興味深い動きが続きます。
Big news: Disney Channel to debut #Tangled animated series in 2017! Details: http://t.co/Ww5PJaCMo6 pic.twitter.com/RFJbm0xFdP
— Disney D23 (@DisneyD23) June 3, 2015
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは2015年6月4日、新たに「Tangled」(邦題:塔の上のラプンツェル)のテレビシリーズをDisney Channelにて2017年より放送すると発表しました。映画のキャストであるマンディ・ムーア(ラプンツェル)、ザッカリー・リーヴァイ(フリン・ライダー)も続投が決定しており、音楽もアラン・メンケン、グレン・スレイターが担当します。また、ディズニー・レジェンドのアニメーター、グレン・キーンの娘であるクレア・キーンがコンサルタントとして参加します。
今回のテレビシリーズは映画とは異なり、2Dスタイルの画風が取り入れられるようで、ディズニーのベテランアニメーター、クリス・ソネンバーグ(魔法にかけられて)やシェーン・プリグモア(レゴ・ムービー、ヒックとドラゴン、アイアン・ジャイアントなど)が参加します。これまでに登場した他のキャラクターたち、パスカルやマキシマス、パブ仲間(Pub Thugs)だけでなく、新たにカサンドラという、ラプンツェルの親友となる侍女も登場します。
あと気になるのは、今回発表されたラプンツェルの髪の毛が長くなっていること。侍女が出るから結婚後(映画のあとのストーリー)なんだろうと思いますが、やはり髪の毛があってこそのキャラクターですからね。
これまでもライオン・キングの世界観を引き継ぎ、シンバの息子が活躍する「ライオン・ガード」が発表されており、映画の続編に相当する作品の発表が続いています。さらにはメガヒット作品「Frozen」も先日正式に続編が発表されたばかり。


ディズニーの続編施策というと、長らくウォッチしている人にとっては悪夢のような時期があったことを思い出し「続編反対!」と思うでしょう。1990年代から2000年代にかけ、前CEOのマイケル・アイズナー政権において、クオリティの低い続編をビデオリリースすることでブランドが毀損(きそん)したという時代がありました。チープなシークウェル(続編)を「Cheapquel」と揶揄し、具体的な作品名は一切出しませんが、それはもうひどい時期がありました。シンデレラIIとか。
しかし、その時代を経験したディズニーがここ最近展開しようとしている続編は、かなり変わった印象を持ちます。これはおそらく、ピクサーの合併&ジョン・ラセター氏がスタジオに入ったことが大きいのでしょう。要するに「いいシナリオが大前提」。Frozenは先ごろ正式に続編を発表しましたが、それまであらゆるインタビューで聞かれていた「続編は出さないのか」に対し、ボブ・アイガーCEOから監督から関係者全ての人が「いいシナリオありき」と答えていたのが印象的でした。これはピクサーにおける「トイ・ストーリー」シリーズのときも同様だったと思います。
というようなことはすでにジム・ヒル大先生も書いているので、ぜひどうぞ。
Rapunzel & Flynn Rider's adventures continue with "Tangled" animated series, which debuts on the Disney Channel in… http://t.co/dPuMrxEoSt
— Jim Hill Media (@JimHillMedia) June 3, 2015
現時点においては日本のディズニーチャンネルでの展開は未定です。一応日本のディズニーチャンネルアカウントも言及しているから楽観できそう。あとは中川翔子さん次第ですね。
「塔の上のラプンツェル」のTVアニメーション製作が発表されました!2017年放送開始予定です。映画でラプンツェルの声優を務めたマンディ・ムーアが引き続き声を担当、曲はアラン・メンケン! pic.twitter.com/86xSs7ROWC
— ディズニー・チャンネル公式 (@disneychanneljp) June 4, 2015