自分にはクリティカルヒットでしたよ。
2015年6月24日からスタートの「ディズニー七夕デイズ」、イベント取材の一環で初めて特別ショー「七夕ウィッシング」を見せていただきました。その演目自体の感想などをまとめて。
七夕ウィッシング2015とは?
七夕ウィッシング2015は、昨年に引き続き2週間の七夕イベント期間でのみ開催される、ブロードウェイ・ミュージックシアターで開催の特別ショーです。チケットは事前予約制で、1dayパスポートが含まれる形での販売。当日1日東京ディズニーシーを楽しめ、夜18時45分/21時よりショーがスタートします(土日は3回公演)。その上で、チケットは1階席は9300円、2階席は8300円です。東京ディズニーシー現地ではチケットを購入することができませんので、上記サイトをご確認くださいませ。
どストライクでした「七夕ウィッシング2015」(個人の感想です)
まずは、このショーについてはディズニー七夕デイズ取材の一環にて、プレスとして(招待で)見たということを前提に読んでください。ねとらぼでの記事はこちら。入稿タイミングから、このショーについての紹介は写真一枚のみではあります。
びしょ濡れの夏の前に、日本の夏がやってきた:
東京ディズニーリゾートで願いをかけよう 「ディズニー七夕デイズ」を見てきた! – ねとらぼ http://t.co/VdkI7cjgFU @itm_nlabから pic.twitter.com/07Hn1YtlwJ— ねとらぼ (@itm_nlab) June 24, 2015
今回のショーはどうもほぼ前年と一緒だったらしいのですが、結論から言うと私後半で号泣していました。理由は簡単で私の場合は「使用楽曲」。
東京ディズニーリゾートのディズニー七夕デイズは、織姫、彦星という七夕の故事とともに、それとは別に「ウィッシュ」をテーマにしております。そのウィッシュ側の根幹となるのが、もともとウォルト・ディズニー・ワールド、マジック・キングダムで開催している夜の花火「Wishes」のテーマ曲。アナハイムのディズニーランドで行われていた50周年記念花火「Remember, Dreams Come True」でもオープニング、エンディングでまったく同じ曲が使われていたので、海外パークが好きな方ならばあの曲か!とピンとくるはず。アレンジ版は東京ディズニーシー側「七夕グリーティング」でも利用されております(余談ですが東京ディズニーシー15周年もウィッシュがテーマなので、さらに利用されるんじゃないかという期待も)。そういう属性を持っている人(海外厨オーランド組)であれば、このショーは号泣です。
ショー自体の出来についても、「よくできてるなー」と思いました。ネタばれになるのであんまり深くは入り込みませんが、上記動画にもある不可思議な組み合わせの3ガールズのシーンなどは工夫していると思いましたし、何よりも「映画の名曲/名シーンを『Wishes』をキーワードにコラージュし、1つのシーンを作り出す」という、ディズニーパークスが得意とする手法で構成しているのはとてもいいと思います。スクリーンの映像と演者を連動させる演出や、紗幕を効果的に使うシーンなど、シアター設備を面白く活用しています。東京ディズニーリゾートにおいては有料プログラムでしかできなくなってしまったレベルのエンターテイメントでした。
ということで、ショー自体はすごくよくできてますし、七夕のイメージも正しく使われているので、ぜひ、ぜひ見に行ってあげてください。
というのも……意外なことに平日であればチケットは余裕な状況。だからこそ、この記事を急いで書いています。
おそらく、その原因となるのは「価格体系」。こういったショーを望んでいる層がみな年間パスポートを持っているにもかかわらず、このショーが「1dayパスポート込み」の値段設定になっていることが理由でしょう。通常ならば、東京ディズニーシーでほぼまる1日遊べた上でのショーですので満足感は高いと思います(実質ショーは2400円ですし)。年パスユーザーで1dayパスポート分を捨てるとなると、価格をショーのみに反映させることになり、それは劇団四季のミュージカルなどと変わりません。おのずと、クオリティの比較対象が変わってきてしまいます。しかも今年は2年目で、前回は見に行った人が今年はパスしているというのもあるとは思います。この辺が非常に難しい。これはショーのクオリティとは切り離して考えるべき項目のような気がしています。
ショー自体は東京ディズニーリゾートのショークオリティをクリアしていることは間違いありません(上記の音楽補正がなかったとしても)。まだ未体験ならば、是非この機会に。
「七夕ウィッシング2015」、WDWの「Wishes」が曲含めて大好きなら間違いなく行くべき。年パスホルダーのマニア層には心理的ハードルが高いのも理解できなくはないけれど、特別ショーらしい豪華な内容でしたよ。チケットはまだ余裕。http://t.co/VOjaVwZ1fa
— Takeshi Miyata (@mtakeshi) June 25, 2015
(そもそもこのショー、マニア層向けに売ろうとしてるのかがよく分からないのは確か。なので年パス持ってるけど1dayチケットあまるから行きづらいなーっていう、Wishes好きな海外厨にだけ届けばいいや、っていうのが1つ前のツイートです)
— Takeshi Miyata (@mtakeshi) June 25, 2015