うーむ。とうとう来ましたか…。
.@Disney CFO Jay Rasulo is stepping down from his post at the end of the month http://t.co/GhZCnvhqP9 pic.twitter.com/3WUdadYzyL
— Variety (@Variety) June 1, 2015
ウォルト・ディズニー・カンパニーのCFO(最高財務責任者)、ジェイ・ラズロ氏が2015年6月末をもって現CFO職を退任、その後はCFOであるボブ・アイガー氏の顧問として勤務すると報じられました。後任のCFOはまだ発表されていません。
ジェイ・ラズロ氏は1986年にディズニーへ入社したベテランで、2002年よりパーク&リゾート部門のトップとして、同時多発テロ後のテーマパーク部門を支えつつ、香港ディズニーリゾートやディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの大拡張事業を成功させたという功績を残しました。その後2010年、当時CFO職だったトム・スタッグス氏(現COO)と入れ替わる人事が行われ、財務面からこの巨大企業を支えてきた功労者です。現在のボブ・アイガーCEO政権において、トム・スタッグス氏とともに常に「ナンバー2争いの筆頭」とされていた方でした。

しかし2015年2月、ボブ・アイガーCEOは名実ともにナンバー2となるCOO(最高執行責任者)の役職を新設し、そこにパーク&リゾート部門トップだったトム・スタッグス氏を就任させます(現パーク&リゾート部門トップにはボブ・チャペック氏が就任)。そのため、ジェイ・ラズロ氏の去就には注目が集まっていたところです。
いまのところ顧問として継続ということではあり、なんとなくまだディズニーからは離れない方向なのかとは読めますが、そもそもこんな巨大メディア/テーマパークを運営面だけでなく財務面からも見られる人材は引く手あまたでしょう。これまでも給与面では厚遇されていたようですが、この発表があった後こそ、ラズロ氏の去就が気になります。
オリエンタルランドの社長に就任したりしたら面白いですね(月並みな感想)。