」を実際に作っていた場所でもありました。アトラクションは「ディズニースタジオを見学できる」ものとして作られており、最初の紹介映像にはロビン・ウィリアムズとウォルター・クロンカイトによる短編作品を見ることもできました。
残念ながらスタジオは2004年にクローズ。結果としてそのメインの見せ物を失ったこのアトラクションは、その後は映画のプロモーション、キャラクターグリーティング施設として稼働しています。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにも似たような施設がありますが、こちらは「本物のスタジオだった」というのが大きな要素でした。
私も2001年に半年ほどオーランドに赴任していたころ、リロ&スティッチの制作真っ最中だったことを思い出します。平日にこのアトラクションに行くと、アニメーターが真剣に動きを調整しているところで、実際に映画を見たときにそれを見たとき、「あのシーンだ!」と驚いたことを思い出します(後半、スティッチが自動車をぶん投げるシーン)。
このアトラクションはパーク開園当初の面影を残すものなので、無くなることに関しては悲しいと思いつつ、「もうスタジオじゃなくなったからなあ」という気持ちも同時にこみ上げてきます。この裏手は旧スタジオの建物が多く、スタジオバックロットツアーのエリアを含めると相当のエリアが開けることになります。このパークについてはスタジオバックロットツアーのクローズから、さまざまな噂が飛び交っているところ。さーどうなるのかな。


関連記事:
なんとDisney Questもクローズという話が。

追記:2015年7月13日
13日以降、「No times available.」表記になりました。
キャストたちとの最後の写真が投稿されています。
Cast Members who have worked with Baymax and Hiro in a group photo with the characters #disney #waltdisneyworld #wdw pic.twitter.com/QPww5rXk5x
— Denise at Mousesteps (@Mousesteps) July 12, 2015
Baymax & Hiro Final Emotional Meet & Greet at Walt Disney World, Hug, Cast Photos & Goodbye: http://t.co/6IRSiTmvmT via @YouTube
— Denise at Mousesteps (@Mousesteps) July 13, 2015
Here's an homage to the Back to Neverland film that used to play in The Magic Of Disney Animation. pic.twitter.com/5B8Y7QSV2l
— Attractions Magazine (@Attractions) July 12, 2015