「Avengers: Age of Ultron」は誰が見るべきか

全員です。(以下、予告以上のネタばれなしですが気にする人は公開後に)

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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|映画|マーベル|Marvel

今回のアメリカ旅行にて、1本だけ映画を見てきました。日本では7月に公開される映画「Avengers: Age of Ultron」です。調べたら聴覚障害者向けのクローズドキャプション設備がありましたので、英語字幕をつけて見られました。

さて、この「Avengers: Age of Ultron」(便宜上、アベンジャーズ2と呼びます)。2013年に公開された「アイアンマン3」からはじまり、「マイティ・ソー2/ダーク・ワールド」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と続いてきた、マーベル・シネマティック・ユニバース第2期を締めくくる作品として、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを除く各作品の主役が一同に集まるという大変お金もかかっている超大作。一応アントマンという作品がこの第2期に入ってはいるものの、ほぼ集大成としての作品として、日本のファンからも期待がかかっているものです。

はっきり言いましょう。私の感想は「期待外れ」でした。ただし同時に「期待通り」でもあり、「期待以上」でもありました。

前作「アベンジャーズ」はとにかくスカッとするジャンプまんが的作品であり、クライマックスに向けほとんど何も考えなくてもいい、分かりやすい作品でした。各ヒーローたちを集めた最初の作品でもあるため、チームが作られる過程がきっちりと描かれているということも、わかりやすさを高めるものでした。

ところが……続編であるアベンジャーズ2は、そこをさらに発展させるのかと思いきや、想像以上に「意外な展開」をしていきます。多分ですが、前作と同じものを期待した場合、確実に「期待外れ」となるでしょう。

では、期待通りで期待以上だった点とはなんでしょうか。それはネタばれにならないようにふせつつ言葉を選ばないといけないのですが、1つはヒーローたちのちょっとした「転換」があるのではないかと思います。

主にDC系のヒーロー映画で顕著ですが、例えば「ダークナイト」シリーズ。バットマンは苦悩するヒーローとして描かれています。これまでマーベル・シネマティック・ユニバースにおいてはまだこの路線ではなく、イケイケドンドンなイメージで来ていましたが、とうとうこの転換が出てきました。

そして、もう一つ忘れてはならないのは、マーベル・シネマティック・ユニバースがこれからも2019年までびっちりと続く、ということが挙げられます。特に、(アントマンを除いての直系な)次回作「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」という、マーベルユニバース史においても大変大きなイベントの前作であるということ。前作アベンジャーズは、それまでの第1期作品を見なくても成立した作品として仕上げられていました。今作アベンジャーズ2はそうではなく、この作品が起点として構成されている――そんな印象を得ました。マーベルは2014年10月に2019年までの公開スケジュールを発表しましたが、アベンジャーズ2公開前にそんなに大々的な発表をした理由がやっと分かりました。

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そのため、この作品は単体で論じても、あまり意味はありません。すでに想像できるストーリー部分「ウルトロンを作り出してしまったアベンジャーズが、自らそれを封じていく」という部分はほとんど意味を持たず、それ以外の部分が大変、大変重要なものとなっています。この部分には、期待をはるかに超えた内容がありました。

よってこの作品、誰が見るべきかという問いに対しては「マーベル・シネマティック・ユニバースに今後も付き合っていく気がある人、全員」だと回答します。

日本でもあと1カ月待てば、この作品が見られることになります。そのときの皆さまの反応が楽しみです。そして2016年4月29日(予定)、日本でシビル・ウォーの作品が見られるということに感謝したいと思います。延期がありませんように。

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前にも書きましたが、日本公開までにぜひ「エージェント・オブ・シールド」を見ておくことをお勧めします。超面白かった。

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